2003年の時事放談
2003/08/07 球場にすがすがしさ伝わる -2003/8/7付 神奈川新聞に掲載された投稿記事-
- 梅雨が長引き冷夏となったのが十年前。その十年前と同じ横浜商大高校の優勝で高校野球神奈川大会が幕を閉じた。振り返れば、好投手を軸に据えたチームが多く、活発な打撃戦よりも息詰まる投手戦が楽しめる今大会であった。優勝の横浜商大高校は、野球部創部が戦後間もなくという歴史を誇り、部員数も百名を超えていると聞く。部員のご家族や卒業生の喜びの大きさ・広がりは計り知れないところである。
- ところで、球場を訪れたことのある方はお気付きだろうか。横浜商大高校の野球部員は、大会の裏方の仕事でも大いに活躍しているのである。観客の整理、グラウンドの整備、さらには観客席のごみの片付け。山のようなごみと格闘する姿に、大人の一員として恥ずかしい気持ちにさえなる。下級生や控え選手の役割かと思うが、勤労奉仕的な仕事も積極的に買って出るという姿勢は、球場内をすがすがしい雰囲気にするとともに、懐の深い指導理念や校風も伝わってくる。
- 十年ぶりの晴れの舞台、全国高校野球選手権大会は今日、甲子園で開幕する。大活躍されることを期待する。
2003/01/17 知事候補
- 神奈川県知事の候補者が立候補を取り止め、現在、知事候補がいないという記事が新聞に載っていた。神奈川県は財政状況が相当悪いので、今後の舵取り役の手腕に期するところが大きい。そんな中、候補がいないというのは、とても不安な状態である。最近の選挙、政党色の強い人や、官僚出身者は弱いと言われている。知名度があり、県民に希望を与えてくれるようなキャラクター・・・うーん。そうだ!やはりここは、横浜高校・渡辺監督が良いのではないか。知名度・・・あるある!全国に知れ渡っている。希望・・・甲子園では常にピンチを打破し、どれだけ県民に希望を与えてくれたことか。応援演説に教え子の松坂、鈴木(尚)、矢野、斉藤、愛甲(?)らがやって来たら、当選は確実と思われる。当ホームページの高校野球資料館も、きっと活気づくだろう。この際、どうでしょうね?
2003/01/01 紅白雑感
- 毎年恒例の紅白歌合戦への批評です。
【全般的な意見】
- 今年は大きな話題もなく全体的におとなしい紅白でしたね。演歌系はかなりメンバーが寂しかった。演歌系の出場者は交替制にして2・3年サイクルで色々な人を見たいね。それと今回はアメリカと黒四ダムから中継があったけれど、やっぱり紅白に中継はいかんと思う。どんな演出効果があろうとも、会場に来ることを大原則としてもらいたい。全員参加の余興で合唱をやっていたが、ああいう行事の復活はいいね。ドリフみたいで面白かった。
【個別意見】(良かった・・・○ 残念・・・×)
- ○藤本美貴は良いトップバッターだった。元気があって、紅組の勝利を初めから引き寄せた。さすが久々の正統派アイドルだ。
- ○キンモクセイは落ち着いた良いステージだった。曲も良いが背景の不思議な映像も映画のブレードランナーのようでよかった。
- ○鈴木慶江はやっぱりすごいな。紅白にオペラが出るのはいかがなものかと日頃言っているのだが。彼女はそんな私を沈黙させた。
- ○石川さゆりは期待どおり。紅組のトリはこの人だね。天城越えのトリは16年ぶりだが今年はひとしおだった。
- ×安室奈美恵はどこか不安定なのかな、精神的に。紅白の恩を忘れたか。やる気のない者は去れと言いたい。
- ×さだまさしは今さら精霊流しでもないだろ。そもそもこの人どうして毎年出場するのかわからない。
- ×五木ひろしは選曲ミスじゃないか?大トリの曲じゃないなアレ。無難に千曲川あたりが良かったのでは。