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「夜会」2016年1月から4月までのラインナップ決定いたしました。今回は、未公開作品が続きます。

1月は「動物園物語」。
エドワード・オールビーの名作を大竹野が演出。1995年〜1996年にかけて、場所を変えて3回上演されています。今回お届けするのは、2回目、ウイングフィールドでの公演です。
犬の事ム所の最後期、自分の作劇に疑問を持ち始めた大竹野が、既成の名作に演出として挑んだ作品です。(一般未公開)

2月は「サヨナフ」再演版です。
一部役者の入れ替えはありましたが、ほぼ初演と同じ役者での再演です。―― ピストル連続射殺魔ノリオの青春 ―― という副題がついており、永山則夫の事件を描いたものです。2005年、ウイングフィールド再演博覧会参加作品。

3月には「夜が掴む」1988年の初演版です。
この頃の作品は記録映像として残しているのみで、この初演版も未公開作品です。団地の階下から聞こえるピアノの音がうるさいと、階下の家族をてに掛けてしまった男の事件を下敷きにしています。
当時、テアトロインキャビン戯曲賞の佳作を受賞し、1992年には役者を変えて、ウイングフィールド再演博覧会にて再演されました。この作品はその後出版記念公演などで近年にも上演され、作品の完成度の高さを示しています。

そして、4月は「一家団欒」。
1987年上演されており、「夜が掴む」よりもさらに遡り、もちろんこちらも未公開作品です。大竹野がかなりの場面で出演していることも、今となっては珍しい作品です。この作品は初めて大竹野が殺人事件を手掛けたもので、後年に至る一連の事件ものの始まりの作品でもあります。ここで取り上げられるのは、金属バット殺人事件として当時世間を驚かせた事件です。物語では、自身が殺害した両親の待つお墓へ、犯人である息子が、亡くなった後戻ってゆくという場面から始まります

未発表の古い、編集されていない映像は、これまで資料として保管されてきました。
画像は荒いものの、当時を知る貴重な映像です。

皆様のご参加、お待ちしています。
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