●小平市営・市立小中学校プールの安全点検について      2006.8.10

埼玉県ふじみ野市の市営プールで、小さな命が奪われた事故には本当に胸が痛みます。
この事故を受けて、小平市のプールはだいじょうぶなのかと心配していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
このような痛ましい事故が二度と起きないことを願い、小平・生活者ネットワークの代理人(市議会議員)が教育委員会より確認した情報を整理してお届けします。

市内3ヶ所の市営プール、全19校の小学校、全8校の中学校すべてを点検しました。

 結果(2006年8月9日現在)

東部公園プール、上宿小学校プール、第三小学校プールは、安全対策が万全。
   使用を続行します。

上記3つ以外のプールも安全は確保されているものの、より確実な対策について未確認。
   すべてのプールの使用を中止、水を抜いて再点検。
   必要なプールは至急工事をします。

【詳細】
すべてのプールについて、排水口等に鉄製またはステンレス製のふたが設置され、ボルトで固定していることが確認されました。⇒これで安全性は確保されています。

しかし、より確実な安全策である吸い込み防止金具の設置がはっきりと確認されたのは、
東部公園プール、上宿小学校プール、第三小学校プール
の3箇所のみ。この3箇所は使用を続行します。

それ以外のプールは、水を抜いてさらに詳しい点検をします。
対象は
総合体育館(中央公園)プール、萩山プール
上宿小、三小以外の17の小学校と全中学校のプール

点検および吸い込み防止金具設置が完了するまで使用中止。
工事完了は8月3週を目途にしています。
学校でのプール使用中止については、学校長より保護者に連絡の予定。

● 小平市営・市立小中学校プールの安全点検はすべて終了しました。
  工事が必要なプールについては吸い込み防止金具の設置を8月25日に完了しました。
                                       (教育委員会からの情報)
 

       ※プールについてのご意見などは小平・生活者ネットワーク


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[容器包装リサイクル法改正]に向けて
 容器包装リサイクル法改正国会請願は、全国で集められた署名、934,560筆をもって第159回通常国会に提出されましたが、6月16日の衆・参両議院の経済産業委員会で「保留」と言う結果になりました。これは継続という意味で、審議未了となります。採択はされませんでしたが、与野党含め多くの国会議員が紹介議員になっていることから、容リ法見直しの内容は、改めて与野党間で協議されることになることが申し合わされ、また今後、関係各省庁でつくられる見直しの検討委員会へ市民委員を加える動きも出てきました。これから始まる本格的な見直し論議に、署名が大きな役割を果たすことを確信し、さらに働きかけを続けていきたいと思います。

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みんな一緒に学べる学校を   2004.2.25
          
 2月24日、3月議会初日に、請願「通常学級に在籍する肢体不自由児の豊かな発達保障について」が採択されました。これは、通常学級に通う肢体不自由児に介助員をつけるよう求めるのが主な内容で、苗村が紹介議員として、委員会で請願者の思いを説明してきました。2月の委員会採択を受けて、この日正式に本会議で採択となったのです。介助員制度は、他の議員も一般質問などで取り上げています。小平ネットは障がいのある子も地域の学校に行って一緒に育つことの重要性を主張し、その環境づくりをずっと求めてきました。これに対して教育委員会は「適正就学」を楯にゼッタイ認めない姿勢で終始一貫していました。
 今回の請願が採択されたことには、とりわけ感慨深いものがあります。もちろん、「適正就学」の看板を降ろしたわけでもありませんし、今度つくことになった介助員も週1日だけという不十分なものです。とはいえ、これまでの教育委員会のかたくなさを思うと、大きな前進に違いありません。これを発端に、障がいのある子が地域の学校を当たり前に選べるよう、はたらきかけていきたいと思います。

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イラクへの自衛隊派遣をめぐって  2004.1

 1月5日、日本青年館で東京・生活者ネットワークが緊急集会「私たちはテロ以降をどう生きるか―イラクへの自衛隊派兵を考える視点―」を開催しました。昨年12月9日イラクへの自衛隊派遣の基本計画が閣議決定され、先遣隊も出発しています。日本の外交・防衛政策が重大な岐路に立っている今、私たちはこれを座して見ているわけにはいきません。
集会では、市民外交センター代表の上村英明さんから、イラク戦争や自衛隊派兵を見る視点の提言がありました。パレスチナ問題との関連、アメリカ国内で外国人労働者、移民、難民などへの取り締まり強化と排除が始まっていること、日本国内では自衛隊のイラク派兵で自衛隊の役割の見直しがされ、治安目的で不法滞在外国人や難民が排除されていること、さらには「グローバル化」の急速な進展によるひずみの原因をテロリストや外国人にすり替えているのではないかなど、この戦争と今の社会を読み解くポイントが示されました。そして、9.11以降高まった「不安感」や「暴力」と闘っていくためには、合理的な判断が必要で、そのために独自メディアによる情報収集や他者への想像力が欠かせないこと、非暴力主義と「正義」を確認することなど、ねばり強く闘う必要性を感じました。また、集会の最後には「1.5緊急集会アピール」が採択され、自衛隊のイラク派遣に反対し、これをとめるために一人ひとりが意思表示し行動することを決意して閉会しました。
小平市議会では、12月議会の最終日に「イラクに自衛隊を派遣することに反対し基本計画の撤回を求める意見書」を賛成多数で可決し、国に提出しています。内容は、イラク戦争に大義はなく自衛隊派遣は許されないこと、平和的な外交努力による解決に全力を尽くすべきというものです。
泥沼化しているイラクの状況やパレスチナで起こっている暴力の応酬を見るにつけ、「力」による解決はなく、かえって反発を助長するものだということがわかります。21世紀を「人権」の世紀とするために、非暴力の闘いがまだまだ必要です。

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