アレキサンダー
米。監督 オリバー・ストーン。主演 コリン・ファレル。
弱冠20才でマケドニアの王となったアレキサンダー。権力争い、母との愛憎、東方遠征、32才での死。
ラジー賞にノミネートされたりと評判の悪さばかり耳に入ってきていた作品でしたが、実際自分の目で確かめてみると、そんなにはつまらなくなかったです。そこそこ。もう1回みたいとかの類ではありませんが。年間を通してみたらもっとクズ映画なんてたくさんあるだろうに、ラジー賞は本当につまらない、とるにたらない映画はノミネートしないのでは?
自分はいくら現実にそくしているとはいえホモシーンばかりに辟易。それとイケイケの時はもっとカリスマ性みたいなのを感じられてもよかったのに、コリン・ファレルからオーラがまったく出ていなかったのに残念。落ちぶれていく様はリアルだっただけに、落差がなく減点。
アンジェリーナ・ジョリーがよかった。彼女が映画を乗っ取っていました。インパクト大。もっと出番を増やして欲しかったです。

一緒に見た人の感想「まぁまぁ。ちょっとうすっぺらな感じがしたけど、楽しめた。アンジェリーナ・ジョリーがよかった。笑える。彼女が出てくるとコントみたいでよかった★★」

ローレライ
監督 樋口真嗣。主演 役所広司。
終戦間近、広島に原爆を落とされた後、2発目の原爆投下を阻止するよう特命を受けた伊号第五0七潜水艦が出撃する。その潜水艦にはローレライ・システムという秘密兵器が積み込まれていた。
面白かったです。海野十三チック、レトロ・フューチャーっぽい作りが自分のオタク心をくすぐります。特撮がしょぼいのはご愛敬です。リアルな戦闘物ではないのも自分には減点材料にはなりません。
でもただひとつ不満な点が。最後のB29撃墜シーン。海上に出てから発砲するまでの時間が長すぎ。ためればいいってものではないはず。時代劇の居合い切りではないけど、瞬時に発砲しないとかっこよさ半減。それとB29に着弾するカットも気に入らない。しょぼい。迫力なし。正面から弾丸が突入して突き抜ける、とかの方がよかったです。
気にいらなかったのはこんなもので、あとは満足させる映画でした。
銀座で見たのですが、劇中にも銀座が出てきて、「スパイ・ゾルゲ」のときも感じたのですが感慨深かったです。

一緒に見た人の感想「つまらない!勝手にやってろ!!何一つ面白くないぞ。ぬるい、ゆるい、サイテー映画だ0★」

あずみ2
監督 金子修介。主演 上戸彩。
使命をはたすため最後の標的、真田昌幸をつけねらうあずみとながら。迎え撃つ真田昌幸と上野甲賀衆。
もっと面白いと期待していたら案外でした。「1」もダメな映画でしたが、輝きがあり大傑作。この映画は「1」がダメだったドラマや人物描写の部分にスポットをあてたっぽいのですが、結局「2」もダメなまま、あずみたちの哀しさなんてこれっぽっちも伝わらず、しかもアクション・シーンのキレがなく、高島礼子もいい味でしたが、オダギリジョーには及ばず、まぁそんなにぼろくそに言うほどの映画でなければ、ほめるほどの映画でもない、そんな感じです。「1」の方が100倍はよかったです。
良かった点が二つ。
○和太鼓。
○こずえの死に際。時代劇にありがちな最後の言葉もなく、切られてただ死体として転がっているところ。
悪かった点はたくさんあるので、一番不満に思ったところは、この映画、低予算なのか途中から舞台が石切場みたいなところになってしまいます。まるで日曜の朝にやってる子供向け番組、戦隊シリーズのような安っぽさです。

一緒に見た人の感想「つまらない!「デビルマン」級。長いよ、くだらないよ。高島礼子の衣裳がバカ丸出し0★」
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