めりーくりすます!

小話付きです。
絵も文も全くクリスマスらしくないです。
微妙な縛りが出ますので
苦手な方はスクロール無しでお願いします。
本当にすみません。
































 どうしてこんな事をしてしまったのか。
 己にさえ判らぬ衝動に突き動かされ、それに逆らうことなくそのまま
山本がクリスマスプレゼントだと雲雀に渡した、煌びやかな包装が施された四角い箱に絡みつくリボンに手を伸ばした。

 しゅるっと軽い衣擦れの音を立てはらりとほどける。

 その様が、これから行われようとしている目の前の愛しい獲物を暴く儀式を連想させ、形容し難い高揚感が背を駆け抜けた。

 つるりとした質感の真っ赤なサテンのリボンで、右側の手首と足首を一纏めにしてぎっちりと結わえる。
 右が終えたら今度は左。右側で余ったリボンを鋏で切り離し同じように解けないように何度も念入りに縛る。

 手足の自由を封じた後、手にした鋏で少しずつ山本の衣服を切り落としていく。
 時折冷たい金属が腹や胸を掠めるものだから、その度に僅かに身動ぎする様が楽しくて、
態と鋏の刃のない部分で、ぷくりと淡く色づく胸の突起を捏ねる。
 直に触れた訳ではないのに、金属を伝いそのふくらみが芯を帯びるのを感じ笑いが込み上がって来る。

「ねぇ…折角のクリスマスなのに眠っちゃうなんて、結構酷い仕打ちだと思うんだけど?」

 シャンパンを模した子供用の飲料だと偽って、本物のシャンパンを注いでおいたグラスを何の疑いもなく豪快に空にした後、
無防備にソファに倒れこんで眠ってしまった山本の、短い前髪を指先で弄いながら雲雀の口から勝手な言い分がつらつらと零れる。

「もう、プレゼント貰っちゃってもいい?」

 最後に下肢を覆っていた下着を切り落として、いよいよ全てが眼前に晒される。
 それと同時にゆっくりと山本の瞼が持ち上がり、薄い色素を持つ瞳が煌く金属の切っ先を捕らえた。


―――――オタノシミハ コレカラ―――――


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メリークリスマス!!
ということで、アンケートで1位だったヒバ山でv

というか、小話が中途半端ですみません。不穏な空気ですみません。
ちょっと明日から更新ができ難い状況になると思うので急ごしらえで。
時間が出来たら書き直しもしたい…。

あ、無いとは思いますがご希望があれば、いつか続きも(笑)

絵の状況は小話の雲雀の悪戯が終わった後の様子という事で。
学ランを掛けてやってます…申し訳程度だけどなー。
あの絵だけじゃ状況が説明できないので小話をつけたのですが、
その小話がこの状況じゃ、結局意味ないじゃん…ね。
本当に恥ずかしい出来の絵に小話にすみません。

そんなですが、アンケートにご協力下さった皆様、サイトを見てくださってる皆様!
いつもありがとうございます!!

メリークリスマスvv素敵なクリスマスをお過ごしください〜vv