4月13日
ジムニー購入。
年明け、理由もなく自分の中にジムニーの神が降臨しました。別に山道に興味があるわけでもなく、雪道に縁があるわけでもなく、まったく四駆は必要ではないのですが、いきなりジムニーが欲しくなりました。
買うか買うまいかと人並みに葛藤はしましたが、欲望には勝てず、購入を決めました。
昭和61年式。車検もとってもらい諸費用込みで25万円。
安い!
もちろんパワステ、パワーウィンドウなし、エアコンなし。
床に穴はあいてましたが、ボディは塗りなおしているので見た目きれい、内装は年式相応。
もっとぼろくても自分は買ってしまったでしょう。
とにかくジムニーは探してみて分かったのですが出物がない。町であれだけ見かける車種の割には中古市場に出回らない。皆手放さないからでしょう。
中古雑誌に8万円と載り、発売日の翌日にとある車屋に行ったのですが、2台とも売り切れなんてこともありました。そこの店員さん曰く、1台は雑誌にのせるための撮影をしているときに通りがかりの人が買って行ったとのこと。もう1台は雑誌の発売日の朝一に売れてしまった。雑誌にジムニーが載った時に問い合わせの電話がじゃんじゃんなった、ということです。
ジムニーは知らないところで人気があるらしく、それで市場で見かけないのかと納得。
自分はその車屋に行く前まで、80キロしかでない、エアコンもついてない車、そんなの俺しか買わないだろう、すぐ買えるだろうと甘く見ていました。

この車は、年明けジムニー病になってすぐ隣町の車屋に置いてあるのをみつけたものです。ただ値段が29万円と表示があって、ちと相場よりお高いのでさけていました。8万円のジムニーを買いそびれて、よりジムニー熱が高まり、ひやかし半分でその車屋に行き車を見ていたところ、店員さんが来て「込みで25万円でいいよ」と。
翌週、エンジンをかけられるようにしておくからまた来て決めてくれ、というので1週間待ちました。もうその時内心どんな程度であろうと買うのは決めていました。これを逃したら次はない、と感じました。



4月16日
クラッチがすり減っている。
念願のジムニーにはじめて乗っての感想は「絶望的に遅い」と言うことでした。
1速にギアを入れクラッチをつなぐ、進まない、2速に入れる、まだ加速しない、3速に入れる、よたってる、4速に入れる、速度が安定しない。
自分の後ろには車の列が出来あがり、1度停止してからの右折時、合流時はかなりの度胸が必要と、予想を遙かに上回る遅さ。よくこれで公道禁止にならないものだと感心。
ジムニーに乗り出して3日目のこと、この遅さ、乗りづらさは自分が不慣れなせいだと思っていましたが、少しずつ乗り慣れてきたせいもあり、気がついたことがありました。
「この車はクラッチが滑っている」
すぐさま販売店に持っていき、クラッチの交換を頼みました。
お店側が工賃、クラッチ本体の部品代を持ち、自分が残りの付属品代12,000円を出して交換してもらいました。

★4月26日
修理からあがったジムニー。乗ってみるとこれが速い! 実際はそんなには速くはないのですが、かなり乗りやすい、運転しやすい。普通の車です。べレットのような重い個性もなく、とても軽やか、作られた年代も高年式(とは世間では言わないか)のため、ごくごく普通の車です。
べレットはこれに較べると高級車かも。ジムニーは作り込みもとてもチープ。走りも、すべての質感もとても安っぽい。これはこれでべレットとはまた違った魅力があり、大変満足です。
ジムニー、べレットと並べると軽自動車のくせにでかいなぁ。
べレットが小さいのか。ちなみにべレットは2度ほど、有料道路の料金所で「これ軽自動車?」と係員に言われたことがあります。バリバリの1,800ccだと言うのに。

4月28日
カーステ購入。
AMラジオしかついていないので、カーステは必需品とオートバックスでつけてきました。1DINの一体型MD。これ自体は2万円を切ったはず。スピーカーが12,000円。付属品が6,000円。それに工賃が加わり、払った額は約5万円。
オートバックスから部品が入荷したから6時に来てくれと言われ、時間通りに行き、10分遅れで作業が開始、それから待つこと2時間半、8時40分に作業が終了という大手術でした。
オートバックスは8時で閉店なので、蛍の光がながれる中、残った客は自分ただ一人。店内はクーラーの利きすぎで肌寒く、時間がたつのが異様に長く感じました。
できあがりは満足。前にこの店でべレットにもカーステをつけてもらったのですが、その時もかなり作業は難航、でも完成度の高い仕上がりでした。待ったかいがあるというものです。時間外までねばって作業してくれた店員さんには感謝です。