夢惑う世界
夢惑う世界第1章 初めに <夢惑う世界>
 このホームページ「夢惑う世界」は、私が歩んできた人生において、特にサラリーマンという企業論理と社会通念の狭間において、そして趣味としての昆虫採集を通して考えてきたこと、得てきたことを文章にしてみました。写真は、主に私自身が採集してきた昆虫たちです。小さな子どもたちも、目を輝かせて見ていただけるものと思っています。

1.1 夢惑う世界

 歩くのが好きで、生き物が好きで沖縄から始まった昆虫採集旅行がいつのまにか、その先へ行っていた。そのとき書いた短い随筆「夢惑う島・沖縄」から、このホームページの表題としました。
 毎日閉ざされた都会であくせくと働いていたのが、沖縄へ来るとそこは別世界であった。澄み渡った青空の下を歩くと、心まで開放的になってくる。夢が更に鮮やかに染め上がり、嬉しくなるほど惑うのであった。
 このホームページを通して、一人でも多くの方々が、夢に惑っていただければと思います。特に子どもたちが、夢失せることなく夢に溺れるほどであって欲しいと思っています。そして自らの力で考える大人になって欲しいのです。自ら考えるということは、一人で結論を出すということではなく、多くの価値観を持った人々(書籍など)の考えに耳を傾け、自分の個性に合った考えを導き出すということです。そのときでも夢は、あなたのすぐ近くにあります。夢は、子どもたちだけの特権ではありません。大人のあなたも、夢惑う世界へお入り下さい。

1.2 自画素描

 私は、いつもこつこつと何かをしている子どもでした。そして今でも、こつこつと何かをしています。金儲けに興味がなく、自己流が大好きで、二番煎じでも自分の力でやることに意義を見出してきました。人の能力というものは、当然差があって当たり前なのです。ほんの一握りの人間が、ずば抜けた能力によって地位と名誉を獲得するのです。あとの人は、どんぐりの背比べです。その地位や名誉も、非常に偏った価値観の世界でのことです。私の興味を引くものではありません。会社での仕事は、私にとっては資金稼ぎでしかないのです。
 私の人生哲学を、一言で言い表すせば『車の運転免許を持っていない』と言うことです。人命の尊重と環境保護の観点から私は、公共の乗り物を極力利用することにしています。ここで当然のごとく、”何故昆虫を殺すの?”という声が聞こえてきます。明確な答えは、出てないかも知れませんが、私の考えを、この後の章から拾い上げていって下さい。私は、今でも考え続けています。
 私のペンネームは、森みつぐと言います。森(大自然)は、生き物(当然、人間も含みます)にとっての安息の地です。この大自然に、あなたの愛を貢いでみませんか。いつか、きっとあなたにも愛が燦々と降り注がれることでしょう。

Copyright (C) 2001-2024 森みつぐ    /// 更新:2001年5月14日 ///