Word By 藤井美保

久し振りの稽古場日記

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清算会&忘年会&お誕生日会

12月19日

12/19はチェサビークというおっしゃれなケーキ屋さんでキムチさんのお誕生ケーキ※1を買った。「プレートに何をお入れしましょうか?」とおっしゃれな店員さんに言われ、うつむき加減に「「キムチさんお誕生日おめでとう」と書いてください。「キムチ」はカタカナでお願いします。」と答えました。 ケーキを受け取ったあたしはうやうやしく扉を開けられケーキの包みを渡されたが、なぜか忍者のようにすばやく姿を消して阪急電車に飛び乗った。

店内に着くとことぶきにいつものおばちゃんがいない。おっちゃんのようなおばちゃんに低い声で「いらっしゃい」と呼ばれ「ここことぶきですよね」と聞いてしまいました。「あー劇団の人やね。2階やで」と言われれて「あーの、いつものお母さんは?」と聞いたら「あーいまお便所」といわれてホッとして2階へ上がりました。

2階にはこずえさんが一人と思ってたらむくっと大竹野さんが起き上がりました。まだ全員で3人のようです。そのうちにタカオカさん、アマノさん、ずすさん、くりちゃんキムチさん一家、タニモトさん、マイト先輩、ムラオさん、真ちゃん、カワタさん、フジタさん、(マイト先輩の先輩)が来て、あっという間にふつーの飲み会に変身しました。海老さんは残念ながらお仕事で来られなかったのですが、来ると言っていた大西さんはなぜか来ませんでした。きっとてんぐになってしまったからかも知れません。

すずさんが初めてガンダムの設立委員会※2へ言った時の話をしてくれました。(スーパー百番で50〜60人の団体90%以上男性)すずさんがいくと「ジークジオン、ジークジオン」といわれてかんげいされたそうですが あまりのおそろしさに2度と行けなかったらしいです。

大竹野さんはタニモトさんたちと ざこねをした時に、タニモトさんのおでこにダビデの星を、そして目の下にくまをかいたのですが、朝、タニモトさんはそのまま電車のホームの鏡で気がついたのにもかかわらず にんまりとしてそのまま電車に乗り次の現場に行ったそうです。

みんなはタニモトちゃんはマゾやと言ってました。しんちゃんはヘンタイではなく変質者らしいです。「じゃあ一番へんたいは誰なの?」と大きな声で聞くと くり山家の子供たちが4人共お父さんを指差しました。

ごめん忘れてました あとで大竹野家の長男長女、そしてムコ候補、よめ候補がきていました。 川田さんはアル中にもどったので、ムコ候補に向かって「あんたもそろそろちゃんとせなあかんで」と若者が一番苦手な説教 と言うものをしていました。 ハルオ君はハルオのくせに「ニュートラル」に出るそうです。きっともうすぐてんぐになるはずです。 なんだかんだで今年も過ぎてゆきます。ことぶきで2000円払ったのは初めてです。

私が大阪行きのホームにいると川田さんがあした「小田和正」のコンサートやろと言って無理やり宝塚行きのホームに連れて行かれました。きっとみんなでもっといい所に遊びに行ったのにずるいです。川田さんはいつもあたしの人権侵害をします。今度は絶対悪い飲み屋さんについてゆきます。

S.P. 今年もくじら日記読んでくださってありがとうございました。北海道の自衛隊のこずえさんのいとこさん、風邪をひかないようにしてください。近畿地方のごく限られた読者の皆さん、忘年会で身体をこわさず、どうか良いお年を!!

※1 キムチさんのお誕生ケーキ・・
衣装協力の栗山ゆう子さんのあだ名はなぜかキムチ。旧姓がキムラだからか?お誕生日おめでとう。

※2 ガンダムの設立委員会・・
劇団ガンダムの設立委員会ですので。念のため。
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千秋楽

12月7日

今日くじら企画「山の声」初めて客席から見ました。今さら言葉を使うこともはばかられるくらい素晴らしかったのですが「オレ、泣いたわ。オレ泣いたわ、もう音楽のところで終わると思ってたのになあ・・・あの音楽のところでなあ・・終わると・・・もうオレ泣いたわ」と打ち上げの席で隣の人でいた九谷さんが、さんざん言葉にしてくれました。

