K+S Architecture

■介護老人保健施設　まゆ玉

老人８０人が生活する介護老人保健施設と１９人の療養型病床群を有する有床診療所との複合施設です。建物はウッドデッキの中庭を中心に展開しています。中庭は居住スペースの延長として、外部でありながら内部化し、冬の「からっ風」から生活環境を守るようになっています。

またこの建物の一部は９人のグループケアユニットを形成して、もっと家庭的スケールの雰囲気ある空間を創っています。療養居住スペースの周りは、まゆ玉から紡がれた生糸をイメージした再生木材ルーバー（リサイクル材）で取り囲み、外部環境との緩衝材としてコンクリート打放しの外壁を優しく包みこんでいます。