無理やり堺筋線演劇祭参加
「サヨナフ」
― ピストル連続射殺魔ノリオの青春 ―
ウイングフィールド提携公演
三年前の夏、私はこの作品を書くに当たって、永山則夫に関する書物をむさぼり読んだ。
しかし、その世界に 耽溺する程、彼の存在が、生々しい肉となって立ち現れ、私は日夜彼の亡霊にうなされ、悩まされ続けた。
深入 りすればする程、永山則夫が嫌いになる。彼がもし隣人であったなら、出来うる限り彼を避け、傍に近寄る事な ど無かったであろう。
彼と暮らしたあの夏(本当にそう思っている)を、今でも時々思い出す。背筋に怖気が走る。
一ヶ月練習した 書きかけの台本を破り、役者の迷惑も顧みず、私は七転八倒した。
本番一週間前にかろうじてあがった台本に、 私は不安と恐怖を憶えた。
永山則夫よ、この芝居は少しでも君という人間を伝えられただろうか?過酷過ぎる人生を送った君の純真と矛盾を、少しでも表現できたのだろうか?
私の背中に永山則夫がピストルを突き付けて立っている。
私はしかし、脂汗をかきながらも、これが私の芝居 なのだと開き直り、射殺までのテンカウントを数えている。 大竹野正典
(2005年当時)
※チラシ裏面のこりっちのURLが間違っております。
大変申し訳ございませんが、ご予約はメニューページのこりっち画面からお申し込みくださいませ。
■作:大竹野正典
■演出:くじら企画
■出演
秋月雁 戎屋海老 九谷保元 栗山勲 下村直裕(劇団大阪新撰組)
藤井美保 小栗一紅 森川万里(桃園会)
■スタッフ |
舞台監督 | 谷本誠 |
照明 | 林 鈴美 |
音響 | 大西博樹 |
小道具 | 柴垣啓介(劇団ひまわり) |
制作 | 秋津ねを(ねをぱぁく) |
製作 | 塚本修 後藤小寿枝 |
■日時 2017年 |
@12月15日(金) | PM7時30分 開演 |
A12月16日(土) | PM1時00分 開演 ☆ |
B12月16日(土) | PM6時00分 開演 |
C12月17日(日) | PM2時00分 開演 ★ |
☆ アフタートークあり 福本 年雄氏
★ アフターイベント「観劇講座」あり 広瀬 泰弘氏
□チケット料金□ |
■前売券 | 2800円 |
■当日精算券 | 2800円 |
■当日券 | 3000円 |
■中高生券 | 1500円 |
※受付開始・開場は開演の30分前です。 |