the Eye
香港=タイ。監督 オキサイド&ダニー・バン。主演 アンジェリカ・リー。
幼少のころから視力を失ったヒロインが角膜移植により視力をとりもどす。すると見えないはずの霊が彼女には見えるようになり。。。
これは怖い。見えないはずの幽霊が見える、ただそれだけなのですが、かなり怖い。
自分は特にエレベーターの幽霊が怖かったです。音の使い方もショッキングで雰囲気を盛り上げます。
いるはずのないものがいる、いなかったはずなのにいる、映画館で悲鳴をあげそうになりました。体はこわばりっぱなしです。
ちょっと失敗と思ったのは近所の子供の幽霊。子役が大根。これはちょっと作り物っぽくて、質が落ちます。あと出てくる医者が若すぎ。医者に見えないのも難点かも。
しかしそれ以外は合格点。
前述のエレベーターの幽霊の他にも、自分は主人公の顔ネタがこわかったです。背筋が凍りました。
主人公は本上まなみを可愛くした感じでいい味だしてます。
それとテレビのワイドショーでやっていたのですが、本物の幽霊がうつりこんでいるカットもあるそうです。

一緒に見た人の感想「あまりこわくなかった。幽霊はいるだけで何するわけでもなし。焼き豚幽霊は笑えた。あとクライマックスは特撮しょぼい。ヒロインは本上まなみ」

デアデビル
米。監督 マーク・スティーブ・ジョンソン。主演 ベン・アフレック。
主人公は子供の頃、事故で視力を失い、代わりに残りの感覚が突出して優れるようになる。父親を殺された事がトラウマになり、昼は盲目の弁護士、夜は法廷とはうってかわって法でさばけない悪を懲らしめる正義のヒーロー。その活躍ぶりはかなりはちゃめちゃ、いきあたりばったり。他のヒーローと違い、人殺しも平気です。
主人公が好きになるヒロインもかなり変。もちろん悪役も変。どいつもこいつも変態合戦を繰り広げる、異色のアクション映画。
原作はアメリカン・コミックだそうですが、かなり突拍子のない設定、話の展開。常軌を逸した映画。
映画の見方の角度を変えれば楽しめたかもしれませんが、自分はちとこれにはついていけませんでした。はっきり言ってつまらなかったです、興奮も、笑いもありませんでした(冷笑はあった)。残念。

一緒に見た人のコメント「とうとうやってしまった。ハズレ。ヒロイン、バカ、ブス。悪役、バカ。主人公、バカ、しかもかっこわるい。あの衣装デザインでいいのか?0★」

ドリームキャッチャー
米。監督 ローレンス・カスダン。主演 トーマス・ジェーン。
子供の頃からのつきあいがある4人組。今は中年。彼らが毎年恒例になっている山小屋での休暇。そこで人類の存亡をかけた大事件に巻き込まれる。
見る前は恐怖映画かと思っていたのですが、見てびっくり、「お笑いSF映画」でした。
とにかく宇宙人ミスターグレイの出現シーンは抱腹絶倒。つぶらな瞳の宇宙人(実は凶悪)がトイレをあけると立っている所はなかなかの名シーン。残念なのは愛嬌バージョンの宇宙人はそれきりで、あとはギザギザの歯をむき出しにした凶悪バージョン。あの愛嬌バージョンでラストまで突っ走ってくれたらきっと傑作になっただろうに、と自分は思いました。それとモーガン・フリーマンのキレっぷりも爽快。
仲良しグループ。昔の仲間。今はさえない人生。超能力。怪物。得たいのしれない(ひょっとしたら怪物より怖い)政府の秘密機関。と原作者キングらしいお膳立て。でも原作は読みたいとは思いませんでした。多分、面白いのだろうけど。映画は別の意味で面白かったです。いい体験です(嫌みではなく)。
雪の積もった山小屋にこもるというシチュエーションが自分にはうらやましく思えました。なんだかんだ言ってもアメリカ人はぜいたく。車も良かった。ぼろいんだけど、使い込んだ良さが出ています。自分もジムニーで雪道を走ってみたい、という気になりました。

一緒に見た人のコメント。「これはホラーじゃない。ただただあきれた。本格的に寝ようと思ったら、隣に邪魔された。ひどい映画だった。見所は動物たちが森から逃げていく行くところだけ★」