対戦成績 | - | - | - | |
甲子園 | 決勝戦 | 北野6-4芦屋 | 北野は山本が先発するが乱調により1回途中からエース・多湖がリリーフ。7回表、北野が多湖の3塁打等で1点を先制、8回にも追加点を挙げて2-0とリードするが、芦屋が9回裏に2点を返して雨中の延長戦へ。延長10回表、北野が多湖の適時打で2点を勝ち越すが、その裏、芦屋が2点を返し再び同点に。さらに芦屋は1死満塁とし、サヨナラのチャンスとなるが、9番・石田の左ライナーに2塁走者の離塁が一瞬早く、タッチアウトとなる。延長12回表、北野がさらに2点を勝ち越し初優勝を飾る。両軍合わせて12失策は、決勝戦での最多失策記録。投手:山本次郎、多湖隆司(慶大→鐘紡)−有本義明(慶大→ダイエー2軍監督)。 《北野の戦績》北野10-1日川/北野6-3桐蔭/北野3-2岐阜商業/北野6-4芦屋 | |
出来事 | 地元同士の決勝戦。ホームベースに闘志・友情の頭文字「F」をデザイン化した全国高校野球連盟(現日本高等学校野球連盟)旗ができる。高松一・中西太が岡山東戦と福島商業戦で2試合連続となるランニング本塁打。北野の主戦・多湖と芦屋の有本の対戦が「タコアリ決戦」と称される。 | |||
主な選手 |
◇芦屋:有本義明(慶大→ダイエー2軍監督)◇岡崎:渡辺亘夫・大村憲義・斎藤史郎・広中秀央・中野二一・三浦五男・河合幸雄・木村博(2年、駒大→名古屋)・浅井茂樹・松本茂◇関西:林茂(岡山鉄道管理局→東映)・角南効永(広島→岡山鉄道管理局)・堀田一雄(慶大→日本石油)・小河原源太郎(立大→富士鉄広畑)・吉田和之(明大→岡山鉄道管理局)◇岐阜商業:中原勇(東海電通)・貝崎幸男(中大→日本軽金属)・高橋昭雄(川島紡績)◇桐蔭:西村修(阪神→大鉄局吹田)・金丸勉(日本生命→立川AIO)◇慶応二:吉村仁一・松本悦雄(慶大→日本ビール)・佐藤芳丸・高橋堅・小川正二・高島清・金田智夫・今田三喜男・高鹿至雄・吉川俊弥◇高松一:中西太(1年、西鉄)・北村勝・松岡雅俊(早大→東映)・山下健(阪急)・上春三郎(早大→日本鋼管)・横山一(日大)・小原忠雄◇小倉:福島一雄(早大→八幡製鉄→新日鉄光監督)・井生元固(慶大→八幡製鉄)・福田康久(電通)・松尾研(電通)◇大鉄:網智(関大→大阪鉄道管理局→大鉄監督)・万田睦夫(明大→大映) ◇大分一:小野喜一郎・宮部一夫・阿部義仁・平井長男・徳永憲二・梅津昭・渡辺不二男・松雄三生・富高真佐哉・高倉輝雄◇徳島商業:山口八寿男(明大→国鉄)◇日川:保坂幸永(立大→大映)◇兵庫:向井隆一・田中教仁・迫平忠雄・半田元重・大西清・片岡重幸・藤池勍・結崎政三・河野博(阪神)・河本年弘◇平安:杉山真治郎(日大→大映)・松南二郎(法大)・浜田雷三(立命館大)・松井弘(東洋レーヨン)◇北野:山本次郎・広瀬繁雄・梅田明(慶大)・市石巌・品川潔・市村博(2年、関西学院大→日本生命)・多湖隆司(慶大→全鐘紡)・長谷川圭市・座留間一・竹内寿一◇和歌山海南:木下雅弘(神奈川大→国鉄) |
出場回数 | 初出場 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な選手 | (1)田中孝一(早大)、(2)平井勤(1年)、(3)岡本英二、(4)古家了、(5)脇村春夫(2年、東大→東洋紡)、(6)宝性一成、(7)佐々木信也(1年、慶大→高橋→大映→大毎)、(8)根本功(2年)、(9)菊地正治・原田靖男(東大) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
対戦成績 | 2回戦 | 9-3城東 |
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準々決勝 | 2-1松本 |
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準決勝 | 3-2高松一 |
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決 勝 | 5-3岐阜 |
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甲子園 | 決勝戦 | 湘南5-3岐阜高 | 準決勝の岐阜−倉敷戦が雨で再試合となった後の決勝戦。真紅の優勝旗が33年ぶりに箱根山を越える。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