たくさんの人が残って打ち上げに参加してくれました。ねをちゃんとさとちゃんとこずえさんはいっぱい鉄板焼きをしてくれました。栗山家の次男たっちゃんは、一生懸命DVDを売ってくれました。その姿はあまりに健気で国連のCMのようでした。

海老さんは挨拶の後感極まって「しゃちほこ」をしてしまいました。タカオカ社長は結婚がしたくてたまらないマコちゃんのやらしい話と離婚がしたくてたまらない真ちゃんのバイクに対する思いを真剣に受け止めてあげていました。真ちゃんに「離婚するんならあたしと結婚しよ」と持ちかけてみましたがしばらくして「おれ・・もう恋とか結婚とかいい・・」と二枚目ぶられてしまいました。

ワインを開けようとしてワインオープナーがない事に気付き川田さんが「てんぐさーん ワインオープナーかして」と大声を出して、大西さんを呼びました。舞監の谷本さんがワインオープナーを事務所から借りて持ってきて下さいました。大西さんはなぜだか知らないけどこの頃皆に大てんぐと呼ばれているそうです。

大竹野さんが泣きそうになりながら協力してくれた人の紹介をしたあと、ちょうどエレベーターから舞台のせり上がりのように春生君が中華人民共和国から帰国してきました。皆に天津甘栗などをくれました。また、とても流暢な中国語で「私は日本人なので中国語はわかりません。」と言ってくれました。すごい成長ぶりです。

しばらくして眠くなった私は舞台の裏の50センチくらいの通路で一眠りすることにしました。すると子供が来て「誰?ねえ誰?」と聞くので一人になりたかった私は「お化け」と答えました。すると子供が子供を呼んできてさんざん「お化け、お化け」といって踏まれたのでいたたまれず、大好きなすずさんの所へこびる様にイモじょうちゅうをもっていきました。

べっぴんかつ男前なすずさんの周りには当然、男性の取り巻きの人たちがいます。すずさんの横に居た男前に「初めまして」と言ったら「初めてじゃないです。何回かくじら来て手伝ってます」と言われました。大学時代からすずさんが好きで、※1わざわざ長野県からお手伝いに来るそうです。私がこれは日記に書かないといけないと思い最後にもう一度お名前を確認すると、おぐりんがわかりやすいように「この人はちむらさん、千に村かいて千村さんよ」と教えてくれました。すずさんはもてもてだったそうですが、すずさんが千村さんに「やめて下さいよ、もう何でも一度口に出したら全部実名でその通りに書かれますよ」と注意していました。

そうこうしている間に撤収の時間になりました。皆軍隊のようにシステマテックに働きます。あっという間に片付いて、次の行動を教えてもらうべく「マイト先輩」と大きな声で呼びました。「マイト先輩」ことタケちゃんは、「その名前はずっと前に封印したから使うな」と怒っていましたが、最後には「マイト先輩」について来なさいとリーダーシップを発揮していました。「マイト先輩」どこまでもあたしたちは着いてゆきます。

P.S. 次のくじらは19日(金)7:00 INことぶき。お楽しみに。


※1 大学時代からすずさんが好きで、・・
すずちゃんは「違います。そんなん言ったら怒られますよ」言ってましたけど・・

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台本完成

11月24日

今日台本が完成した。最後まで観た。大竹野宇宙が果てしもなく広がっていた。前に、「これ、登山全然しいひん人にでもわかって貰えるやろか?」と大竹野さんがポツリと漏らしていたことがあったが、大丈夫!大竹野さん!!

男たちを書かせたら大竹野さんの右に出るものはいません。もちろん登山と聞いただけで「しんど、めんどくさ、まず、登山靴履いたらそれだけで重いやんか」と感じてしまうスーパーインドアのあたしでも充分感動します。安心してください。

練習終わったことぶきは大竹野さん、こずえさん、すずさん、谷本さん、海老さん、ムラオさん、高岡社長夫妻、川田さん、春生君、あたしの11人で賑やかでした。

ところが台本完成なのにあまりお祝いムードもなく、奥半分は図面とにらめっこしながら話し込んでいるので小さい声で乾杯しました。下座のあたし達は高岡社長※1を中心にあの、皆の母校大東高校がリョクフウカンという名前に変わってとても残念であること、リョクフウカンのカンという字が草冠でまるで介護施設のようであることなどを嘆いていました。

