2000年の時事放談
2000/10/01 五輪の結果と日本のスポーツ
- 間もなくシドニー五輪も閉幕。スポ根ものに弱い私は、今回もまたいくつかの感動シーンで涙を流してしまった。しかし、五輪は感動だけではない。やはり、スポーツなのだから到達度を示すもの、すなわち”メダル”も大切なのである。トラック競技やフィールド競技など、日本人の体型ではちょっと無理かなと思われるスポーツもある。また、メダルには到底届かなかったけれど、サッカーのようによく頑張ったスポーツもある。柔道もまああんなところなんだろう。そのような中、かつては日本の看板競技であったものの、今や低迷を続けるスポーツがある。バレーボールと体操である。特に、バレーはアジア予選でさえ突破できなくなってしまった。ミュンヘンやモントリオールの頃の強さはどこへいってしまったんだろう。体操もしかり。かつては団体・種目別でごっそりメダルを獲得したのだが、今や銅メダルにも手が届かない。これらのスポーツは陸上競技のように”体型”では言い訳にならない。なぜなら、かつては”体型”のハンデを抱えながら、”技と根性”で世界のトップを走っていたのだから。厳しい言い方だが、根性が欠けているか、トレーニングのシステムが悪いかどちらかではないかと思う。バレーといえば、アジア予選をご覧になっただろうか?モーニング娘と派手なアナウンサーを使って、まるで”ショービジネス”そのものだった。あれでは、観客だけでなく選手まで、実力を錯覚してしまうのではないか。人気は実力で勝ち取って欲しい。体操は、依然地味なイメージであるが、気の毒なことに今の少子時代には、あまり”うけない”スポーツなのかもしれない。でも、そういった時代にこそ、良い人材を発掘したり、それをきちんとトレーニングしていくシステムが、きちんと確立していてほしい。とかくありがちな派閥とか、変な大人の垣根は論外。ルーマニアやロシアのような国レベルでの強化システムがあって良いと思う。
- 以上、勝手なことを書きましたが、”自分がやってみろ!”などど”千葉すず”のようなことは言わないでくださいね。なお、今回の五輪野球については、もちろん結果には満足していない。けれども、これをコメントし始めるとプロ・アマ問題など、きりがなくなりそうな恐れがあるので、別の機会に筆を譲ることとする。
2000/07/07 高い目標持ち熱いドラマを -2000/7/21付 神奈川新聞に掲載された投稿記事-
- 神奈川大会が始まると仕事が手につかなくなる。それくらいこの大会が好きだ。夏の日差しや土ほこり、応援団の声、そして球音。これらを身体に浴びると、胸がすばらしい気体で満たされたような気分になる。私にとって、最高の感動を与えてくれる年に一度のドラマだ。
- 主役である選手諸君へ一言。「常に高い目標を持って、勝負にこだわってください。」心・技・体を鍛えること。ルールを守ること。これはスポーツにとって当然である。しかし、常に上を目指す気持ち、すなわち勝利を目指さなくては、それはただのゲームである。
- 横浜高校・黒土校長が「百里の一歩、一里の一歩」という言葉を使っていた。百里を行く者と一里を行く者では、同じ一歩の意味が違うという例えと理解している。参加207校が、常に百里を意識し、熱いドラマを展開することを期待する。
2000/05/07 風邪にご用心!
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久しぶりにひいた風邪をすっかりなめきってしまい、何とも冴えないゴールデンウイークを過ごしてしまいました。そもそも、昔から私は、風邪を病気の仲間として認めておらず、万一ひいたとしても酒で吹き飛ばすという芸当を得意技にしていました。しかしながら、重ねる歳には勝てないもの。先週は止まらない咳をブロンで抑えつつ、いつもの調子でアルコールを入れました。(この咳には、先々週、風邪気味のところジョギングをしてしまったという伏線がある。)ただでさえ、一部の若者の間では合法ドラッグ的に使用されているブロンですから、そこに酒を混ぜたときの反応はテキメンでした。夜は、1000個位の夢を見てうなされてしまいました。そして、その翌日、例のバス乗っ取り事件が起こりました。私は夜中でも情報を得なければとイヤホンをして眠りについたのですが、何と翌朝には昔味わったことのある激しい耳痛。すっかり中耳炎になってしまったのです。休日診療所では「鼻詰まりなのにイヤホンしたら、耳の中がおかしくなっちゃうよ。」とばかにされました。風邪だからと言っておとなしくしているのは癪なのですが、普段と違った慣れない行動をするとモロにカウンターパンチを喰らうようです。良い教訓になりました。皆さんもお気をつけて。
2000/04/02 ”タテジマ”の快進撃続く
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関東の雄・東海大相模が下馬評どおりベスト4進出の活躍ぶりです。1回戦(今治西)・2回戦(東洋大姫路)には苦しみましたが、接戦をものにする勝負強さ。筑川君もスタミナは十分残っているようです。さらに良いことには、準決勝の相手。当初、神奈川としては分の悪い四国(明徳義塾)との対戦かと予想されましたが、少しほっとしています。何せ、東海は近畿勢には強いんです(過去5勝1敗)。とにかく”あと2つ”、総力戦で勝ち進んでほしいです。
2000/03/15 シーズン到来!
