夢惑う世界・昆虫たち 昆虫の散文<木漏れ日> 散文・昆虫たち |
散文・昆虫たち45 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
89 カリエアカタテハ(ルリボシヒメアカタテハ)
(タテハチョウ科アカタテハ属) Vanessa carye チリ中部のサンティアゴ近郊にロス・アンデスという町がある。緑は少なく、そして案の定、空き地は柵で囲われていた。
そんな柵の壊れたところから中へと入り、丘の道を歩いていた。“この辺りには、モンキチョウやアカタテハの仲間がいるだろうなと思っていたのだが、2日前一匹アカタテハを見ただけであった。最終日の今日も、これと言った虫もいなく、日射しを気にしながら歩く。そうしたら何処からともなく風に乗って、赤っぽいタテハが舞い降りてきた。 |
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90 sp2オビゲンセイ
(?マメハンミョウ科オビゲンセイ属) Mylabris sp2 ジンバブエと言えばビクトリアの滝だが、私は全く逆方向の東部ムタレへ行ってきた。しかし思いの外、緑が映えていた。
土地は、私有地として殆どが柵で囲われている。山も同じである。柵に沿って続く道を歩いていたら、濃い紫色のヒルガオの群落があった。なかなか美しい光景である。近付いて花をよくよく見ていると、花びらにはオビゲンセイが付いている。このオビゲンセイは、美食家と見えて、美しい花びらをもくもくと食べていた。“ああ、美味しそう!” |
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