Word By 藤井美保
愛媛県出身、大阪芸術大学短大ミサワくん、遅くなって済みません。2006年2月6日(月)この日は川田陽子が関西現代演劇賞女優賞に輝いた日である。武田操美ちゃんも同賞を受賞。たくさんの人たちと(えらい人、賞を貰った人、その劇団の人など)と2次回に参加。ご飯を食べたりケーキを食べたりした。ここでミサワ君にお世話になりました。 大竹野さんと小寿枝さんと川田さんとあたしは京橋でもう一回飲みに行きました。次の日から川田さんの様子がおかしくインフルエンザになり、友達の結婚式も×、大人の遠足※1 も×、有給もなくなるという惨事に見舞われました。 同2月25日シャンソンの人たちと「つるとんたん?」に行った後、大竹野さんと小寿枝さんと待ち合わせて「正宗屋?※2」 に行き、日本酒と古賀先生のカステラ※3のお土産を貰う。そしてカラオケに4人で初めて行った。大人のカラオケツァーらしく、そこでは古い歌たちが歌われた。大竹野さんは「ヘイジュード」とか「あんたとかあたいとかいう歌」とか「中森明菜」とか歌って小寿枝さんは「ガンバと仲間達」とか「薬師丸ひろ子」とか。 |
今日は犬の散歩でコケた父の為に川田さんと川西へ行った。父に預けていた白いネコ、サクラを連れてタクシーに乗ると運転手のおじいさんが「ネコですか」と言ったので乗車拒否されるのかと思い固まっていると「ウチはネコ9匹も居るからいいですヨ」といわれた。 「9・・・匹ですか?」川田が言った。「ええ、最初ね。清和台のところにダンボールに入れて3匹捨てられてたんですよね。それで行き過ぎたけど引き返したらまだ居たんで拾て帰ったんですわ。」「それで白い猫が、きれいなのがいましてそれだけ残してもろてもろたんです。それで手術しに行こ思たら5匹子供産んでしもて。また行こ思たらまた産んでしもて、手術代も大変ですわ。」 川田「へェー」 おじいさん「でね、ネコが9匹と犬が一匹居るんです、ビーグル犬が」 川田「犬もですか」 おじいさん「犬も捨てられて可哀想でね」 川田「そんなええ犬捨てられてたんですか」 おじいさん「ええ、かわいそうでね、その犬が。ネコによってたかっていじめられて。」 川田「えー、ネコが犬をいじめるんですか」 おじいさん「ひどいもんですよ。ネコ3匹がね、犬が行くところ行くところフーッて追いかけよるからね。犬が座るとこのうてウロウロしよった」 川田「へェー」 おじいさん「3ヶ月ぐらいでね、ネコがあきらめて仲間と認めよりましたけど」 川田「エサ代なんかも大変でしょーね」 おじいさん「どうしてもね、かわいいからね、大将(自分のことらしい)のもんやるでしょ、かしわとかね。そしたら覚えてもうてキャットフード食べよらんのです。もうこんくらべですわ。でもね、かわいいからまたかしわやってしまうんですわ」 川田「ハハハ・・・ネコも9匹居ると色々個性があるんでしょうね」 おじいさん「そうやね、くろいのはテレビが好きですわ」 川田「ネコがテレビ見るんですか」 おじいさん「ポチタマとか好きですわ」 川田「ポチタマ?ですか」 おじいさん「あれかけたったらテレビの前来てずっと見てますわほんでポチタマが走ったら一生懸命つかもうとしよりますがつかまれへんのですわ」 川田「ハァー追いかけますか」 おじいさん「ほんでテレビちょっと消したるんですわ。そうしたらあきらめて向こうへ行きよりますわ。ほんならかわいそうやからまたつけるんですわ」 川田「へェー」 おじいさん「ウチのネコなんかお手しますで」 川田「えっ?」 おじいさん「小さい時から教えるんですわ。おなか空いてなあきませんで。おなか空いてる時にお手とお代わりしらたおいしいもんやるんですわ。」 捨てネコはどのくらい賢いか? 結論。捨てネコはお手もお代わりもできる。ついでにテレビも見る。犬もいじめる。そしてこの世界に新たなトリビアがまた一つ生まれた。 |