甘利山―千頭星山

                               2003.9.14

                                    跡部正明

9月の連休に南アルプスを目指して出かけました。できれば縦走したいとテントをかついでいったのですが、広河原までの林道が土砂崩れで通行止めとなっており麓までも入れませんでした。結局、甘利山で山中泊、翌日は千頭星山になりました。

 

9/14(日)晴:快晴、甘利山山頂は日の出と共に紅い太陽が上がって来た。富士山も期待通りに薄靄の中から姿を現す。

甘利山山頂680m(6:30)は駐車場か30分、山頂で眺めを楽しみ、記念撮影をしているうちに朝方の寒さも和らいだのでセータを取る。いつもの通りで朝メシはなし。快晴で秋の雲が浮かんでいる。昨日からの月が白く丸くかすれて残っているが、それを尻目に大きな太陽が昇ってくる。

 

秋の花が美しい、マツムシソウ、アザミ、リンドウ、キキョウ、秋のナデシコ(ハクサンイチゲ?)、ハクハンフクロウ、ホタルブクロにオミナエシ、もちろん何処にでも咲いているトリカブト、萩の花。赤い天狗ダケものぞいている。マツムシソウは秋になってマツムシが鳴きだす頃に咲くからマツムシソウと言うのだそうな、本当だろうか。トリカブトは季節にもよるのでしょが、秋になり紫が濃くなってより刺激的に迫って見える。

奥甘利に到着(7:30)、笹原でバッタが飛び交い、鳥が囀っているが鳥の名前はさっぱり分からない。皆が秋の日和を楽しんでいる。

大ナジカ峠2004m(10:30)雲の中に入ったらしく、日差しが途切れる。

ここから鳳凰三山の薬師岳が眼前に見えるが、急な登りなので諦める。戻るにしても急な登りを乗り越える。千頭星山戻り(12:00)、甘利山(13:30)、駐車場(13:50

甘利山駐車場の茶屋でコーヒーを頂く、小屋の回りにはアキノキリンソウが咲いていた。草の息吹の中で温まり、汗を流すことの出来た草原の山を楽しみました。

 

9月の山はそろそろ紅葉が始まっており、花もまだ残っており、マツムシソウ鮮やかで、ゆっくり散策を楽しみました。

                                (完)