茶臼山(美ガ原)―雨池(八ヶ岳)
2002.9.14
跡部正明
秋霖の続くなかの3連休、これから何回あるかと考え、一生懸命登らなくてはという
ことで3000m峰を目指して出かけましたが、雨の中の山行は意地で歩いたよう
なもので楽しめたものではありませんでした。
9/14(土)雨:
佐久温泉―布施温泉―鹿教湯温泉(泊)
今年は3000m峰に行っていないので、前からテントを買い換え、南アルプス方
面と意気込んでいたのですが天気に期待ができないことから新潟を目指す。ここな
ら今日はダメでも明日は北アルプス、あるいは八ヶ岳に登れるかも知れないと淡い
望みでした。しかし終日、雨で温泉巡りになりましたが、一人での温泉巡りはあま
り面白いものではありませんでした。
8/14(水)晴:
田沢温泉―美ガ原温泉―茶臼山(美ガ原)−蓼料温泉(泊)
この日も天気はよくない、厚く雲が垂れ込めていて今にも降り出しそう。結局、山
行意欲をそがれ、朝湯を求めて田沢温泉まで行く。その後、美が原ならばこの霧で
も楽しめるかと思い赴くが、途中で美ガ原温泉に入浴したので山頂付近の山本小屋
についたころは眠くなり、午睡をとる。その後茶臼山(2006m)を目指す。霧
が深く、視界は5
m程度、草を噛む牛の群れがようやく見える程度。それでも片道1時間で茶臼山まで行きつく。山頂にはご夫人方沢山に案内役のベテラン(男)
のよくあるパターンの団体に遭遇する、何が面白いのか元気よく笑っていた。写真
をとって欲しいと頼むのも憚ったので自動で写真を撮るが、あとで見たらかなり曲
がっていた。
9/16(月)小雨ときどき豪雨
麦草峠―雨池―麦草峠駐車場戻り
小雨ではあるが身支度を整え、縞枯山を目指す。勾配のある岩ころの道は濡れてい
て滑りやすい、苔生した岩と針葉樹の林の景観は魅力的ではあったが、歩くのには
あまり面白くないので引き返し雨池を目指す。こんどは泥濘の道ではあるが先ほど
の岩ころ濡れ濡れよりは歩き易い。1時間ほどで雨池に着く。雨池はすっかり干
上がっており、どう言う訳か湖面の底がひび割れしているが草も生えていない。
対岸まで湖面を横切ることが出きる。このころから雨が激しくなるが、敢えて頑張
ることにする。対岸に着いて再び縞枯山を目指すが、酷い藪こぎで、濡れている
から堪らない。だんだん身体が冷えてくる。ついに諦めて退散となった。再び雨の
中をひたすら戻るが、意地を張って登っても報われることはありませんでした。
霧の中、雨の中の登山は面白いものではありませんでした。今回は2000m峰にしか
行けませんでしたが、3000mを目指さなくてよかったと思います。天候がもう少し
味方してくれて晴れていればよかったのですが。
(完)