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続・激突!カージャック
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1974年米。監督 スティーブン・スピルバーグ。出演 ベン・ジョンソン ゴールディ・ホーン。 1969年に起きた実話。テキサス州刑務局囚人更正訓練所から幕開け。収容されているのはクロビス・ポプリン。妻のルー・ジーンが面会にきます。ルー・ジーンは感情のコントロールができないタイプの人間。夫のクロビスに脱獄をそそのかします。あと4ヶ月で刑期が終わると断るクロビス。ルー・ジーンは福祉局に2歳の子ども、ラングストンが里親に出され、子どもを取り戻しにいくと夫の声に耳を貸しません。強引に妻に連れて行かれる夫。二人は同じ囚人ヒュービューの両親の車を奪い、そのあと追ってきたハイウェイパトロールのスライドを人質にして、パトカーで息子を目指します。 アメリカのカーアクション映画のパターン通り、二人はマスコミによりヒーローになり、パトカーの大群を従え、行く先々の町で歓迎されます。 ルー・ジーン役のゴールディ・ホーン、メグ・ライアンに似た系のブス可愛いタイプ、とにかくこの女がトラブルメーカーで夫クロビスに悲哀を感じてしまいます。 はじめに出てくるヒュービューの両親が乗る56年型ビュイック・ロードマスターがかっこいい。白煙を上げながらツトトトトトツトトトと走る様が愛らしいです。 コミカルに、人情劇も入り、アクションもあり、シリアスにもなる、スピルバーグは昔からバランス感覚のすぐれた、才能があったことが分かる初期の作品です。
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マッドマックス
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1979年豪。監督 ジョージ・ミラー。主演 メル・ギブソン。 警官マックスと暴走族との戦い。オープニングのナイトライダーを追いつめるカーチェイスからかましてます。大迫力。設定は数年後の未来。暴力が蔓延したオーストラリアの荒野。「2」だとこれが大戦後の世界、石油のない近未来となりますが、「1」はまだ現代の延長線上にあり、暴走族の格好もそれほど突き抜けていません(十分気味が悪いですが)。暴走族のリーダー、トゥーカッターはカリスマなのか頭が悪いのか、ちょっと紙一重。使われている単車がカワサキZ1(たぶん)が多い。マックスの同僚グースが非番の時乗っているのは(これもたぶん)カワサキの250SS(のような気がする)。マックスの乗るインターセプター、V8スーパーチャージャー、フォードファルコンがイケてます。中学生のころこのスーパーチャージャーにあこがれ、いつかはスーパーチャージャー付きの車を、と思ったモノです。でもその夢は叶わず、べレットに乗っているわけすが。とにかく、インターセプターがかっこいい。それと短身のショットガン、黒の革ジャン。 ホラーがかった音楽、演出が昔は怖かったです。絶対作りは恐怖映画。 今見るとメル・ギブソンが若い。小僧のよう。でも映画は古びません。いつ見ても面白い映画は面白い物です。
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ウォリアーズ
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1979年米。監督 ウォーター・ヒル。主演 マイケル・ベック。 ニューヨーク中のストリートギャングが、サイラスの号令の元ブロンクス公園に集結。それぞれの組が代表9人、武器なし、一時休戦協定を結びサイラスの演説を聴く。市内6万人のストリートギャングの団結を説くサイラス。そのサイラスがアジテーション中に拳銃で撃たれ、ウォリアーズが犯人の濡れ衣を着せられ、その場でリーダーのクリオンは殺される。残りの8人はサブリーダー、スワンの指揮で、ニューヨーク中のストリートギャング、警官を敵に回し地元のコニーアイランド目指して逃げる逃げる。 スタイリッシュな映像。歯切れのいい展開。面白いです。ウォリアーズの面々もスワンを筆頭に皆かっこいい。映画は、一気にラストの浜辺の対決まで見せます。 明け方の地下鉄。夜通し逃げて疲労困憊のウォリアーズ。スワンと並び、途中から逃避行に参加したヒロインのマーシー。向かいの席にアッパークラスのニューヨーカーが座る。貧富の対比。物怖じする態度をにおわせるマーシー、スワンは卑屈になることはないと言わんばかりに、髪を直そうとする彼女の手を差し止める。 男ならスワンから学ぶべきところが多々あるはず。このシーンだけでも、男として取るべき態度、男のあり方を指し示しています。
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