あたしと川田さんは大東高校の出身でははないので、なんだか「カラテの道場」みたいでカッコイイなと思いましたが、大東高校の出身者は並々ならぬ愛着があるみたいです。高岡社長のおっしゃるには広瀬というやつが同じクラスにおって国語の時間になったらいつも「先生それは間違っていると思います」といって先生にギロンを持ちかけ、それが始まると皆は「あーあ、また始まった」といって休憩時間にはいるそうです。

このごろアル中に戻った川田さんは皆の血管を探り始めます。高岡社長は「お父さん」「お母ちゃん」と呼び合って、イチャイチャしています。高岡社長は「お母ちゃん」に魚の骨を全部とって貰っているそうです。

今日は大竹野春生君が一人でパシッてくれるのでとても楽です。あんまりけなげなのに感動したのか、ことぶきのおばちゃんが、春生君ににごり酒のほとんど8合目まで入っている一升びんをくれました。

春生君は一生懸命に自分のボトルをアピールすべく白いマジックで緑のびんに耳なし芳一になるくらい春生と書き込んでいましたが、帰りに「それ、二三日したら味変わるさかいそのまま持って帰り」といわれてスーパーのビニール袋をもらっていました。帰りはやっぱりおばちゃんに100円づつ返してもらってコンビニに行った人もいます。春生君は一升びんがあるので余裕です。

大竹野さんが春生君になにか話しかけているのを見てあたしの隣にいた男の人が「あれ?普通の親子みたいに何か親らしい事を注意してる」といって驚いていました。

もうすぐ12月ですね。ウイングでいっしょに山登りいたしましょう(のんだくれたちと)

※1 高岡社長・・
宣伝美術の高岡さん。最近独立して事務所を構えたので社長。今回はご夫妻で登場。

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てんぐ

11月20日

今日はバスで稽古場に行きました。お芝居もそろそろ佳境で目が離せなくなってきました。詳しくは書けませんが役者さんたちの熱の入った稽古中川田さんは理科の実験※1みたいなことをしていました。

この前のくりごはんの時、村尾さんの事を返事もしてくれないと傲慢な風に書いてしまいましたが、本当はあの時、村尾さんは広げた図面に夢中になっていて他の事は耳に入らなかったみたいです。図面もえという人もいるのですね。今日はことぶきに図面を持ち込む人がいなかったので色々お話をしてくださいました。もとレスキュー隊員であった事、長男である事、最初の芸名は州大であること、ゲイではないこと、今何気なく着ている服はコムサデモードであること、たばこはゴールデンバット、ライターにこだわりあり、etc。何枚でも書けます。

レスキュー隊員で思い出しましたが、こずえさん宅のお風呂やトイレに入っていると、怪しげな男のあえぎ声や「お前、ええケツしてるな」という声が聞こえてきて、最初はびっくりしたり怖かったり、変な想像をしてしまったらしいのですが、ただ単に裏手に消防署があり、そこのオレンジ色の人たちが身体を鍛えている声だったそうです。今では魚を焦がして煙を出しただけでも飛んできてくれるのでとても安心だそうです。

怪しげな男で思い出しましたが、その頃やっと大西さんが姿を見せました。いつもの緑色の重くてきたない米軍払い下げのような服ではなく、黒いジャンバーです。そしていつでもどこでも生きていける装備の入ったトレードマークのリュックもありません。布袋ひとつです。そして川田さんとこずえさんが大西さんの為にわざわざ残しておいたトロロ焼きの真ん中とおでんの汁の底のはんぺんの事を「僕の為に残しておいた?ただの食べ残しでしょう」みたいな事を言うのです

そうです。トロロ焼きの真ん中とはんぺんをおとなしく食べる振りをしているけれど、実は大西さんはてんぐになっているのです。川田さんが「大西さん、てんぐになってるんちゃうか」と単刀直入に聞いたのに、「イエイエそんなことはありませんよ」とニヤニヤしています。そして、「この今着ている黒いこぎれいなジャンバーも3年ぐらい前から着てますやん」とうそぶきます。

