フューリー
1978年米。カーク・ダグラス主演。ブライアン・デ・パルマ監督。
あらすじはカーク・ダグラス演じる諜報部員の一人息子が誘拐される。カーク・ダグラスの同僚の犯行でねらいは息子ロビンの超能力。殺されかけ危うく難を逃れたカーク・ダグラスの超能力少女ギリアンの助けを借りてのロビン救出劇。
すごい面白いです。苦労して息子と再会するが・・・
アクションあり、サイキックバトルあり。合成の技術とかはたいしたことありませんが、映画自体が面白くて細かいことは気になりません。デ・パルマ監督らしく映像もこっています。マルチモニターも出てきます。
砂浜でギリアンが超能力者だと見抜くレイモンドは同監督の「ファントム・オブ・パラダイス」のウィンスロー? 多分そうだと思います。
ギリアンに絡んで鼻血がでてしまう同級生の女の子の眼鏡は、最近(’01年)浜崎あゆみがしているようなおおきな物です。

ダーティハリー
1971年米。クリント・イーストウッド主演。ドン・シーゲル監督。
あらすじは無差別殺人を犯して市長に10万ドル要求するサソリ座の男、事なかれ主義の警察組織に阻まれながらも、犯人と対決するクリント・イーストウッド演じるハリー。最後はスクールバスをバスジャックした犯人との死闘。自分の信念を貫くハリーにしびれます。ラストにかぶさる物哀しい音楽。ここらへんは明らかに90年代以降のアクション映画とは違います。
自分は昔中学生の時にテレビで見たのですが、今回ビデオで借りて再見してみて、おもしろさが色あせていないどころか、前に見たときよりも楽しめたのには驚きました。
かなり忘れていた部分があり、ハリーがデバガメとまちがえられぼこぼこにされるシーンとかは完全に忘れていました。今回見て、相棒のメキシコ人が上官にくってかかるところや、ハリーにまでこびていないところがかっこよく感じました。
よくコントやドラマで見かける飛び降り自殺を説得するシチュエーションは、最初に始めたのはどれなのでしょうか? このダーティハリーにも出てきます。
けっこう70年代アメリカ映画の路上で見かけるのはワーゲンビートル。ここでもスクールバスにはじき飛ばされます。たしか昔日本でもビートルがはやっていたはず。自分が小学生の頃ビートルを1日何台見れば幸せになれる、とかやっていました。ワーゲン、乗ったことないのですが、いい雰囲気の車、新車で買えた人がうらやましいです。
ダーティハリー2
1973年米。ロバート・デイリー監督。クリント・イーストウッド主演。
今の司法制度ではすぐに保釈になってしまう、裁判では裁けない悪人を処刑する警察の内部組織と対決するハリー・キャラハン。全作と同じくクリント・イーストウッドがかっこいいです。最後の対決もでかい拳銃をぶっぱなしているだけではない、アクション映画のさえが見えます。
敵対する新米白バイ隊ののるバイク、車種は分からないのですが、変わった形のV型エンジンで(昔ヤマハかどこかで似たようなレイアウトのエンジンのバイクを出していたような気がする)、前後輪ともブレーキはドラム、スターターはキック式、前傾ではなくほぼ垂直な姿勢でのドライビングポジション、のほほんとした感じでいい味出しています。
今回の相棒は黒人。前作同様男を感じさせる人物。ただし今回は残念なことに・・・
前作と同様といえば、今回もハリーがコーヒーを飲んでいると本筋とは関係ない事件に巻き込まれます。前回は強盗でしたが、今回は旅客機のハイジャックです。
それと当時はテレビニュースもビデオで撮影をしていたのではなく、フィルムで撮影をしていたようです。テレビクルーのカメラマンがフィルムのカメラをかついでいました。
アメリカ映画でときおり馬に乗った警官を見かけます。今回も出てきます。馬に乗った警官というのはいまでも現役でいるのでしょうか?

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