夢惑う世界・昆虫たち 昆虫の散文<木漏れ日> 散文・昆虫たち |
散文・昆虫たち81 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
161 ピラデスタイマイ
(アゲハ科タイマイ属) Graphium pylades ガンビアとの国境近くの町ニョロ・ドュ・リまでやって来たけど、森林地帯には、まだまだほど遠かった。
畑に囲まれた砂地の大地を歩いてみても、昆虫たちはなかなか現れない。やっとチョウが現れたと思ったら、カバマダラだった。そろそろ引き返そうとしたら、白いチョウが風に吹かれて翔んでいる。“何だろう?”と思って採ってみると、アカネタイマイに似たアゲハであった。草原みたいなところが好きなのか、その後も次々に翔んできた。
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162 アングスティフォリアサンカクミャクサナエ
(サナエ科サンカクミャクサナエ属) Aphylla angustifolia ベルモパンの町から歩くこと1時間半の所に、森林に分け入る小径がある。その小径を行くと川に出る。しかし、この時季、川は水無川となっていた。
川底を歩いてゆくと、ところどころに水溜まりは出来ているが、残念ながら何もいない。ただ、トンボがいるが、やけに神経質で網を構える前に飛び去ってしまう。他に追う獲物がいないので、このトンボを嫌われてもいいから追い続けた。そして、やっとの思いで掴まえることが出来た。活発だからトンボかと思っていたのだが、サナエトンボの仲間であった。
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Copyright (C) 2007-2016 森みつぐ /// 更新:2016年7月10日 /// |