生活者ネットニュース こだいら No.64 2004/2/20発行
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市民の力を生かそう
「小平元気村おがわ東」開設 旧小川東小学校が1月29日「小平元気村おがわ東」としてリニューアルオープンしました。この2階では、『子ども家庭支援センター』『男女共同参画センター』『青少年センター』そして『市民活動支援センター準備室』の4つが活動を始めています。市民活動がここを拠点に広がっていくことが期待されます。 とりあえず4つのセンターができた 利用する側に立った 開業時間を つくっていくのは これから |
子どもも一緒に まちづくりに参加 〜岐阜県多治見市視察報告〜 1月の後半に、訪問した多治見市では、子どもの権利条例制定に関わる話を伺いました。 多治見市では、1999年より毎年継続的に子ども会議を開催するなど、子どもの意見表明や市民参加を重視したさまざまな取組みを行ってきています。そして子どもをひとりの人間として大切にし、その権利を保障する考えを明確にするため、2003年9月に多治見市子どもの権利に関する条例が制定され今年の1月に施行されました。 条例には、子どもをおとなと共に多治見の将来を考えていく仲間として位置づけ、まちづくりに参加する権利も謳っています。議論になっている他市との合併問題に関しては、子ども会議等の場で、職員も驚くような鋭い意見が出されたそうです。私たちが視察で訪れた数日後に実施予定になっていた合併に関する住民意向調査は、18歳以上に投票権があります。 「子どもに権利を教える事で、子どもたちに責任を持たせることができる。甘やかす事と子どもに権利を与えることは違う」ときっぱり断言された課長、「大変だったが、一諸に関わってきた子どもたちは、確実に成長している。こ の仕事に関わることができて幸せ」と話していた女性職員に感動を覚えました。 子どもスタッフとして関わってきた高校生の中のひとりは、卒業後、これまでの活動を生かしてNPOを立ち上げたいと話していると聞きました。多治見市の子どもの権利条例への取組みの中で、確かに子どもたちは成長しているようです。 視察を終え、あらためて子どもの権利を保障するしくみづくりの必要性を実感し、今後ともさまざまな角度から働きかけていきたいと考えています。 岩本ひろ子 |
岩本ひろ子のどきどきコラム
都市の夜は明るすぎる? |
窓
子育て広場「きらら」が
できること 野村 貴子 |