てんぐです。大西さんは原因不明のてんぐになっているのです。そしてこれはきっと大西さんには不釣合いな彼女でもできたのではと思い、そちらに話を向けると「僕はバイですからね。あはははははは。」と余裕の笑顔です。

ことぶきの呑み代を1000円づつ払ってなぜか100円づつ返してもらったあたし達は100円を握り締めて駅前のコンビニに入り、めいめいお気に入りのお酒を買って電車に乗りました。その時です。

ワンカップのお酒を熱燗にして貰ってはんかちで巻いて呑んでいる庶民を見下すように、黄金に光る物がちらりと見えました。そうです。大西さんはなんとあのエビスビールを握っているではありませんか。これをてんぐと呼ばずして何と云えばいいのでしょう。

P.S.
今日とっても深い秘密を聞いたので心の広い私は皆様にもこの幸せをぜひ分けてあげたいと思います。
実はタケちゃんの昔のあだ名が「マイト」というのだそうです。でもそれをいうとタケちゃんがひどく怒るらしいです。これからはタケちゃんのことを「マイト」大西さんの事を「てんぐ」と呼ぶことにしましょう

※1 理科の実験・・
本番中使う予定のアルコールランプの安定燃焼に関する考察をしていたんですね。

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くりごはん

11月17日

今日は川田さんの仕事帰りに待ち合わせをして 庄内の稽古場に向かった。途中でお腹が空いたので、時々大竹野さんが台本書きに使っているサイゼリヤに行きました。ご飯をちょこっと食べてビールなんて一口も飲んでないのにいきなり調子の上がった私は大声でちょっとホラー風に「森のくまさん」という歌を歌いながら稽古場に着きました。

建物の前に見知らぬ人が一人タバコを吸っていましたが、川田さんがそっちに向かって「おはようございます」と挨拶をしているではありませんか。よおく見ると下の方に大竹野さんと海老さんと村尾さんがタバコを吸っています。 私は大慌てで「今、「森のくまさん」を歌ってたんですけど聞こえちゃいましたか?」とたずねましたが、皆「いいえ」といったので安心しました。ホラー風に歌ったところが良かったかも知れません。

稽古場のドアを開けるとこずえさんとすずさん※1が居ました。今日はスタッフの打ち合わせがあるらしいです。稽古を見ているとタケちゃん※2が入ってきました。いつもだいたいむつかしそうな顔をしています。 10時ぎりぎりまで通して稽古は終わりました。こおずいのようなセリフの量なのに二人とも全然かみません。感動しました。それとも昨日上別府君たちの斬新で新鮮なお芝居を見たからでしょうか?

稽古終わりに谷本さんから電話があって「ことぶきの2階とっといて」とこずえさんに指令があったので皆でことぶきの2階をとりました。この作戦は成功でした。なぜならことぶきの1階にはお客さんが一人居て、のりのりで次から次へと知らない曲のカラオケを歌いまくっていたからです。

2階の奥にすずさんとノーネクタイのタケちゃんと舞督姿の谷本さんと作業服姿の大竹野さんが陣取り、分厚い見たこともないパンチのカタログや、色んな図面を広げて話し合っています。これはきっと知らない人が見たら大手ゼネコンの孫受けの工務店さんのあつまりに見えると思います。確信はありませんが。

海老さんも一応真剣そうにしていますが、きっと村尾さんの方が海老さんの100万倍真剣にお話を聞いていたと思います。だって村尾さんはこの日記に書くためにいくつかした質問にひとつも答えてくれないからです。

あたしたちもこずえさんと川田さんと三人で打ち合わせをしました。真ちゃん※3が今回は炊き出しに命をかけているらしいのですが、バックステージ※4にしっかりした人がたくさん必要なので真ちゃんのご飯は食べたことないけど今回はバックステージの大事を仕事にして下さい。川田さんもバックステージに行くそうです。わたしは断られるのがわかっているので炊き出しに回ります。あと何人かはバックステージに欲しいそうです。

あっという間に時間がきて、お金を払っているところへ大西さん※5が入ってきました。今からスタッフだけで打ち合わせするそうです。大西さんに「ハイハイ あんたは帰ってブログを書きなさい」といわれたので今日記をかいています。

