夢惑う世界・昆虫たち 昆虫の散文<木漏れ日> 散文・昆虫たち |
散文・昆虫たち136 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
271 ラミルスフトスジマダラ
(マダラチョウ科フトスジマダラ属) Ituna lamirus ボケチの街中から目的地の森林までは、急峻な坂道があるので車は殆どやって来ない。道端の所々には、ランタナの花が咲いている。
今日も、この道を通って牧場の脇を歩いていた。天気は上々である。あともう少しと思って歩いていると足下にくすんだ影が入り込んできた。ふと空を見上げると翅をすぼめて翔んでゆくチョウがいた。
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272 リネアタヒメハナダカトンボ
(ハナダカトンボ科ヒメハナダカトンボ属) Libellago lineata タイ北部のチョムトンと云う町から山へ8kmほど行ったところにあるロッジ風のホテルに泊まっていた。そして、ホテルの周辺は、水田が広がっていた。
ホテルの裏口から水田の縁を歩いて、田圃脇の林に行った。昆虫の数は少ないが、乾燥林での採集よりは、まだ良かった。今日も採集を終えて、西日の射し込む林内を歩いていたら、目の前をハエか何かが通ったような感じがした。“何だろう!”と思いながら立ち止まり、辺りを見廻していると、再び閃光が走り、小さなハナダカトンボが枝先に止まった。
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Copyright (C) 2014-2016 森みつぐ /// 更新:2016年7月10日 /// |