「もののけ姫」の感想


はじめに、細かいつまらん突っ込み。
アシタカ他声がどうも自然じゃないのが気になりました。 始めのほうは特にそれを感じて、「いかがなものかモード」に入る所でした。

はじめの1時間くらいは、もう最高。 何故か僕ははじまって30分くらいで涙ちょちょぎれてましたを。 動きで詰められる快感はなんともいえません。
ただし、「見てて分かってくれ〜」な描写が少々高いレベルにあったように思います。 最近エンターテーメント性の高いものばっかり見てたせいかな?

「自然と人間が調和する方法はあるのか?」 主人公アシタカは旅を続けるわけですが。 最終的に、問題はどうにも解決しない。
気になるのは後半、猪の攻撃。 ここらへんどう受け止められるか不安なのです。 問題がすりかわったんじゃ。
ややこしいのはそれに乗じた敵のタタラへの攻撃。 MOTALと思われた人の意外な生還。ただの叙景な話??

最後に「僕はタタラに住む。サンは森へ帰る。」 アシタカは旅に出ていってしまったら面白いかなと思いましたが、 残ってしまいました。ここにいて問題を解決するしかないのでしょうか。 ここら辺の爽快感の無さが、ちょいと残って良いのかな。
動きは良いし、まぁそれなりには楽しめるのですが。

今の所思えるのはそんなくらいです。。細かい所ばかりで全体を掴めないのが悔しい。

最後に、"The princess MONONOKE." に乾杯。この言い方参った。


Copyright by Kenta KIDO, July, 1997