夢惑う世界・昆虫たち 昆虫の散文<木漏れ日> 昆虫燦々 |
ツマアカシロチョウ属 Colotis | |||||||||||||||||||||
2001年5月4日 森みつぐ アフリカ、及びインド、スリランカに生息するツマアカシロチョウは、可憐な中、小形の草原性のチョウである。名前が示すように前翅の先っぽが赤や紅色に染まった種類が多い。なかには、鮮やかな紫色に輝く種類もいて、それはそれは格別である。アフリカの草原性動物のテレビ番組で、ライオンやシカの周りを、悠々と翔び廻っている白いチョウを見たことがあると思うが、その多くが、このツマアカシロチョウたちである。
私が歩くのは、主に森林である。それ故、ツマアカシロチョウには、余り出会さない。ただ、森林を求めて歩いているのだが、なかなか見つからなく、ときたま、このチョウと遭遇したりする。モンシロチョウみたいに花から花へと優雅に舞っているかと思いきや、そんな悠長な翔び方はしていなかった。吸蜜以外は、地面すれすれに一直線に、すばしっこく翔び交っているのである。最初、ケニアで見たときには、2,3度追いかけたが、結局網の中に入ってくれなかった。外見で判断してはいけない。でも、可愛らしいチョウであることには変わりはない。
初めてタンザニアのモシ(キリマンジャロ山の麓)に行ったとき、ホテルの直ぐそばの道に翅の先が紫色のツマアカシロチョウが、道の上に止まっては、また移動していた。当然、人通りがある。初めて見るツマアカシロチョウであった。動きはのろく、網さえあればすぐ採れそうである。それに、こんな所にもいるのだから、ちょっと奥に行けばいっぱいいるだろうと思っていたが、これが最初で最後のイオネツマアカシロチョウとなった。
ちょっと、泥んこの上では汚いよ |
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昆虫図鑑2.3.2 チョウの館ツマアカシロチョウ属を、ご覧下さい。
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