急行券の存在感が・・・・・・・・
東京駅!! ただでさえ広い上に切符売り場を探すのは容易なことではない。
新幹線や在来線の特急ならば自動券売機で十分事足りるのだが、急行券ともなると窓口でないと購入しにくいのが現状である。
私の場合、窓口に行かずにホームの駅員に尋ねた。
私:「すいません、急行券を発券している窓口はどこにありますか?」
駅員:「急行券? あなたが乗車する列車名は?」
私:「13時35分発の東海3号です。」
駅員:「申し訳ありませんが、車内にてお求め下さい。 窓口へ直接行かれても同じようなことを言われますよ。」
私:「わかりました。 どうもすいません。」
やはり1愛称(しかも運転本数2往復)の急行のためだけに、機械も人間も配慮しないか・・・・・。
そもそも駅員の応対も、急行の存在を知らないというような感じであった。
しかし、そう言う少ない列車にも私のように乗車を楽しみにしている者もいるのだから、通勤ライナーのように
ホーム上に臨時券売機(ライナー券と急行券どちらでも購入出来るもの)を設置するぐらいの配慮をしてほしいものである。
そう思いながら私は列車を待った。
165系のグリーン車
しばらくして、神田方面から 急行「東海」 が7番線にゆっくり入線してきた。
普通車自由席6両と、グリーン車自由席2両の計8両編成である。
私のお目当ては、もちろんグリーン車だ!
列車のドアが開くと同時に席までダッシュ!! ってあれあれ・・・・。
私の後ろには数十人の乗客が並んでいたのに、車内に入るなり隣の普通車へ移っていく。
「みんなグリーン車の客じゃなかったのか?」
結局東京からの乗客で、グリーン車(4号車)に乗ったのは私のみであった。
この貸し切りともいえる静寂さは、途中の小田原まで続くのであるが、それまでは差席の背もたれを最高にまで倒したり、
座席の脇にある折りたたみ式小型テーブルを触っていたり、前座席の足のせ台に足を投げ出したりと色々なことをしていた。
乗り心地は、(年数が経過しているにも関わらず)すごく気持ちいい!! 特に背もたれを最高に倒したときの状態は、
最近のヘタな1BOX車よりフルフラットになり、足のせ台と併用すると楽に背伸びが出来る程である。 しかも空間が桁違いに
広いため、数時間の乗車でもさほど疲れない。
30年以上も前に登場した車輌にも関わらず、この乗り心地は大したものである。