クリア出来なかった分析
どんな事でも、クリア出来ないのにはそれなりの原因があるはず・・・・・。
そこで、赤字で表記したゲームのなかから数本を例に何故クリア出来なかった
のかを分析してみます。
ラストハルマゲドン(FC)
このゲームは、滅亡した地球を舞台に古のモンスターが、侵略してくるエイリアンと
戦いながら災いの元凶となるものを潰すのが目的で、途中にある数々の謎解きも
行わないと先に進めない。
特に難解なのが、地球上に散らばっている108個の石版を全部探すこと。
それが出来ないと(クリアする上で最も重要となる場所である)塔の中に入れない。
地図や石版の位置を紙面に書き写してみたり、パーティの関連かなと思い(この
ゲームは時間の概念(24時間)があり、ある時間を境に昼と夜のパーティに強制
チェンジさせられ、さらに何百日に1回サルバンの日というものがあり、その日しか
現れない第3のパーティーが存在する。)、全てのパーティに108個の石版を
読ませたりと試みた・・・・・つもりなのだが、どうしても塔の中に入れなかった。
おまけにFC版の攻略本も存在していなかった(?)為に困難を極め、とうとうプレイ
から半年でゲーマーとしては不名誉なドロップアウトをしてしまった。
魔神転生・魔神転生U
(いずれもSFC)
女神転生シリーズをシュミレーションゲーム化したもので、敵ユニットの一部を
会話で仲魔(このシリーズは、仲間になる悪魔をこう呼ぶ。)にし、その仲魔同士を
合体(このゲームではリミックスと言う)させてより強力な仲魔をつくり、
(ロールプレイングゲームなどではお約束の)大ボスを倒すのが目的となる。
とは言うものの、このリミックスというパターンが豊富で、かけ合わせによって弱い
仲魔になっても前の仲魔の魅力的な魔法・特技を受け継いだり、予定の仲魔とは
まるで違う仲魔が出来たり(イレギュラーパターン)などプレイヤーの探求心をくすぐる
イベントが詰まっており、時には1日中それのみを行っていることがある。
私の場合それをやりすぎた為、仲魔に愛着が湧きすぎてボスを倒さなくてもいいや・・・
という気持ちになり、結局完全クリアとまではいかなかった。
(それもTのみならずUまでも・・・。)
ゲーム進行に関しては難しくなく、すんなりクリア出来るらしいので惜しい気もするが、
仲魔を作り育てていくことに感化された私にとってそれは意味の無いものとなっていた。
今回は3つのゲームについて調べて見たが、原因をまとめると以下の2つになる。
・問題を解くのにかかる時間が膨大(半年)で、その割には成果が得られないこと。
・ゲームを進めるうちに自分自身の目的が変わり、ゲーム自体の目的とかけ離れたこと。
実社会のなかでも上記2つのことがきっかけで進路を変え、大方の期待とは異なる道を進んでいく人が
大勢いるでしょう。
たかがゲームごときで大げさな・・・・と思われるかもしれませんが、1つ1つの行動を選択する点においては
ゲームも実社会も大差ありません。
重要なのは、結果がどうであれ行動そのものに感化する気持ちが必要なのです。
どんなささいな事でも考え・感じとり・それによって次の行動を決めるための糧が出来れば、しめたものです。
そうなれば、‘なんとなく’ とか ‘皆がやっているから’ と言う受け身の考えは少なくなると、私は考えます。