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インソムニア
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アメリカ。監督 クリストファー・ノーラン。出演 アル・パチーノ ロビン・ウィリアムズ。 ノルウェーの1997年作品のリメイク。 アラスカで起きた少女殺人事件にロス警察のウィル・ドーマー刑事が召還される。太陽の沈まない白夜の町。到着早々捜査に着手するドーマー。その敏腕ぶりを発揮する。 犯人を罠にかけおびき出しに成功するも、ドーマーは深い霧の中、誤って同僚刑事を撃ち殺してしまう。そのことを知っているのはドーマーと犯人のみ。犯人から取り引きをもちこまれる事に。 面白かったです。展開も早く引き込まれました。暗闇のない、日中のシーンしかない犯罪映画。 監督はテクニシャン(メメントの監督)ぶりを見せつけすぎ、カット割りがこまかすぎるのが難点といえば難点かも。部屋から部屋への移動が分かりづらかったりしました。 人間の善悪を描いて、ラスト・シーンはよかった。でも銃撃戦はいらないかも。もっと地味にしたほうがよりリアル。犯人も主人公も、とても映画にしてはちっぽけな、生身くさい人間なので。 テレビ朝日の虎乃門で取り上げていて、井筒監督は褒めていて、豊岡真澄ちゃんにいたっては涙ぽろぽろ。これは凄そう、と見に行きました。でも確かに面白かったけど、別に泣くほどの感慨は押し寄せてきませんでした。残念。 アル・パチーノも(当然素晴らしく)良かったけど、殺された女の子の親友役の女の子、とても役者には見えず本物っぽい、田舎のヤンキーな感じが出ていて良かったです。
一緒に見た人のコメント。「よかった。眠れない感じがよくでていた。でもあの婦警が誤射に気がつくところとか、お約束すぎ」
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ウィンドトーカーズ
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アメリカ。監督 ジョン・ウー。主演 ニコラス・ケイジ。 第二次世界大戦。アメリカ軍は通信の暗号にインディアン、ナホバ族の言語を使う。そのために軍に従ずるナホバ族の通信兵。対する日本軍はなんとか暗号を解読しようと、ナホバ族の通信兵(トーカーズ)を捕まえよとする。 通信兵一人一人に護衛の兵士がそれぞれつけられる。彼等は護衛の他に、もし通信兵が捕まる事態が発生したなら、ただちに通信兵を殺すよう命令が下されていた。 自分なりの評価でいいますと「DVD化されても買わないし、ビデオになっても借りないけど面白かった」といったところです。 ちょっと戦闘シーンがジョン・ウー的というか、臨場感がなくて、最近見た戦争映画「ワンス・アンド・フォーエバー」や「ブラックホーク・ダウン」に較べると今いち。 自分の中ではジョン・ウーと言えば「男たちの挽歌」につきます。次点を言えば「ハード・ボイルド」。もうあのころの輝きはありません。 日本軍て実際はあんなにつよかったの? 自分は詳しくないので知りませんが、日本軍のイメージは日露戦争のころとあまり変わらない旧態依然とした装備で、弾丸20発支給されて、銃剣で突撃を繰り返す、なんて所です。 ニコラス・ケイジもあまり演技に切れがないかも。手を抜いているような、ゆるい演技。 でもまぁ、自分はあきないで見られたので合格点です。
一緒に見た人のコメント。「退屈。眠い。戦闘シーンが長い。それもくだらない。話の内容はいいところも、考えさせるところもあったかもしれないけど、2度と見る気がしない。劇中に、ジャップと50年後にはサケを酌み交わしているかも、みたいな台詞もとってつけたよう」
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宣戦布告
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日本。監督 石侍露堂。主演 古谷一行。
敦賀半島の海岸に、「北の」某国の潜水艦が座礁。乗っていた11人の特殊工作員が上陸。あわてふためく警察、政府首脳部。法規制が邪魔をして、次々と犠牲になる警察官、自衛官。ついには戦争突入の危機にまで発展する。
北朝鮮の問題にからみ、とてもタイムリーな映画。
テンポが良く、飽きないでみられます。そんなに堅苦しくなく、娯楽として楽しめました。自衛隊の協力を得られないままの撮影で、よくこれだけのものが撮れたと感心。
アクション映画としてもかなりの出来。
普通主人公たちが人数が少なくて大勢の敵に囲まれる、というのがパターンですが、追う立場から描いているのも新鮮。
現在の自衛隊をとりまく法律では、ほとんど自衛隊は使い道がないことが分かります。戦争はイヤだけど侵略されるのはもっとイヤなので、有事法案もしょうがないかなぁ、と思いました。
原作本を買いましたが、あまりのまだるっこしさに途中で挫折。いきなり海岸に潜水艦が座礁している問答無用の画面に映画の方が分があります。
採点 DVD化しても買わない。
ビデオになっても借りない。
でも面白かった。
一緒に見た人のコメント。「面白かった。でも最後の会話はいらない。浮いてる。公安が犯人を目の前にしてみすみす見逃してしまう地味さも、実際はこんなもの?」
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