夢惑う世界・昆虫たち 昆虫の散文<木漏れ日> 散文・昆虫たち |
散文・昆虫たち95 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
189 ドゥドゥトガリイチモンジ(ムラサキイチモンジ)
(タテハチョウ科トガリイチモンジ属) Sumalia dudu 山の斜面を段々畑が覆い尽くしているベトナム北西部の山岳地帯を訪れた。
山間に僅かに残された木々の間を行く道を歩いていた。昨日は、ここでシロヘリスミナガシを掴まえた。"今朝も何かいないか!"と思い来たのだが、まだチョウは余り見かけない。道を下っていると、切り立った崖の叢から、白い帯のチョウが翔び出してきた。"あっ!タテハだ!!"久し振りのムラサキイチモンジだった。
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190 フルストリフェリメダカハンミョウ
(ハンミョウ科メダカハンミョウ属) Therates fruhstrferi 花蓮市から北上して、南澳の村に行った。南澳も山々に囲まれていいところであるが、初めてのところでいい場所が見つかるとは限らない。
村を通り抜けて行くと、更に山のほうに向かう径があった。ただ、今日は、ちょっと天候が怪しいのが気にかかる。径は、村の水源地に向かい、滝壺へと辿り着いた。昆虫は、余りいない。僅かにあった晴れ間もなくなり、少し暗くなってきた。引き返そうと思って歩き始めると、目の前の葉に、何かが飛んできた。ハンミョウである。"初めてみたい!採ろう!"
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Copyright (C) 2009 森みつぐ /// 更新:2009年4月12日 /// |