Word By 藤井美保
今日は番長会議の緊急招集があり、天王寺で総番、と番長、影番と大竹野さんが集まった。明治屋という、古い店でちびちび飲みながら会議は始まった。
O氏に手伝ってもらっている衣装等のことはもちろん、こういう事態を招いたことについて、他の役者さんたちと、スタッフの人たちにたいする反省、問題点等々話し合ったが、私とK田氏が心配していたのは、ひとりひとりの人に謝れたのか、一緒に続けてもらえるというコンセンサスがとれているのかどうかということだったが、それは総番と大竹野さんがみんなに謝罪しながら、最終的に一緒にやろうと確認できたと聞いて、すごく安心した。
二軒目には総番が「どうしてもみなにくらげをみせてあげたい。」というので、くらげの見えるショットバーに行った。くらげがいた。（K田氏はあくことなく見つめていた。くらげ、好きなんだよ、俺。）
三軒目は、この前一緒に行ったのんべたち酒蔵ツアーの時、最後に総番をおぶらされたB君がバイトしているバイトをしているオキナワ料理の店だった。とうふようは品切れだった。私は、シークアーサーチューハイを飲んだ。この辺からろれつがまわらない。多分、私とK田氏は料金を払っていない。いくらかもわからない。通りで座り込む番長。総番がタクシーを止めて私と番長をおしこんでくれた。
長居につくやいなや、番長はタクシーを飛び出していった。「まにあってよかったね。」タクシーの運転手さんは言った。私は1680円を払ってタクシーを降りた。番長に一体何があったのか、私の口からはいえない。ただ長居公園にお住まいのみなさん。突然お玄関を汚してすみませんでした。 おわり。