夢惑う世界・昆虫たち 昆虫の散文<木漏れ日> 散文・昆虫たち |
散文・昆虫たち70 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
139 ブロムフィルディアオオカバタテハ(オオカバタテハ)
(タテハチョウ科オオカバタテハ属) Smyrna blomfidia 山間の街ボアコは、山の中腹のあることは確かなのだが、どの山もまとまった森林はなく、残念ながらここも牧場になっていた。
牧場の間の道は、丘の上へと続く。途中の坂道で、チョウを採集していた。カスリタテハを採って網から取り出していると、目の前にチョウが忽然と現れた。思わず網を振ると、手応えがあった。ときどき坂下から、強風を押し切って翔んでくるこのチョウの正体は、立派な体をしたタテハであった。
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140 sp1ハラナガイトトンボ
(ハラナガイトトンボ科ハラナガイトトンボ属) Mecistogaster sp1 ノーバ・オリンダ・ド・ノルチ近郊の森林へ行った。舗装された道が一本走っている。この道路の両側は、開墾されていて牧場や畑となっていた。
牧場奥の森林内の小径は、今では歩く人がいないと見えて、大分草茫々になっている。薄暗い中を歩いていると時々、きらっと光る物がある。トンボの翅である。こういうところにハラナガイトトンボがいる。きらきら光るのを頼りに追うが、見失ったりもする。大変気に入っているイトトンボだが、意外と掴まえにくい。
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