◆ラフレシア円形劇場際

◆お話

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「上演時配布パンフレット」より

ご挨拶にかえて
本日はご来場ありがとうございます。昨年五月に発案され、九つの劇団、プロデュー ス企画が運営して参りました「ラフレシア円形劇場祭」の一番手として、また三ヶ月近 く建ち続ける「ラフレシア円形劇場」の柿落とし公演として、役者、スタッフ共々、 張り切って務めさせていただきたく思います。

　さて、今回は昨年春発覚しました福岡の看護婦4人による連続保険金殺人事件に着目いたしました。 彼女達が何故夫の殺人に至ったのか、人の心の闇を手探りしてゆく 試みであります。

　家庭が世界の縮図であるなら保険金殺人というのは、現在も行われている戦争の 縮図であるかもしれない。そんな事も視野の片隅に置きつつ、舞台を大阪に置き換えて、 事件を再構築してみようと思います。

人が人を殺める行為はマクロな視点では限りなくコッケイであり、ミクロな視点ではとめどなく切ない。

こんなところに喜劇と悲劇のボーダーラインがあるのかも知れません。終演後に皆様と お酒を酌み交わしつつ、歓談できるのを楽しみにしております。　再見！

大竹野正典

◆ キャスト表 ◆

◆登場人物◆	◆◆◆◆
看護婦　ヨシダ	林 加奈子
治験コーディネータ　ツツミ	川田陽子
看護婦　イシイ	小栗一紅
看護婦　イケガミ	後藤小寿枝
ミチロウ　（入院患者）	秋月　雁
ヒデキ　　（先生、ある時は密猟者）	戎屋海老
エイジ　　（イケガミの夫）	風太郎
ゴウ　　　（イシイの夫）	森田太司

◆ スタッフ表 ◆

◆◆◆◆
舞台監督	今井康平
舞台美術	武川康治
照　　明	池辺　茜
音響効果	大西 博樹
宣伝美術	高岡 孝充
制　　作	番長会議