夢惑う世界・昆虫たち 昆虫の散文<木漏れ日> 散文・昆虫たち |
散文・昆虫たち131 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
261 ゼティデスアオジャコウアゲハ
(アゲハチョウ科アオジャコウアゲハ属) Battus zetides ドミニカの中央山脈にあるコンスタンスの町は、中南米としては珍しく野菜畑が広がるところであった。
街中から50分歩き民家の脇を通って、有刺鉄線の下をくぐり抜けてゆくと、もうそこは、山林となる。余り人が来ないと思われる尾根沿いの小径を分け入ってゆくと、まもなく平坦な場所に着いた。風が気持ちいいやと思っていると、こんもりとした木々に囲まれた狭い空間に、チョウが翔んでいる。キオビアオジャコウアゲハみたいである。掴まえてみると、長い尾が付いていた。“おっ!ラッキー!!”
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262 ペラケンシスミナミヤマサナエ
(サナエトンボ科ミナミヤマサナエ属) Gomphidia perakensis ルアンナムタの町から5kmほど歩いたところにある山岳地帯の入り口、そこには渓流が流れ、滝があった。
滝は観光名所になっていて、入園料を払うのだが、整備は余りされていないところだった。水嵩の増した小川を2度渡るが、靴を履いたままだとずぶ濡れになる。それでも何とか滝の上まで続いていた小径を歩き切ると、大きなトンボが飛んでいるのに気が付いた。足場がちょっと悪いのだが、小枝に止まったトンボを一振り。大きな大きなサナエトンボだった。
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