インド ベンガルドラを見に行こう 10日間



ランタンボール国立公園について


ランタンボール国立公園は、インドのラジャスタン州にある国立公園。
野生のベンガルドラを見ることができるとして、世界的に有名な場所です。
ラジャスタンの州都ジャイプールからは180Km アグラから250Km そしてデリーから340Km(列車で5時間半くらい)の位置にあります。
一般的に、デリー、アグラ、ジャイプールを結んだゴールデントライアングルと呼ばれる地域が北インド観光の中心となりますが、ランタンボールをくわえると、トライアングルの形が菱形になるといわれています。
最寄の駅はサワイマドプール。ここから公園までは車で20分ほどです。

ムガール帝国の時代、このあたりはラジャスタンのマハラジャたちの狩猟場でした。
彼らのターゲットはもちろんベンガルドラ。美しい毛皮は敷物や衣類に、その体は漢方薬にとトラが乱獲されていたようです。
その結果、20世紀初めにはインド国内に40,000頭いたとされるベンガルドラは、1970年代には2,000頭以下にまで激減。絶滅の危機に瀕するようになり、1972年から国の政策で「タイガー・プロジェクト」という保護運動が展開されるようになります。もちろんランタンボールもその対象地区となりました。
その後、1980年に入り、野生保護動物保護の観点から国立公園に指定され、絶滅の危機に瀕したベンガルドラも年々その数を増やしてきています。

国立公園は10月1日〜6月30日までオープン。モンスーンに当たる7,8,9月はクローズになります。
インドは暑いイメージがありますが、冬は気温もあまり高くならないので過ごしやすく、観光には一番適したシーズンです。
トラをみるなら3月以降がいいよと現地ガイドは言っていました。この頃になると、木々の葉は枯れ落ちて視界がよくなるし、気温も40℃近くまで上がるので、トラが水浴びに出てくるのだそうです。
だけど、トラも暑いだろうけど、人間も暑い。40℃の炎天下で、トラを待ち続けるのは辛いと思います・・。
そんなわけで、4月〜6月は、公園は開いているけど観光客は少ないようです。


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