雪間草


人と言うモノは勝手なモノだ。冬が寒いのは当たり前、誰でも知っている、いやソレ以前の自然の摂理だと言うのに。なのに普段より少しでも寒いと『厳冬』と騒ぎ、しかし暖かければ暖かいで『暖冬』だと騒ぐ。万象と言う『大河』の流れから見れば、こんな多少の気温の変動など、川面を乱すさざ波の様なモノ。
なのにそんなコトに、ココまで大袈裟に一喜一憂するとは。そう、昨夜ひっきりなしに訪れていた二年参りの客人達が口々に零していた『寒い』と言う言葉を思い出し、ふっとヒトイキ。でも同時にも、思う。そうやってそんな些細なコトにも、ココまで心を砕けるというのは、この地の人達の心が穏やかでそして、柔らかいと言うコトの何よりの証拠。慌ただしい、正に『心を亡くす』と言うその字の様に忙しい日々に身を置いていたら、そんな変化には気付かない。だったらコレは寧ろ、喜ばしいコトなのかも。ならば出来ていないのは、目くじらを立てた俺の方、か。そんなコトを考えながら、薄く雪を被った参道を歩いていた時。
”そう言えば・・・”
ふと脳裏を過った顔に、くすり。ああそう言えば、アイツも寒いのが嫌いだと言っていたな。良く学園の射場の隅で、あの大きな背を丸めて幼い顔で、口を尖らせて零していた。だから思わず、
『・・・そんなに寒いなら、先に戻れば良い』
ナニもソコまでして、此処にいるコトはナイだろう。そう、纏っていたコートを頭から被って寒がる様子を苦笑で見つめて、ヒトコト。すると。
『イヤですよ、そんなの』
返って来たのはそんな、まるで子供の様に拗ねた口調。どうして、寒いのだろう。だったら寮に帰って、温かい物でも飲めば。だからと更に畳み掛けると、丸まっていた身体をすっと起こして、こちらへと近付いて来る長身。そして俺のすぐ脇に立ち、ふわりと浮かべる笑みと言葉。確かにココは寒いけど、でもアナタが居る。寮は暖かいけど、でもアナタは居ない。
『だったら、俺が選ぶ方は決まっている・・・』
そんなヒトコトと共に、降ろしていた手に添えられる冷えた手。囁きかけて来る、声。でも、出来たら早く上がってくれると嬉しいかな?俺が凍えて倒れる前に。言いながら、取った手に送って来るキス。その触れた唇の冷たさに、しかし乗せられた音色の甘さに、内心でまた零す苦い笑い。そしてその手を軽く振り解いて口にする、彼と付き合う様になってから少しは上手くなったつもりの、軽口。構える、肥後三郎。判った、ソレではもう少し射るとするか。えっ、何ですって?ソレに、凍えてしまうと言うなら凍えてしまえば良い。静かになるし、俺も集中出来る。もうっ、篠宮さんっ(笑)
「そうだ・・・、な」
思い出した、過日のそんなやり取りに、また苦笑。性根が優しく、オマケに案外と甘ったれだったアイツを思って、敢えてナニも言わずに帰省をしたというのに。なのに今、こうして思うのはその彼のコトばかり。そうだ、正に出来ていないのは俺の方だ。そんな呟きと共に、着物の合わせから取り出すのは、縁起物だからと毎年家族でイチバンに引く、自宅の神社の神籤。ソコに記されている、正月用に縁起の良い札を少し増やしてるにも関わらず引き当ててしまった、ある意味では強運であるかも知れない「凶」の文字に、ふっとヒトイキ。そして。
「願望、叶い難いが半より案外安く叶う・・・」
