* このたび「金剛院流修験」に伝承し、先師法統(師僧)より傳授戴いた“祈祷札の内符”として用いられる霊符の編纂が一部終了致しました。これを機に広く皆様方に御利用戴こうと公開に踏み切った次第です!
* 古来陰陽道の担い手を陰陽師と云い、奈良・平安の時代には、時に“国家・天皇”迄も動かしてしまう程の権力を持ち、“国家専属”の官僚占術師として活躍をしていました。彼らが扱う書籍や器具類は、国家機密として厳重に管理され、当時陰陽寮に属する陰陽師以外の者が、これらの書籍・器具類を用いたりすれば重大な処罰の対象とされたそうです。
* 中でも呪詛術(符・呪を用いた祈祷)は太古より天上の神符として信奉され、宮中はもとより全国の神社仏閣に於いて、災禍を転じて安心立命を図る幸福の守護として用いられていました。平安朝も爛熟の時代を迎え、十世紀の頃(安倍晴明・蘆屋道滿の時代)に“道教家”の手によって公家社会に、祈祷と称して広く流布されたものであります。
* 一方民間信仰の担い手としての山岳宗教“修験道”に於いては、開祖“役の行者(神變大菩薩)”の頃より、広く効験を認め衆生救済の為に現在でも「お守り」「祈祷札」等の内符として使用され続けております。
* 全ての編纂が終わるには、未だ時間が掛かりますが、順次アップしていきたいと考えております!
清浄なる気持ちに於いて書写し、御利用戴きたいと思います。尚、御質問・問い合わせ・等Topページに掲示板を設けましたので、そちらから御願い致します。