黒白フィルム現像液調合の頁 (工事中)
POTA
高校時代、月の撮影には欠かせなかったフィルム、TP-2415(テクニカルパン)。
このコダックのフィルムは、全紙に引き伸ばしても 普通のASA100のフィルムでキャビネに焼いた位の粒子の細かさがあり、 ぴしっと決まった(4号で焼いてた事もあるが)。 さらに、水素増感法を用いると、ASA400相当まで増感が可能。 知ってるモノクロフィルムの中では最強だと思う。
しかし、最近、長尺フィルムが日本じゃ手に入らないらしい。
テクニカルパンのオフィシャルデータは KODAK Technical Pan Film
このTP-2415によく使われた現像液がPOTAである。

超軟調現像液POTA
水(湯温約50℃) 750cc
フェニドン 1.5g
無水亜硫酸ナトリウム 30g
水を加えて総量 1000cc


この現像液は見ての通りフェニドン系(というか現像はフェニドンのみ) で、 KODAKのTP-2415(テクニカルパン)、FUJIのミニコピーフィルムに使うと超微粒子、グラデーションはばっちり。
20℃10分かくはんでISO-25相当。

D-76
一般的な現像液。増感、減感もこなす強者。 Tri-X、NEOPAN-SS等に良く使われる。 しかし、僕はめんどくさがりだったので、 だいたいT-MAX DEVELOPERの希釈で済ましてた。 T-MAXに使うと白が抜けてくれないので注意。

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