くじら企画第18回公演

「夜、ナク、鳥」

大竹野正典劇集成V 出版記念公演

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2003年4月 ラフレシア円形劇場にて上演
さて、今回は昨春発覚しました福岡の看護婦4人による連続保険金殺人事件に着目いたしました。
彼女達が何故夫の殺人に至ったのか、人の心の闇を手探りしてゆく試みであります。
家庭が世界の縮図であるなら保険金殺人というのは、現在も行われている戦争の縮図であるかもしれない。
そんな事も視野の片隅に置きつつ、舞台を大阪に置き換えて、事件を再構築してみようと思います。

人が人を殺める行為はマクロな視点では限りなくコッケイであり、ミクロな視点ではとめどなく切ない。
こんな所に喜劇と悲劇のボーダーラインがあるのかも知れません。

「人の命よりお金大切」という、ある意味リストラなどを含む現代の社会構造を裏付けてしまう犯罪なのであります。
平成の正統派犯罪と申しましても過言ではありません。
これら犯罪の犯人をニュースなどで見かけた折、我々は「なんと、あさはかな」と思う訳でありますが、それと同時に彼らの骨のきしむかすかな音を聞いていないでしょうか?
大竹野正典 (2003年のチラシより一部抜粋)
初演 2003年4月 くじら企画 第9回公演     Photo By アマノ雅広



●場所アイ・ホール TEL 072-782-2000


●出演
林加奈子((株)MC企画)小栗一紅 大熊ねこ(遊劇体) 後藤小寿枝
戎屋海老 秋月雁 九谷保元 栗山勲 石川真士 大竹野春生(第一次反抗期)

●日時 2014年
  @7月19日(土)PM6時00分 開演
  A7月20日(日)PM1時00分 開演
  B7月20日(日)PM5時00分 開演
  C7月21日(月祝)AM11時00分 開演
  D7月21日(月祝)PM3時00分 開演

※受付開始は上演の45分前、開場は30分前とさせていただきます。
●チケット料金
  ■前売券3000円
  ■当日精算券3000円
  ■当日券3200円
  ■中高生券1000円
※ただし、出版記念公演につき、劇場で本を購入いただいた方は2500円とさせていただきます。