べレット日記
3月11日タイヤ交換
実は昨日競馬で少しまとまったお金が入り、それがちょうどタイヤ代くらいだったので他のことで使ってしまわないうちにタイヤ交換をしようと決めました。
タイヤは昔は安ければ何でもいい、と思っていたのですが、以前あるべレット乗りの方からアドバイス(Aさん、どうもありがとうございます)をいただいたことがあり、今回はグッドイヤーにメーカーを絞りました。偶然にも今まで穿いていたタイヤもグッドイヤー、他のと比べたわけではないから大きな事は自分の口からは言えませんが、乗っていて何の不都合も感じず、しかも約6年半もの間、酷使に耐えてきました。
さてタイヤの交換、メーカーも決めた、それではどこでやるのか? 自分は貧乏なのでなるべく安く仕上げたい、家にあったタウンページをめくり、タイヤの項目で近所のお店に電話をかけまくり、グッドイヤーのタイヤ代と工賃を聞いて回りました。

A店-1本6千270円。工賃1本1千円。
B店-工賃込みで4本2万3千円。
C店-来店者のみに教えるとの答え。安いので5千円くらいから。
D店-1本5千400円。工賃1本1千円。
E店-電話では詳しいことは言えない。安いのだと4本2万円くらい。工賃は1本1千円。
F店-グッドイヤーは取り扱っていない。

「電話で詳しい事は言えない」と断った店は別に客への対応が悪いわけではなく、同業者が価格を探るために電話をしてくるので、と言っていました。
それとタイヤのサイズを言ったあと「お車は何ですか?」と聞いてくるところもあり、自分は適当に「カローラ」と答えておきました。たぶん「べレット」と真剣に答えても若い従業員だったら通用しないだろうし、ここでムキになってまじめに答えるのも、と思ったからです。
今回初めて知った事があります。工賃がスチールホイールとアルミホイールとでは価格差がある、と言うことです。アルミが1本1千円、かたやスチールが1本500円です。

★一番安いB店でタイヤを交換しました。作業時間は30分かからないくらいで、待合室のテレビでは鈴木宗男の証人喚問の生中継が行われていました。

タイヤ代が4本で1万8千円。入れ替え、バランス取りで4本4千円。廃タイヤ処理が4本1千円。消費税1千150円。合計2万4千150円。
新しい黒々したタイヤを見ると満足感がこみ上げてきます。これでまた6年は大丈夫です。

3月30日ライト再び
昨年・秋と同様再びライトがつかない、揺らしたり、走り出したり、ドアを開け閉めしたりすると思い出したかのように点灯。去年修理してからおさまっていた症状が再発。たぶんどこかが接触不良?
さすがに夜間走行は心許ないので再び豊進自動車に修理を頼みました。
しばしべレットとお別れです。そんなに普段から大事にしてはいないですし、どこへ行くにもべレットに乗って行く、という訳ではないのですが、やはり気が向いたときに乗れないと寂しいものです。

3月11日のタイヤ交換の時テレビで鈴木宗男の証人喚問をしていましたが、まだ鈴木宗男は自民党を離党しただけで、以来めっきりマスコミでの露出度が減りました。今は何の音沙汰もなく、議員辞職の声も聞かれません。
一方、証人喚問の時、野党側の代表質問に立ち、鈴木宗男相手に威勢が良かった社民党の辻本清美は元政策秘書給与流用疑惑により離党どころか議員辞職に追い込まれ、鈴木宗男の代わりと言っては何ですが、加藤紘一が政治資金私的流用疑惑により進退問題を迫られ大騒ぎしています。
辻本清美の疑惑の出たあのタイミング、陰謀・謀略の渦巻く世界なんだなぁ、としみじみ。誰が黒幕で誰が得をするかは分からないけど、鈴木宗男の事件から世間の目を逸らすために行われたのはわかりやすすぎ。しかもそれに踊らされている、というよりグルになっているマスコミもまずい?

★4月9日
ライトの修理からあがり、今日代金を払ってきました。
内訳は、
ヘッドライトハーネス 修理 1,500円
ライトスイッチ点検  修理 1,800円
ライトレバースイッチ 修理 1,800円
消費税を入れて5,350円払いました。
ライトの方は絶好調です。

★4月10日
昨夜は雨。その時に分かったこと。
べレットのワイパーは2段階切り替えで高速・低速とあり、最近の車のように間欠ワイパーはついてません。そのワイパーが最近、高速では動かなくなり、もっぱら使うのは低速のみだったのですが、今回ライト関係をなおしたことによりワイパーの高速が復活しました。たぶんこちらも接触不良による物だったのでしょう。
ワイパーはあきらめていたので棚からぼた餅といった気分です。得をしました。


4月15日本
「べレットGTと世界を駆ける」
小林捷成 著。文芸社。
自分がヤフーショッピングで初めて注文した本です。申し込んで10日ほどで届きました。
届け先は近所のセブンイレブンで、お金は着払い、手数料は取られず、希少本を入手できるのでとても便利です。
「べレット」で検索してこの本の存在を知り、べレットの本は少ないのですぐさま購入に踏み切りました。

内容はべレットGTで世界を一周した著者の旅の記録です。会社員を10年やり資金を蓄え、昭和43年に出発、3年8ヶ月を費やして世界46カ国をまわる。壮大な体験談。
車は昭和41年式。べレットとしてもごく初期のもの。文中には書いてありませんでしたが、おそらくエンジンはOHV。1584cc90馬力と書いてあったので、最初期は1579cc88馬力からのマイナーチェンジ後のモデル。いやー、古い。自分のべレットは48年の最終型なのでずいぶん先輩に当たります。
値段は最初期型は97万円したらしいです。たぶん小林氏の車もそれくらい、だとしたら当時としては相当な高額車では? 約当時のカローラの倍の値段です。
では小林氏が旅路にでた昭和43年はどんな時代か? 
川端康成がノーベル賞受賞。東名高速一部開通。メキシコオリンピック(本でも出てきて氏はメキシコで旅の途中で見ている)。学生運動(東大安田講堂立てこもり。機動隊動員、東大の封鎖を解除したのは翌年の1月18日)。タレント議員が誕生したのもこの年。参議院選全国区で石原慎太郎、青島幸男、横山ノックら。競馬ブームがあり、「とめてくれるなおっかさん」「ゲバる」「ズッコケる」などの流行語があり、そして43年と言えば極めつけは府中で起きた、三億円事件。海外ではロバート・ケネディが暗殺されました。

話はもどって本の話。これを読むと、旅の放浪感、世界の広さ、人の温かさ、醜いところ、べレットという車のすばらしさが伝わってきました。

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