フ　グ　講　座

フグの種類

トラフグ	胸ビレの後ろにある大きな黒紋が特徴。卵巣や肝臓には強い毒を持ち、腸は弱毒。全長約70センチ。
シマフグ	鍋物に使われ、毒性はトラフグとほぼ同じ。体の背に青みのある地色に白い縞があり、ヒレはすべて黄色。体長約60センチ。
マフグ	成魚の背中は緑黒色。ナメラフグとも呼ばれる。肉、精巣は無毒で広く食用とされている。約50センチ。
クサフグ	全長約15センチ。神奈川県三崎周辺に産卵する。卵巣、肝臓、腸に猛毒。肉も弱毒。

　　その他
　　　　　　メフグ、カラス、コモンフグ、ショウサイフグ、ヒガンフグ、ナシフグ、ゴマフグ、
　　　　　　ムシフグ、アカメフグ、サバフグ、ドクサバフグ、クマカサフグ、カナフグ、センニンフグ

フグ料理

• さらしに巻いて一晩寝かせ、水分をとばした身で仕上げる
• 盛り方：菊盛り、牡丹盛り、鶴盛り、亀盛り、まり盛り
• 酢、だし醤油、もみじおろし、わけぎを入れる

• 水から昆布を入れて煮立て、沸騰したらすぐに昆布を取り出す。（日本酒を加えてもOK!）
• だしの中にあらをいれ、煮えにくいものから順に具（くずきり、豆腐、きのこ類、白菜、春菊）をいれる。
• ポン酢ともみじおろし、刻みねぎで食べる。

• 身を全てすくい、少し塩で味を整えてから冷たいごはんを入れ、火力を強くする。
• 十分熱が通ったら、溶き卵を入れてふたをし蒸らす。でき上がりに刻みねぎをふりかける。

• あらを適当に切り、うす塩をつける。片栗粉をまぶしてサラダ油で揚げる。
• 塩を振るか酢を絞って食べる。（ゆず粉、さんしょ、七味などもＯＫ）

• 白味噌汁、白子雑炊、白子の塩焼き、ひれ酒

フグの毒

• 学名：テトロドトキシン(C₁₁H₁₇N₃O₈)　無色、無味、無臭。加熱に弱い。人の致死量0.5〜1mg
• 毒性：【猛毒】くさふぐ、まふぐ等の卵巣・肝臓　【強毒】とらふぐ、しまふぐの卵巣・肝臓、くさふぐ・まふぐの皮・腸
• 症状：口唇、舌端、指先等のしびれ→頭痛、腹痛、嘔吐→知覚マヒ、運動マヒ、言語障害、呼吸困難、血圧降下など→意識の混濁、呼吸停止（呼吸中枢マヒ）←ここまで約６，７時間
• 治療：食べたものはすべて吐き出す。水・重曹水・食塩水を多量に飲む。