山に入り、枯れ草色の道を歩いていると、ときどき小さなシジミチョウが僅かな花を求めて翔んでゆく。あまり期待できそうにもないがのんびりと歩いてゆくと、突然前からキベリタテハが現れた。網を振って中を見ると・・・・。

　大きなドリアンの実がたわわに実っている農園の先には、ヤシが植えられていて、そして、その先は川で行き止まりになっている。期待しようにも何もいない。ぼけっとして歩いていると、サナエトンボみたいなのがいた。そろりそろりと近付こうとすると、網が届く範囲になる前に飛んでゆく。もう一度と思って近付いてゆくと、別の細いトンボがやってきて、近くの草に止まった。”やった！ヤンマかな！！”と思い網を振ると・・・。