でもどうしても村尾さんの事を一行でも書きたかったのでやけくそで「何にも教えてくれないならもおいいです」「好きなご飯はなんですか?好きなご飯ならいいでしょ」と」つめよったら「くりごはん」というつぶやきが返ってきました。今日の収穫は「くりごはん」です。

だそくですが・・・私、パンチ※6の色は真っ黒と灰色しかないと思っていたので、あの分厚いカタログにはとても感動しました。

※1 すずさん・・
照明の林 鈴美さん。いつもながらお姿も照明も美しい。

※2 タケちゃん・・
ほんとは役者なんだけど、訳あって今は舞台美術担当。最近成長期を迎えているらしく、会うたびに大きくなっている。

※3 真ちゃん・・
役者の石川真士さん。今回はお手伝いしてくれるそうだ。

※4 バックステージ・・
舞台裏。(まんまですね)今回は色々仕掛けが大変なので役者より裏のほうが多くなりそうです。

※5 大西さん・・
音響さん。セリフはいつも「ハイハイ」で始まる。

※6 パンチ・・
だそくながら・・パンチカーペットです。

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こずえさんのお誕生日

11月7日


今日はこずえさんのお誕生日です。私と川田さんはお誕生日ケーキを買ってまっすぐに稽古場でなくことぶきに向かいました。 入り口にかなり酔っ払ったおっちゃんがいて、川田さんに「学生か」とか「あんたらおばちゃんの娘さんか」とか聞かれました。しばらくしてこずえさんと村尾さんが来ると「どっちの誕生日や」とか聞いていました

おばちゃんは飲み屋さんをやっているにもかかわらず、酔っ払いが大嫌いなので、まだ10時なのに「終電なくなるさかいもお早よ帰り」と酔っ払いの人をだましていました

奥の席には師匠と杉山さんとはるかさん※1がすでに酔っ払っていましたがおばちゃんは気がつかないみたいです。師匠に、今度マンションを引っ越して実家に帰る話をし、「せっかく内装工事やってもらったのにごめんね」と下手にでたのに「このバカ」「あんな淋しい家帰ってどうすんねん」とののしられたのでかなりの酔っ払いぶりです。

二階へあがり海老さんと大竹野さんが来る前に4人でお誕生日ケーキの撮影会をしていると海老さんがお芝居用のリュックと仕事のカバンを下げてやってきて「今、下で、兄ちゃん夜逃げするんか?といわれた」といいました。あの入り口の酔っ払いの人はおばちゃんのウソにだまされていないもようです

みんなでお酒を飲みながら待っているのに大竹野さんが来ません。今日もどこかでひそかに台本を書いているらしいです。「3枚かな」「今日は神が降りてくるのかな」など話していましたが、あんまり来ないのでこずえさんが大竹野さんに電話しました。しばらくして大竹野さんが7枚半の台本を仕上げて上がってきました

「こずえさんおめでとう 台本おめでとう」とまた乾杯しましたがいつの間にか話題がこずえさんが大竹野さんの後頭部を一升瓶で叩いてこなごなにした※2話に変わっていました。「その破片がきらきらと宙を舞って・・・」といっていた海老さんが調子に乗るたびこずえさんが「あんた見てへんやろ」「あれはこつんと当たっただけやから痛ないねん、瓶が勝手に割れてん」と言い切ると、大竹野さんが「そんなことない、めっちゃ痛かった」と言います。

「でも酔っ払ってたら痛くないでしょう」と私が言うと「酔っ払ってても痛いです。」と大竹野さんが言い張るので今度はこずえさんに「こずえさんも酔っ払っていたのですか」と聞くと「私はお酒は飲んでいません」と答えました。

考えるに、裸踊り※3を始めようとした大竹野さんに対してこずえさんは明らかな殺意を抱いており、もしあの時ドラマの様に大竹野さんが血まみれで死んでいたとしたらこずえさんの心神喪失状態は認められず、今頃こずえさんは「女囚さそり座」になっていたわけです。

最後にねをちゃんがにごり酒をもって上がってきました。今日もお開きです。コンビニへ走る人もいました。
海老さんがお酒に意地汚い人たちのために必死でしまりかけたドアと格闘しましたが、あえなく電車は発車し、海老さんとあたしと川田さんで帰りました

