夢惑う世界・昆虫たち タテハチョウたち生態写真・リスト2
夢惑う世界 生態写真その27
  フォルモサヌスキミスジ   アグラヤギンボシヒョウモン♂  
ph261h フォルモサヌスキミスジ ph262h アグラヤギンボシヒョウモン♂(ギンボシヒョウモン)
2007年7月8日 台湾、南山渓 2007年8月20日 日本、北海道札幌市定山渓
台湾にキミスジの仲間が2種だけだと思っていたが、もう1種類いるのを知った。採集品と画像を再度調べてみると、確かにそっくりである。 子どものとき、札幌の平地でウラギンスジヒョウモンくらいしか見ていなかった頃、初めて見たギンボシヒョウモンには感動したものである。
  アスラミナミイチモンジ♀♂   アンティオパヒオドシチョウ  
ph263h アスラミナミイチモンジ♀♂(ナカグロミスジ) ph264h アンティオパヒオドシチョウ(キベリタテハ)
2007年11月5日 ベトナム、カオバン 2007年8月24日 日本、北海道札幌市定山渓
アスラミナミイチモンジを良く見かけるところだった。カメラをあちこちに向けていたら、葉陰でこっそりと雌雄が結ばれているのを見つけた。 秋を迎えると、羽化したばかりの初々しいキベリタテハを見かける。黄色い縁に青い斑紋、茶色い地色の翅が、得も言われぬ美しさである。
  ウルティカエコヒオドシ   カナケルリタテハ  
ph265h ウルティカエコヒオドシ(コヒオドシ) ph266h カナケルリタテハ(ルリタテハ)
2013年7月20日 日本、北海道札幌市定山渓 2005年5月28日 日本、沖縄県石垣島
ヨツバヒヨドリの花で吸蜜しているのを良く見かけるのは、クジャクチョウほどではないが真っ黒な翅裏のコヒオドシである。 ルリタテハの青い帯の翅の表面の色彩は見事なのだが、翅を閉じたときの枯葉色の葉裏はまた見事なものである。
  カミッライチモンジ   カムペストリスホソモンヒョウモンモドキ  
ph267h カミッライチモンジ(イチモンジチョウ) ph268h カムペストリスホソモンヒョウモンモドキ
2004年7月02日 日本、山梨県甘利山 2003年7月23日 アメリカ、プロボ
ちょっと薄暗い林内で見かける雄は黒っぽい翅の小柄なタテハだが、雌はくすんだ茶褐色の目立たない中型のタテハである。 豹紋模様の小型のタテハチョウである。南北大陸では、よく似たこの仲間のタテハチョウを良く見かける。
  グアテマレナカスリタテハ   クサントメラスヒオドシチョウ  
ph269h グアテマレナカスリタテハ(シモフリタテハ) ph270h クサントメラスヒオドシチョウ(ヒオドシチョウ)
2004年5月9日 ニカラグア、ボアコ 2013年7月13日 日本、北海道札幌市定山渓
止まるときは太い幹を好むと思っていたが、このときは細い幹に止まって、反対側からも丸見えだった。 吸水中のチョウの多くは、翅を閉じて目立たない色彩の翅裏を山道にかざして隠蔽しているようである。

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