出来事 | 佐々木久雄監督率いる湘南が野球部創立3年目で本県初の全国制覇、「無欲の勝利」と讃えられる。湘南は、5試合中4試合が逆転勝利。優勝旗は14回大会の松本商以来21年ぶり東日本チームヘ。出場校23校。入場行進にプラカード嬢登場。甲子園にラッキーゾーンが新設され、高松一・山下健が初本塁打を放り込む。夏の大会3連覇を目指した小倉北(小倉中)は、エース・福島一雄の肘痛により準々決勝で倉敷工業に6-7で敗れる。小倉北の選手が甲子園の土を持ち帰り、以降、甲子園の伝統となる。倉敷工業・藤沢新六が熊谷戦で1本、小倉北戦で2本と大会記録となる計3本の本塁打を放つ。ボールの質が改良され、合計9本の本塁打を記録。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な選手 |
◇芦屋:有本義明(慶大→ダイエー2軍監督)◇臼杵:稲垣哲郎・池辺輝夫・吉川清・沖田隆広・長生英治・甲斐剛平・高木茂武・足立健二・桑原伸也・佐藤信義◇岐阜:花井悠(慶大→日石カルテックス→西鉄)・河合保彦(1年、名古屋→西鉄) ◇旧瑞陵:徳永喜久男(2年、中日)・一柳忠尚・大橋信夫・加藤正男・山田一夫・坂田錬三・鍋田敏雄・市川鴻之祐・水野八寿男・各務勇◇旧徳島城東:板東康介◇熊谷:荻原隆(大洋→松竹)◇慶応(東京):吉村仁一・松本悦雄(慶大→日本ビール)・佐藤芳丸・植田光和・小川正二・高島清・中川正夫・今田三喜男・高鹿至雄・古川俊哉◇高松一:中西太(1年、西鉄)・北村勝・松岡雅俊(1年、早大→東映)・山下健(阪急)・上春三郎(早大→日本鋼管)・横山一(日大)・小原忠雄◇高津:福澤弘行・森幸男・法島幸雄・堤隆・浦正太・村田芳朗・中田守司・萱野章三・岡本進・粟井賢文◇小倉北:福島一雄(早大→八幡製鉄→新日鉄光監督)・井生元固(慶大→八幡製鉄)・福田康久(電通)・松尾研(電通)◇松本市立:小森光生(早大→毎日→大毎→近鉄)・手塚明人(早大→大昭和製紙)◇水戸商業:鈴木幸治(立大→日鉱日立)・桜井良知(立大→明電舎)◇盛岡:田頭正三(2年)・村田勉・鈴木雄一(2年)・藤原洋司(2年)・稲葉正夫(2年)・川村裕志・森雄一(2年)・藤村明朗(2年)・橋本保兵衛(2年)・似鳥円五朗 ◇静岡城内:森山秀夫・中尾修一・堀井寛・宗野徳太郎(1年、立大→全藤倉)・桜井昌一郎・長谷川佳三・辻陽一・大村益造(専大→北炭夕張)・野村賢治・鈴木伝勝(2年、専大)◇倉敷工業:小沢馨(大阪→日鉄二瀬→倉敷工業監督)・藤沢新六(倉敷紡績→阪神)◇帯広:品田栄太郎(法大→たくぎん)◇長崎東:松熊進・鬼海美伸・渋谷実・松田克三・浜口太門・宮崎宗弘・門岡兼次・大島久直・高見克己・富川末敏◇東北:木村稔(神奈川大→電電東北)・国分一雄(東北学院大→電電東北)◇武生:谷口敬市・浜本隆一・上野利和・吉田亮英・佐々木真・植村勤・今泉賢次・片野善雄・工藤照男・高木良次◇平安:杉山真治郎(日大→大映)・松南二郎(法大)・浜田雷三(立命館大)・松井弘(東洋レーヨン)◇柳井:中司倭文生・清池英幸・岩政悟・堀敏昭・野間繁一・宮地正男・生田義人・宮田穂積・猿渡一郎・根尾清◇和歌山海南:木下雅弘(神奈川大→国鉄) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
県大会 | 決勝戦 | 湘南3-1商工 |
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出来事 | 県大会は、2部校35校からの8校を交え、第1部大会を16校トーナメントで戦う方式。
《準々決勝以上の結果》 [準決勝]県商工6-0鎌倉学園/湘南5-1逗子開成 [準々決勝]鎌倉学園7-5浅野/県商工13-1相洋/湘南5-0横須賀/逗子開成8-3神一高 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な選手 | ◇湘南:佐々木信也(1年、慶大→高橋→大映→大毎)・田中孝一(早大)・原田靖男(東大)・脇村春夫(2年、東大→東洋紡)・平井勤(1年)・根本功(2年)・岡本英二・菊地正治・古家了・宝性一成◇横浜商業:鈴木康・鈴木力◇県商工:大沢啓二(1年、立大→南海→東京) |