恋は五・七・五!
日本。監督 荻上直子。主演 関めぐみ。
高校生俳句大会に出場することになった5人。俳句はずぶの素人たち。それぞれ事情をかかえながらも、ってそれほどの事情でもないが、大会に向けボルテージが上がっていく。
面白いです。このまえようやく「スウィングガールズ」(傑作!)をDVDで見たばかりで、較べてしまうと「恋は〜」の方はスケールも予算も5分の1くらいに感じられてしまうのですが、このしょぼさ、ゆるさが自分は良かったです。
脇役のデブのコとPちゃんが出色。先生役の杉本哲太も良かったです。ライバルの古池高校も。江本明のじいちゃんはいらなかったかも。
それと松山城の場面は歴史に残る名シーン。治子、ツッチー、Pちゃん、山岸、マスオ先生、間合いが絶妙、西部劇の決闘シーンのようです。この場面のおかげでこの映画は光り輝いています。

一緒に見た人の感想「面白かった。古池高校のキャプテンがよかった★★★★」

PTU
香港。監督 ジョニー・トー。主演 サイモン・ヤム。
機動隊PTU、特捜課CID、組織犯罪課の刑事、黒社会、強盗団が入り乱れる一晩。
傑作「ザ・ミッション」の監督作ということでかなり期待して見たのですが、たいしたことありませんでした。たしかにスタイリッシュなのですが、だから?って感じです。
全然あつくなりません。詰め将棋のように登場人物たちが動き、偶然というよりも無理無理クライマックス。最後の銃撃シーンもあんまり。スローモーション使いすぎ。多分、アクション映画ではない、というところを強調しているのだろうけど、自分の期待に反していてがっかりです。
劇場はユーロスペースで見ました。10数年、ほぼ20年ぶりに入りました。昔ここで見たのは「ビデオドローム」「チャオパンタン」「黒い神白い悪魔」懐かしいー。まだあったのか。でも全然足を運ばなかったということは、自分にとってよほどつまらなそうな映画ばかりを上映していた?

一緒に見た人の感想「あとで考えるとそこそこ面白かった。美学がある。それと最初のマーの包丁串刺しが笑える。あのテイストで最後まで行って欲しかった★★★」

コックリさん
韓国。監督 アン・ビョンギ。主演 イ・セウン。
いじめられっこ3人組が復讐のためコックリさんで霊を呼び出す。次々と呪いをかけられた生徒たちが変死していく。
面白いです。はじめは怖かったのですが、だんだん笑いが押さえきれなくなりました。このパワーに唖然。
吹き替えで見たのですが、優香たちの声も自然で合っていました。冬ソナを見ていた自分には韓国ものは吹き替えの方がすんなり入ってきます。
チュニ親子リンチシーンを見てると、土着的というか、竹島問題のときに自分を傷つけたり、燃やそうとしたりと大騒ぎしてる韓国人たちが重なりました。
あとラストシーンで少女が振り返るところはいらない。せっかくのハッピーエンドがだいなし。海辺だけで終われば「ワイルド・パーティー」並の傑作になったはず。残念。

一緒に見た人の感想「面白かった。乙女系ホラー★★★」
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