インド ベンガルドラを見に行こう 10日間
旅のプランニング
【きっかけ】 |
トラに興味を持ったのは、何年か前に見たテレビ番組。ディスカバリーチャンネルだったか、アニマルプラネットだったか・・・。イギリスのBBCが製作したインドのトラの特集をやっていた。 その舞台が、ランタンボール国立公園だった。 ここに出てくるトラのあまりの美しさに驚き、いつか自分でも見てみたいなーと思っていた。 機会は思ったより早く来た。2006年10月頃、ケニア仲間のHさんに「トラ見たいんですよねー」なんて話をしていたら、「じゃ、行く?」ってトントン拍子に話が決まってしまった。 ちょうど国立公園がオープンした時期でもあり、善は急げ!とばかりに、プランニング開始。11月〜12月を選んだのは、時期的なもの。この時期は冬になるので、過ごしやすいのだ。 (本当はトラを見るなら3月以降が良いといわれています。気温は40℃近くまで上がるようになり、トラが涼を求めて水浴びにでてくるので遭遇率がぐっと高まるのだとか) しかし、トラも暑いでしょうけど、人間も暑いのです。40℃の中、トラを探して何時間も炎天下にいるのは、暑さに弱い私は耐えられそうもないのです |
【ランタンボールか、バンダウガルか】 |
インターネットやガイドブックで、インドのタイガーサファリのことを 調べてみる。トラが生息している国立公園はいくつもある。 サリスカ、コーベット、スンダルバンズ・・・。、どこが遭遇率が高いのか・・・。 いろいろ調べてみると、ラジャスタン州のランタンボール国立公園か、マデアプラディーシュ州のバンダウガル国立公園がよさそうだ。 どちらにするか・・・。あるいは両方行っちゃうか。 トラの遭遇率の高さだけでいえば、バンダウガルに軍配が上がる。最近では、観光客の流れもバンダウガルに行っているようだ。 しかし、私にはちょっとひっかかるところがあった。バンダウガルのサファリは、もちろんジープサファリもあるのだけど、エレファントサファリが売りなのである。 これは、車で入れないような草原の中や、森の中に象使いが入り、トラを発見したら無線で連絡。連絡を受けると、ガイドは観光客を象に乗せてその場所に向かうというものである。 そして、数頭の象でトラを囲んで逃げないようにするのだそうだ。 この方法なら、確かにトラを間近で見れると思う。だけどね、タイで一度、象に乗ったことがあるが、あの乗り心地の悪さといったら・・・。 ゆらゆら揺れる背中の上から、写真などぜーーーったい撮れるはずないと思うんだけど。それに、写真が撮れたとしても、どうやっても上から見下ろすアングルになってしまう。これもイマイチだ。 それに何といっても、草むらで隠れているトラを象で無理やり見つけた上、周りを囲んで逃げないようにするなんて何とも不自然ではないか。トラのストレスもいかばかりだろう。(ジープサファリでも同様かもしれないけど)そんなのイヤだな。もっと自然にトラを撮りたいな。 ランタンボールへのアクセスは、デリーから列車で5時間半。 バンダウガルへは、デリーから列車で18時間!もしくは、カジュラホーまで飛行機で行き、そこから車で6〜7時間。国内線の本数も限られる。 もし、ランタンボールからバンダウガルと2箇所行くとすると、列車で1泊するか、専用車を使っても途中どこかで1泊しないとならない。インドは大きな国なので、国内移動が大変なのだ。 日数が決められている旅だから、できるならサファリの回数を重視したい。移動で時間を使うなら、そのぶん1ヶ所でサファリを多くしたほうがいい・・ということで、今回はランタンボールのみということに決定した。 |
【こだわり手配】 |
いろいろ情報収集してみても、自分の力では限界がある。あまりに情報が少ないのだ。 なので、現地の旅行会社に手配をお願いすることにした。 1.空港および駅への送迎 スルーガイドをつけるつもりはなかったが、デリー空港および駅への送迎は頼むつもりでいた。 デリーでは、今まではプリペイドタクシーなら安心って言っていたのに、殺人事件が起こってからは、観光局までもが「できるなら車は手配しましょう」っていうくらいなんだもの。 2.列車は1等個室を確保 インド旅行をした人の旅行記などを読むと、インドの列車は手ごわいらしい。 駅が大きくてわかりにくい。列車が長くて自分の席を見つけるのが大変。 いくら予約が入っていても、他の人が座っていたり、いつの間にか荷物がなくなっていたりとトラブルが多いようだ。 今回は荷物も多くなりそうだし、安心していけるのはやっぱり中から鍵をかけることができる1等のコンパートメントでしょう。ということで、1等個室をお願いした。 で、送迎ガイドには、列車の座席まで連れて行ってもらい、車掌にサワイマドプールで降ろしてくれるように頼んでもらいたい・・までリクエストしておく。 3.サファリカーは全日、プライベートカーをチャーターすること これだけは絶対譲れない。 写真を撮るなら、機材も持ち込むのである程度スペースが欲しいし、車の左右どちら側も撮影できるようにしたい。 そうすると、混載車では絶対ダメなのだ。また、トラ以外にもいい被写体があったらどこでも車を停めてもらいたい。だけど、他の人が乗っていたらそんなわがまま言えない。 だから、絶対に車は専用車じゃなきゃダメなのだ。 最初、現地旅行会社からは「公園内に入れる車の数が決まっているので、すでに予約でいっぱいになっているときには専用車は取れません。混載車になります。」という返事だったのだが、強くお願いして専用車を手配してもらうことにした。 もうひとつ「いいガイドをつけて欲しい」とダメモトでお願いしておく。サファリで一番重要なのはガイド&ドライバー。いいガイドにあたれば動物を探すのも上手だし、いい位置に車をつけてくれるのだ。 4.タージマハールにも寄っちゃおう 旅行会社は、最後の日はデリーで1泊というプランニングを出してきた。が、ランタンボールからだったらデリーよりアグラの方が近いんじゃない。
だったら、デリーに泊まらずに、アグラに泊まってタージマハールに寄っちゃおう。せっかくのインドだもの。タージマハール見なくっちゃ♪ 、 |
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