失物、出ず遅ければなし。相場、売れ持てば損。と、書かれた文面を目で追いながら、ゆっくりと足を運んで降りて行く、社から鳥居までを結んでいる石畳の参道。もう夜も、大分更けた。出掛けに見て来た社務所の時計も確か、11時を回ろうとしていた。昨日の大晦日ならば、この時間でもまだまだ頻繁に、参拝客は訪れていた。しかし元日の夜となる今夜はもう、見下ろした境内の外の道を歩く人影すら、ぽつぽつとまばら。朝から夕暮れ時まで降っていた雪も恐らく、出足に歯止めを掛けているのだろう。なのでこちらも早じまいをして、家族でゆっくりと雪の正月を過ごそうかというコトになり、参道の石灯籠の灯りを落としに降りて来たのだが。
「ナン、だ・・・」
なだらかに下る参道の中腹辺りまで降りて来たトコロで、不意に鼻をくすぐった匂いに、首を傾げる。何だろうコレは、ヒドく甘く柔らかく、しかも確かにドコかで嗅いだコトのある、匂い。そう、絡み付く様な芳香を脳裏で膨らませながら漁る、記憶の引き出し。そしてぴん、と来る。ああ、コレは花、ソレも百合の花の匂いだ。学園の射場の、矢取り道にも咲いている白い百合、ソレと同じ香りだ。しかしどうして、どうしてその匂いが、今ココに漂っているのだろう。
花好きの母は、この参道の両脇に沢山の花や灌木を植えて、世話をしている。だから春先にはこの辺り一面、様々な花や若葉の香りで満たされる。その中には確か、百合もあったと思う。しかし今は真冬で、オマケにこんな雪の夜。こんな時期に、これ程までに強い香りを放てる盛りの百合など、ある訳がナイ。そう、思わずその香りに引き寄せられる様に、見ていた神籤を胸に仕舞い、更に歩みを進めて行くと。
「・・・良かった、間に合ったみたいだ」
視線の先、灯籠から漏れるオレンジ色の光の向こうに、すっと現れた姿。ソレは白い雪景色の中を白い息を吐きながら、そのふたつよりも更に白いコートの裾をひらりと返し、ゆっくりとこちらへと向かって来る。その背格好に、闇の中からすっと浮かび上がって来た穏やかな表情の顔立ちに、思わず詰まる息。零れる、小さな声。だってソレは、つい今しがたまで自分が思い返していたあの射場での出来事の中の人物、そのものだったのだから。そんな俺の目の前、
「Happy Birthday、そしてHappy New Year・・・」
おめでとうございます、篠宮さん。そう言って笑ったアイツの腕の中、今にも零れそうな程に大きく花びらを開いた真っ白な百合の花束が、冬の風にふわりと揺れた。



「ニューイヤーカードを、送ろうと思ったんです」
言いながら、冷えた手を通された客間の隅に置かれたストーブに翳す、横顔。ニューイヤーカード?ああ、年賀状か。はい、でも俺、アドレスブックを寮に置いて来てしまって。だから臣にメールをして、篠宮さんの住所を聞いたんです。そしたら、折り返し電話をくれた臣が。
『篠宮さんには、ニューイヤーカードよりもバースデーカードが良いと思いますよ』
『え?どうして?』
誕生日ですから、あのヒト。誕生日って、一月一日がかい?はい。
「・・・イジワルですね、どうして教えてくれなかったんです」
俺のコト、嫌いなんですか?篠宮さん。そう言い、温まるからと手渡していた甘酒のカップを脇に置いて、ずいっとにじって詰める距離。恨めしそうに細めて、アイツのコートを鴨居に吊るしていた俺を見上げて来る、色のキレイな瞳。嫌いだから俺のコト、避けたんですか?知ったらまたウルサいからって、だからさっさとイギリスに追い出そうって、そう思ったから黙ってたんですか。そして口にする、自分と二人だけの時にだけ使う『俺』と言う一人称。それらにじりっと追い詰められる、心。肌が尖ってささくれそうに寒い夜だと言うのに、変に暑く火照る頬。気まずく逸らす視線。そして、詰まる言葉。ば、バカを言えっ、そんな訳はナイ。
「寧ろ・・・、その逆だ」