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選抜高校野球大会の組み合せも決まり、「神奈川高校野球資料館」館長を名乗る私としては、頭の中の8割が高校野球に染められております。
さて、今回の組み合わせですが、地元神奈川の東海大相模は四国代表の今治西と対戦することになりました。お気づきの方は少ないかと思いますが、高校野球の歴史において、未だ神奈川県は愛媛県に勝った経験がなく、0勝6敗という成績です。逆に言えば、今回が初めて愛媛県勢を破る、最大のチャンスということかも知れません。そして、1回戦を突破すると、次ぎは因縁の兵庫県勢(東洋大姫路)と戦う公算が高くなっております。まさに、神奈川県にとって積年の借りを一遍に返す時がやってきたという感じです。神奈川の高校野球ファンの皆様、試合当日はこのような視点で応援されてはいかがでしょうか。
2000/02/02 東海大相模高校センバツ出場おめでとう
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去る1月31日、センバツ大会の代表選考会議が行なわれ、神奈川県から東海大相模高校の出場が決定しました。これで春の出場は、5年ぶり5回目。過去4回中、準優勝が2回もあり、通算成績は8勝4敗です。最近では、95年に原俊介や森野のメンバーで出場し、2回戦で、優勝した観音寺中央高校に敗れたことが記憶に新しいところです。夏は、22年間出場していないので、なんとなく”古豪”のイメージが定着しつつありますが、ここで再び一時代を築いていただきたいと思います。840万県民の夢が、1日も長く続くことを祈りましょう。
2000/01/04 紅白雑感
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私が、昔からNHK紅白歌合戦を観戦し続け、その企画内容や勝敗に少なからぬ興味を示していることについては、段々と有名になりつつあります。ちなみに、ビデオについてはNHKの「思い出の紅白」からコレクションしたものを含め、昭和48年からほとんどそろっております。(平成4年、昭和54年、昭和50年をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ダビングさせてください。)
ところで、この年末の紅白ですが、私なりの意見を10個ほど言わせていただきたいと思います。
1 入場行進や選手宣誓はちゃんとやって欲しい。特に宣誓は、やらないとけじめがつかない。
2 出場歌手でもない人(Kinki)が唄うのは反則なのでやめてほしい。また、正式な審査員で呼べなかったとはいえ、松坂のようなビッグな人物を”ちょいの間”のゲストで出すのも節操がないのでやめてほしい。
3 勘九郎の司会は”小噺”のようで感情がない。もう少し元気で、安心して見ていられる人にして欲しい。(個人的には、堺正章や加山雄三が好きである。)
4 同じく紅組の久保純子は自分の立場を勘違いしているのではないかと思う。着替え過ぎ。トークの”間”が悪いのは勘九郎と同じ。(個人的には、上沼恵美子が一番よかったと思う。)
5 最後まで参加しないような歌手は出さないで欲しい。始めに唄ってニューイヤーコンサートなどに行ってしまう人は、興ざめである。その点、SMAPは感心。
6 森繁と飯島直子の掛け合いは、”はずし”を超えて、見ている側が悲しくなった。
7 紅白とは関係ないが、石川さゆりは妙に貫禄がついてしまい、”か細さ”と”唄のスケールの大きさ”という彼女独特のアンバランスがなくなってしまったのが悲しい。
8 水前寺清子は大胆なイメチェン中らしいが、それでも今年の紅白は出て欲しかった。
9 この辺で1つ誉めておきます。実力派歌手が昔の「名曲」を歌うことについて批判もあるようです。しかしながら、年末カウントダウンへの盛り上げには、やはり時代を超えて胸に染みる曲が必要です。持ち歌ではないですが、天童よしみの「川の流れのように」などは圧巻でしたし、こういう唄が国民的番組において歌い継がれていくことに、感動を覚えました。(とはいえ、私自身、由紀さおり姉妹の「童謡」に共感を覚える年齢には、いまだ達していない。)
10 時代を超えた名曲を歌うためには、ある程度、年齢の”積み重ね”が必要である。今回はよかったが、平成10年に西城英樹が「傷だらけのローラ」を唄ったときは、どうしようかと思った。
2000/01/01 西暦2000年の年頭にあたり
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いよいよ我々人類が幼い頃から夢に描いてきた西暦2000年代に突入しました。今から1000年前ってどんな時代だったのでしょう。次のミレニアム(3000年)を人類は迎えることができるのでしょうか。この辺になると考えても仕方ないことですが、すくなくとも我々の子供達の時代だけは平和な時代が続くことを望んでやみません。
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私これまで、2000年を契機に、何か新しい決意をしようと考えてきましたが、気のきいたネタが浮かびません。でも、おぼろげながら、仕事-家庭という2つの”極”に、何かもう一つプラスできるような世界を自分で作り出したいと思っています。それは1日に10分でも良いし、行動ではなくて考え事の世界でも良いと思っています。
- 最近、底無し沼のようにDeepになりつつある”モリヤ家のホームページ”ですが、これからもどんどん内容を充実させ、皆様に情報発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。