夢惑う世界・昆虫たち 昆虫の散文<木漏れ日> 散文・昆虫たち |
散文・昆虫たち28 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
55 ラトニアヒメギンボシヒョウモン(スペインヒョウモン)
(タテハチョウ科ヒメギンボシヒョウモン属) Issoria lathonia フランス中部の山岳地帯ボルビックのル・モンド−ルの山を歩いた。朝夕は、ひんやりとして寒くチョウが現れるのも、十分な日射しが必要だ。まず最初に現れるチョウは、ベニヒカゲの仲間たちである。
広い道を行くと、路傍の花にギンボシヒョウモンが訪れている。クジャクチョウやコヒオドシは、北海道で顔馴染みになっている。そんな道の向こうから、小さなヒョウモンが近付いてきた。以前、ネパールで採って以来、4年振りのラトニアヒメギンボシヒョウモンである。 |
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56 オエミリウスウラナミキイロタテハ
(タテハチョウ科ウラナミキイロタテハ属) Cymothoe oemilius ントゥム近郊の森林での採集は、アフリカという感じがしてなかなか楽しい。それに蚊がいっぱいいるだろうと思っていたのだが、数が少なく殆ど刺されることがなかった。
森林内にある小径を、隈無く歩き廻っていると。青く太い帯のある大きなチョウが狭苦しい林内の小径をゆっくりと翔んで葉上に止まった。マダラチョウかと思っていたのだが、実はタテハチョウであった。 |
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Copyright (C) 2001 森みつぐ /// 更新:2001年9月16日 /// |