スパイダーマン2
米。監督 サム・ライミ。主演 トビー・マグワイア。
前作から2年後。ピーター・パーカーはスパイダーマンとして活躍をしていたが、私生活では経済的にも、本業の学問も、恋人のメリー・ジェーンともうまくいっていない。スパイダーマンとしての能力が衰退してきて、ついにスパイダーマンをやめてしまう。そのピーターの前でドクター・オットーが核融合に失敗。怪物となり、メリー・ジェーンを連れ去り、再びピーターはスパイダーマンとなり、ドクター・オットーと対決する。
面白いです。自分は「1」よりこの「2」の方がよかったです。
地下鉄の場面に泣き所があるのですが、アメリカ人はクールというかドライなのか、過剰に盛り上げることなく、あっさりと流してしまいます。自分には少し不満です。韓国映画のようにこれでもかと盛り上げてもらいたいです。まぁこれは好みなので、たいがいの人にはこのあっさり感が好ましいのかも。

一緒に見た人の感想「よかった。最高。メリー・ジェーン、やっぱブス!そこら辺に転がってる岩かと思ったよ★★★★★」

キング・アーサー
米。監督 アントン・フークア。主演 クライヴ・オーエン。
有名なアーサー王の話。実際の話をよく知らないので、どうアレンジしたのかわかりませんが、どうもこうも盛り上がりにちと欠けるような気がします。
どうせこの映画、史実に忠実というわけではなさそうだから、ローマ帝国からの独立戦争にしてくれればもっと楽しめたと思います。
悪役があまり立ってない。それとアーサー王にオーラがない。こう考えると「ロード・オブ・ザ・リング」は偉大。キャラが立っているのはお姫様だけです。でもお姫様、薄着しすぎ。氷上でもノースリーブ。セクシーすぎ。
語り手であったランスロットが最後あっけなく死んでしまうのは映画の文法上どうなの? うーん、この映画じゃなんでもあり?
でも戦闘シーンは見所があり、チケット代の価値はあると思いました。

一緒に見た人の感想「まぁ面白かった。なんと言ってもアーサー王がしょぼすぎ。まったく地味。氷上の戦いがよかった★★★」

箪笥
韓国。監督 キム・ジウン。主演 イム・スジョン。
田舎の古い豪邸。車から姉妹がおりたつ。迎える継母。二人は継母とは仲がうまくいっていない。箪笥にはなぜか同じ服がたくさんあり、机には持参したのと同じ日記があり、幻覚なのか幽霊なのか、怪現象がはじまる。
はじめはたいくつでした。でも要所要所怖いシーンがあり、謎が謎を呼び、いつのまにやら引き込まれてしまいました。見終わったあとの第一の感想は、結局一体なんだったの? といったところです。
どうもすっきりしません。謎の残し方が絶妙で、解釈によってはどうとでもとれる、あるいはこれまたどうとでも誤解してしまえるような作りです。
それが原因で何度も何度も推理してしまい、真相は複雑なのか、それとも意外にそのまんま簡単なのか、色々考察してしまう、そんな意味では面白い映画でした。
観客は中学生や高校生が多く、皆リアクションがよすぎ。若い=弾力性がいい、と思い知らされました。
主役のスミは前田亜希に似ています。パンフには1980年生まれと書いてありますが、間違い? もっとずっと若く見えます。

一緒に見た人の感想「面白かった。映像がきれい。妹がかわいかった。でもスピルバーグ、高値でリメイク権をとるほどの作品ではないんじゃない?★★★★」
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