お前は情が厚いから、だから俺の誕生日が元日だと知ったら、こっちに残っただろう。切り返しには、きょんとした表情でさも当たり前そうな声で返事をしながら、立ち上がる様子。ソレは勿論ですよ、当たり前。だって、篠宮さんの誕生日ですよ?俺が祝わなくて、誰が祝うんですか。そして、言葉と共に肩へと伸びて来る、仕草のキレイな長い腕。ソレをさり気なく払い除けながら背を向け、続ける言葉。そうだろう、そう思ったから黙っていたんだ。篠宮、さん。
「普段はずっと、寮暮らしなんだ・・・」
だからせめて正月くらいは、家族ミンナで過ごさせてやりたい。俺はそう、思った。親御さんだってきっと、同じコトを思っている。妹さんも、そうだろう。
言いながら、ふっと伏せる視線。するりと離す、近付いていた身体と顔。そうだ、確かにあの時の俺は、そう思った。だから皆よりも一足早く、クリスマスから家族でイギリスに行くと伝えに来たコイツには、ナニも話さなかった。そう、コレで良い。幾ら俺達が、他の寮生達より少しばかり『近しく違う関係』を持っている仲だと言っても、コイツの生活に俺がソコまで入って良いと言う道理はナイ。だから黙っていた、ナニも言わなかった。そう言う訳、そういうつもりだった。しかし結局、俺はこの数日の間、そうやって送り出したアイツのコトばかりを考える日々を送ってしまい、そしてアイツも結局、こうして帰って来てしまった。その事実に、内心でニガムシ。七条も、余計なコトを言ってくれる。コレでは俺が口を噤んだ意味が、全くナイじゃないか。しかしその反面、このコトを心のドコかで喜んでいる自分がいるコトも、確か。自ら進んで知らせなかったクセに、ドコかで呼んでいた。ナニかの拍子に気付きはしないか、気付いたなら電話の1本も、掛けはしないか、と。そんなコトを考えていると、
「・・・臣のコト、怒らないで下さいよ」
するりと掛けられた、まるで俺の胸の内を全て見透かしているかの様な、ヒトコト。次いでそおっと伸びて来るのは、今しがた払ったばかりの筈の腕。その腕が優しくゆっくりと後ろから、着物の背を腕を抱き締めて。そして最後に、まだ少し冬の空気の匂いのする髪をふわりと揺らしながら、肩口に覆い被さって来る、細面。その口が、囁く。臣は俺に『篠宮さんの気持ちを汲んでやれ、判ってやれ』って、言ったんです。臣が、アイツがですよ?でも俺は、耐えられなかった。臣の言うコトもアナタの気持ちも、ちゃんと全部判ってはいたけど、でも。
「でも、我慢は出来なかった・・・」
言いながら、まるで子供の様に縋って来る身体。しかもその腕は肩は、少し震えていて。だからまだ寒いのか、大丈夫かと問い掛けると、
「違います、傷ついてるんです、俺」
返って来たのはそんな、くさりと来るヒトコト。その言葉の意外さに、思わず首を捻って後ろを向きながら、更なる問い掛け。傷つく、どうして。だって、今の俺にとっての篠宮さんって言うのは、家族よりも何よりも大切で大事なヒトなんですよ?なのにそのヒトの誕生日を、他の誰かの口から教えられるだなんて。成瀬、ソレは。アナタは気を使ってくれたのかも知れないけど、でも、でもソレを聞いた時の俺の気持ち、判りますか?成瀬。
「・・・すまなかった」
