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あずみ |
監督 北村龍平。主演 上戸彩。
この映画コーナー最初の映画「VERSUS」の監督北村龍平の最新作。100人規模の映画館から今回はマリオン。出世したなぁ。
作品は面白かったです。満足。細かい不満はあってもかなり楽しめる内容でした。
公開2日目に行ったのですが、映画館の空席が目立ちました。意外と上戸彩は人気ないのかも。どちらかというと原作のファン、みたいな客層でした。
内容は関ヶ原合戦後、徳川が自分の基盤を固めるため、反逆を起こしそうな大名を亡き者にしようと暗殺集団を作り上げる。原田芳雄・爺に「戦さのない世の中を作る」使命のため、10人の鍛えられた子供たちが行動をはじめる。
上戸綾自身の殺陣はそれほどでもない、でもよく頑張っていた方。なるべくカット割りでごまかしています。殺陣も今までの時代劇にとらわれることなく、CGの組み合わせがあったりと斬新。出色の出来。目玉の200人切りは「座頭市」に一歩及ばなくても、かなり高度、ポイントが高いです。
物語はたいしたことない、あずみが女装してやえとの交流も、心の痛みも伝わってこないという弱点もありますが、何はともあれ血しぶきの量ですべては許せます。
オダギリ・ジョーの美女丸が良かった。原田芳雄はそんなにはよくなかった。もっと弱そうな、普通のじいさんに演じてもらいたかった。上戸綾もちょっと大根すれすれ。
あと、作戦もなにもなしに暗殺するとはこれいかに? って感じでした。爺の行動がすべて行き当たりばったり。一番手薄なときに最小の人数で殺さなければならないだろうに、ただやみくもに大勢の敵に殴り込み。これじゃぁ、10年も暗殺集団作りに精を出したかいがない。まぬけすぎ。まぁ元武将なので暗殺にはむかなかったのかも。
色々言いましたが、マントを翻して人を切りまくる上戸彩に脱帽。傑作。
評価。
DVDになったら買います。
一緒に見た人のコメント「良かった。血しぶきと簡単に登場人物が死んでしまうのがよかった。オダギリ・ジョーも最高。少女にして刺客、というキャッチコピーだから、あのあずみが着物を着る場面は必要。海上での暗殺シーンがいい。ただし原作のコミックのあずみはブス★★★★★」
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X-MEN2 |
米。監督 ブライアン・シンガー。主演 ヒュー・ジャックマン。
自分は前作が好きなので楽しみに見ました。結果はまぁ期待通り、可もなければ不可もなく、というところでそこが不満と言えば不満、合格といえばまずまず合格点の映画でした。
前作で特殊刑務所に入れられたマグニート(「ロード・オブ・ザ・リング」のガンダルフだったとは!)が脱獄。前作では敵対していたX-MENたちと共闘して、ミュータント排除主義のストライカーに立ち向かう。
不満な点。
ウルヴァリンの出番が前回よりも少ない。
敵役のユリコ・オオヤマの出番が少ない。
ローグが老けた。太った?
ミュータントの哀しみが感じられない。人類との軋轢も。
良かった点。
ストーリー。この作品の最大の長所。ネタバレになるので言いません。
マグニート。脱獄シーンが最高。
ちらっとだけどマツダのMX-8。パンフには発売予定なし、と書いてありました。もったいない。売ればいいのに。自分は買わないですけど。
評価。
ビデオになっても借りません。1度見れば十分。
一緒に見た人の感想「ハル・ベリー、出しゃばりすぎ! お前主役じゃないだろ!! マグニートのパチンコ攻撃最高。★★★」
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サラマンダー |
米。監督 ロブ・ボウマン。主演 クリスチャン・ベール。
つまらなかったです。予告編とかは面白そうだったのですが、なーんだこりゃ、と肩すかしです。
話はロンドン、地下工事で偶然発掘された1匹のサラマンダーが息を吹き返す。その1匹からサラマンダーはあっというまに繁殖、人類は滅亡の危機に。核兵器も有効ではなく、サラマンダーにおびえ細々暮らす人類。ある日、反撃にたちあがる者がいた。
と内容を考えるといくらでも面白くできそうなのに、できあがりは非常につまらない。高揚感がない。スケールが大きな映画なのかと思うとそうでもない、というか最後には50坪くらいの敷地が舞台の話になってしまう。無数にいたサラマンダーも1匹しかでてこなくて、しかも弱くて、対決する人間も3人しかいない。途中まではトーマス・M・ディッシュのSF小説「人類皆殺し」(夢も希望もない宇宙人侵略モノ。人類を征服するのではなく、人類はただの寄生虫にしかすぎず駆除されるだけ)のような雰囲気で、それならそれでそのままいけばいいのに、途中軍隊がでてくると中途半端なアクションが入り、どうも安易なご都合主義の脱力ストーリーが展開。
うーん、だまされたなぁ。
評価。
ビデオになっても見ない。
映画の日で1,000円だったから許す。
一緒に見た人のコメント「つまらない、貴重な時間を返せ。ドラゴン、もっと出せ、しょぼすぎ。つまらなすぎ。クリスチャン・ベールが出てる映画は内容薄すぎ(リベリオンは許す)。やいっ、菊川怜、サラマンダーのテレビCMにででてんじゃねーよ!安い女だなぁ」 |