散文・昆虫たち７８

散文・昆虫たち７８

１５５　ラダマタテハモドキ（マダガスカルタテハモドキ）

（タテハチョウ科タテハモドキ属）　Jumoria rhadama

　アンボディアモンタナ近くの丘は、いい採集地である。亜熱帯地方のこの地は、今は日本の６月下旬である。４月下旬頃のここも、もう一度歩いてみたい。

　始めて訪れたとき、上り口から水田の所まで来ると、青っぽいタテハが前方を翔んでいく。”あっ！これが、もしかしてマダガスカルタテハモドキなの！！”と思い後を追うが、やはりこいつもタテハモドキ。近付くなとばかり、遠くへ遠くへと去ってゆく。







	（オス表）		（オス裏）開帳　５３ｍｍ

	Fig.155s　ラダマタテハモドキ（マダガスカル、アンボディアモンタナ産）

１５６　ge12カメノコハムシ

（ハムシ科ge12カメノコハムシ属）　?

　トリニダー付近の山は、緑豊で良さそうなののだが昆虫は少ない。

　やけに少ない昆虫、チョウも先程から同じ種類を何回か見ただけである。それでは甲虫はと言っても、全くと言っていいほど見つからない。“まあ！なんかいるだろう！”と思いながら歩いていると葉っぱの上にきらっと光る物体があった。“よし！よし！”