散文・昆虫たち１２

夢惑う世界・昆虫たち

昆虫の散文＜木漏れ日＞

散文・昆虫たち

散文・昆虫たち１２

２３　レウコメラスナンベイホソチョウ

（タテハチョウ科ナンベイホソチョウ属）　Actinote leuconelas

　パナハッチェルの湖岸道路は、この時季非常に乾燥しているので土埃がすごい。一日歩き終わって、ホテルに辿り着くと頭から足の先まで、じゃりじゃりの状態である。

　湖岸道路でまっ先に見るのは、この黒っぽいチョウである。よく見るとなかなか味わいのある美しいチョウである。このチョウは、土埃一杯の路上に止まったりしている。”うん？！ここの土って、美味しいのかな？！”







	（オス表）		（オス裏）開帳　５０ｍｍ

	Fig.23s　レウコメラスナンベイホソチョウ（グァテマラ、パナハッチェル産）

２４　ティタニアウズマキタテハ（ヒメアカウズマキタテハ）

（タテハチョウ科ウズマキタテハ属）　Callicore titania

　ベルモパン近郊の森林は、なかなか気に入ったのだが、昆虫は少ない。乾燥気味なのが、原因なのかも知れないが分からない。

　水無川を下って行くと、やがて川を横切る道に差しかかる。今度は、その道を歩くことにする。そして然したる成果もないまま川に戻ってくると、赤や青の美しいウズマキタテハが、私の帰りを待っていたかのようにしていた。ところが、すぐ翔び立ち近くの蔓草の枯れ枝に止まってしまった。止まった枝が、枯れ木の山みたいな所だったので、枯れ木毎ばさっと網にしてしまった。







	（オス表）		（オス裏）開帳　５１ｍｍ

	Fig.24s　ティタニアウズマキタテハ（ベリーズ、ベルモパン産）