そんな風に取られるとは、思っても見なかった。言いながら、柔らかくさすってやる、自分を抱く腕(かいな)と、肩口の頭。俺としては、お前を思ってしたつもりだった。しかし全ては余計なお世話で、しかも裏目に出た様だ。本当にすまない、謝る。するとぎゅうっと強くなる、腕からの圧。でも反対にか細くなる、声。いえ、良いんです。俺がだらしないだけ、篠宮さんの気持ちをちゃんと受け止めきれない俺の、勝手なワガママですから。その様子に、込み上げて来る堪らない愛しさ。普段はあんな小洒落たコトばかりを並べ、歳よりも遥かに大人びた雰囲気を醸し出してるクセに。なのに時折、その歳よりもずっと幼く脆く、拙い姿を見せたりもする。そうだ、そうだな、お前はこういうヤツだったっけな。だから自分も素直に口にしてみる、
「安心しろ、成瀬・・・」
いつもだったら絶対に言えない様な、ナニも纏わないハダカの気持ち。実は、俺もお前に負けず劣らずの、勝手者だったんだ。自分でそうすると決めたクセに、ドコかでお前を呼んでた。本当だ、さっきもお前を思っていた。言葉に、ふっと上がる顔と声。え?そう、なんですか。ああ、だから焦った、お前が現れた時は。笑うかも知れないが、こうも思った。
「・・・まさか、俺の想いが海を越えて飛んで行ったんじゃあナイか、ってな」
軽口に、ようやく綻ぶ腕のチカラと、肩越しに覗いてた険しい表情。そして返る、普段のアイツらしい明るい声での切り返し。はは、実はそうです。聞こえたんです、篠宮さんの俺を呼ぶ声が。そうか、参ったなソレは。どうして?参るコトなんか全然ナイ。篠宮さん、俺を呼んで、俺を想ってくれたんでしょう?
「だから来ました、俺・・・」
時間がなかったから、ナニも用意出来ませんでしたけど。でもせめて、花と俺の言葉くらいは直接、アナタに渡したいと思って。そう言いながら身体を離し、俺の前へと立ったアイツが上着の胸から取り出したのは、キラキラした箔の飾りが眩しい、一枚の白いカード。だから送るつもりだったイヤーカードを、バースデーのメッセージカードにさせてもらいました。そして、手にしたカードに軽いキスを送り、差し出す笑顔。どうぞ、受け取って下さい。その言葉に促されて開く、受け取ったカード。するとソコには見慣れた文字が、やや崩れたカンジで枠の中イッパイに、並んでいた。その密度の濃さに、思わずくすり。すると
ソレを、乱筆を笑われたと取ったのだろうか。屈み込んで一緒にカード覗いた顔が、苦い表情でフォローを入れて来る。うわ、飛行機の中で書いたんで歪んでますね、スミマセン。大丈夫だ、ちゃんと読める。そうですか?良かった。ああ、ソレにお前の字の汚さは、今に始まったコトじゃあナイ。そんな、ヒドいなあ。
「色んなコト、書きました・・・」
お祝いは勿論ですけど、他にも沢山、色んなコトを。そんな囁きと共に、するりと撫でるカードの文字。普段は言えない様なコトも、イッパイ書いてみました。その言葉に、またくすり。言えないコト?お前に言えないコトなんてあるのか?初耳だな、ソレは。あっ、失礼だな、ありますよ。いつだって俺、言いたいコトの半分も言えていないんですから。アレだけ喋っていてか?全く。
「いつ・・・、こっちに」
「今日の昼過ぎです、代理店じゃ良い便が取れなかったから、空港でずっとキャンセル待ちをして」
ソレで、運良く一席だけ空きが出た便に飛び乗って来ました。ソレから此処まで、一気に電車で。この後は、どうするんだ。さあ、どうしましょうかね。取りあえず駅まで戻って、ホテルか何か捜すか。
「ソレとも、寮まで戻るか・・・」
言いながら、ひょいと竦める肩。その、相変わらずな様子に思わず零す、苦い言葉。馬鹿者、この年始にホテルなんか取れる訳がないだろう。ソレに寮へ戻ると言っても、この時間にこの田舎じゃあ、電車はもうナイ。あ、そうですね。俺が乗って来たの、結構最後の方だったし。タクシーを使うにしても、ソレだけ急いで出て来たなら、手持ちはそんなにナイだろう。あは、大当たり。実は財布とパスポートしか、持って来てません。しかも中身の半分は、両替した外貨で。