※1 師匠と杉山さんとはるかさん・・
○○○○の師匠。今回、くじらの小道具を無理やり手伝わされる羽目になっている。
杉山さんはあうん堂の主宰。はるかさんは作・演出。


※2 こなごなにした・・
粉々になったのは瓶です。念のため。

※3 裸踊り・・
芝居がはねた後、劇場でそのまま打ち上げの宴会の宴もたけなわの頃でした。しかも20年以上も前の話。

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孤高の頂上から神崎川へ

11月3日


今日、夜8時くらいからあったかい缶コーヒーを持って久し振りに庄内の稽古場に行った。入った瞬間ものすごいエネルギーを感じた。男二人※1 の見苦しくも素晴らしいお芝居である。


えびさんと、村尾オサムさんという遊劇体の人である。えびさんはサッカー選手のような縞々の服、村尾さんは後ろに遊劇体のロゴ、腕に温泉マークの様な紋章入りのおしゃれな感じのいでたちだった。台本の出来ているところまで、通し稽古を見せてもらった。

帰りはやっぱりことぶきに寄ることになる。ことぶきではダメ出しもなく、孤高の山から神崎川あたりまで話題は下がり、これ以上あかんやろうという感じの下ねたに ―― 。

まあきっかけはこずえさんの先輩のT氏が、学校の校歌を朗々と歌い上げる生徒会長だった事から始まるが、村尾さんの下の名前とT氏の下の名前がまったく同じで「ぼく縁起が悪いんです。」といいました。

「あの人は僕に「村尾さんは死体でぬけるか?」と聞いた事があるんです。」あたしとこずえさんがえっと、というと大竹野さんが大体のところを教えてくれました。

「でも高校生なんかみんなT先生、T先生というんですよ」と村尾氏はつぶやいた。途中でえびさんが「死体だったら水死体かいいですね。絶対に水死体です」といったので皆に「ぶよぶよですよ」と突っ込まれていました。

次に大竹野さんがT氏に「○○に○○を自分で○○して○○するととてもいいんですよ」と話し掛けられた話をしました。こずえさんが「先輩は私にはそんな事絶対言ってくれない」と不満そうでした。

みんな山頂から下流に流れきったところでことぶきのママが、いいちこの輝く一升瓶を出してきました。お隣で飲んでいたバイオリンさんからくじら企画の皆さんに差し入れボトルという事でした。みんなでバイオリンさんにありがとうを言って遠慮することなく受け取りました。 川田さんだけが「センチュリー交響楽団※2大丈夫ですか?」と心配して見せました。いちおう白いマジックを渡されたので代表して一番字の汚い私がくじらとあいそさんと書きました。

さて終電がせまってきました。みなもう一杯飲めるかどうかさわさわし始めます。バイオリンさんから貰ったお酒でお湯割を二杯作ってもらい4人で分けようという結論に達しました。そこへねをちゃん※3登場。

皆あわててあと10分、後10分とせかします。ねをちゃんは落ち着いてにごり酒を一杯頼みました。 あわてて皆でお湯割をつぎわけ、ねをちゃんの飲みきれなかったにごり酒を大竹野さんが流し込み、ことぶきを後にしました。

いそいで電車に乗ると、半分以上の人たちが駅前のコンビニで缶に入ったお酒を持って乗りこんできました。これはとうしょうさん※4が作った伝統になってしまいました。

阪急をおりてJRに走っているとなぜか谷本さん※5に会いました。こずえさんが打ち合わせをする間もなく、固く再会の抱擁をする谷本さんとねをちゃんでした。

※1 男二人・・
今回はくじら初の二人芝居です。いやーなんというか・・迫力・・

※2 センチュリー交響楽団・・
バイオリンさんはプロの音楽家です。凄い腕前なのに、くじらの打ち上げなんかで気軽に名曲を披露してくれる凄い人です。

※3 ねをちゃん・・
東京〜大阪と幅広く活躍する女優さん。熱い抱擁は持ち技の一つ。

※4 とうしょうさん・・
役者で博士のイシダトウショウさん。しらふで稽古場に来た事が無い。

※5 谷本さん・・
よくくじらにお付き合いしてくれる舞台監督さん。今回も舞監は谷本さん。