「参ったな、ナンかこう、勢いで来ちゃったのは良いけど」
でも後が台無しですね、カッコ悪い。言いながら、恥ずかしそうな表情でくしゃりといらう、今は束ねていない、長い栗毛。その顔に向かい、
「・・・今は正月、ある意味で神社は『掻き入れ時』だ」
受け取ったカードを胸にしまいながら、ぼそりと告げる言葉。恥ずかしいから小さく、でもウソではナイから、しっかりと。だからもてなしは出来ない、お前のコトもこき使う。篠宮、さん?ソレでも、ソレでも良いなら。
「ココに・・・、居ると良い」



そして翌日。昨日の寒さと雪がウソの様に明るく澄んだ空の下には、着慣れない袴の裾と雪駄に悪戦苦闘しながら、雪の参道を歩くアイツの姿。母はアイツが抱えて来た花束の百合を、大喜びで家のあちこちに活けて歩いた。父と祖父は、アイツの派手な見た目からは想像もつかない、折り目正しいしっかりとした立ち振る舞いに、好感を持ってくれた。病弱なせいで中々外に出られず、そのせいですっかりと引っ込み思案になってしまっていた弟も、アイツの優しい物腰や明るい笑顔、そして。
「良かった、まだ少しあったよ」
そう言って差し出した、機内サービスで出たんだと言うキラキラとしたラッピングを纏った洋モノの菓子達と珍しいコインの山に、あっさりと懐いて心を開き、しまいには『由紀兄』と言いながら後を付いて歩く始末にもなった。そうして、一同揃ってこの飛び込みの来客を快く受け入れ、歓迎してくれた俺の家族。でも。
「ナニをしている、こき使うと言っただろうっ」
「待って下さいって、初めてなんですから袴なんてっ」
でも恐らく多分、アイツの来訪をイチバン喜んでいるのは、この俺。そう、母が慌てて丈と裄を出して仕立て直してくれた俺の着物と袴を纏い、きりっと束ねた鮮やかな色の髪を揺らしながら、まるで大きな犬の様に参拝客の間を縫ってこちらへと向かって来る様子を見つめながら思い出すのは、昨日の神籤の一文。




「運勢・凶」

願望・叶い難いが半より案外安く叶う
失物・出ず遅ければなし
相場・売れ持てば損
旅立・計画を充分に



待人・遠方から来たり

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お、遅れ過ぎだよっ!と、もはやお詫びの言葉も出尽くしたカンジですけど、とりあえずハピバです、なるっち&篠宮v 
そして今年もまた、この激細道をひた走る気マンマンな私です。皆様どうか、生ヌルい目で見てやって下さい。
思い返せばこのネタ、年末にテニスサイトの方のコのBDネタを黒須さんにアレコレと伺ってた時に出たモノです。
「篠宮も誕生日が1/1だから、結構暗に拗ねてたりするかもねv」「あー、かも知れなーい」とかなんとか、そんなコトを話してて。その時に颯爽と私達の会話の中に現れたのが、テニスの王子様こと成瀬由紀彦(笑)
なので「じゃあ誕生日も兼ねて、成篠で行きますか」と相成った次第です、はい。
や、でも結構ハマったんじゃナイかと思うんですけど。ど、どうでしょうかね・・・?

ちなみに「雪間草』とは季語で、植物の『ふきのとう』のコトを差すそうです。
冷たい雪をそっと割って咲く、ふきのとう。
そんな風に、いつまでもどうしても突っ張ってしまう篠宮の殻を、紳士の笑顔で仕草で優しく割ってあげて下さい。
最後に、おめでとう篠宮。コレからも皆に愛される、素敵なアナタでいてくださいv