出場回数 | 4年連続6回目 |
主な選手 | (1)柴田勲(2年、巨人)・加地孝博 (2)奈良正治(法大→八幡製鉄→日大藤沢監督) (3)西山量夫(全藤倉→立花高校監督) (4)高井準一(近鉄) (5)是久幸彦(2年、東映) (6)幕田正力(2年、日本石油) (7)的場裕剛(2年、大洋) (8)幡野和男(阪神) (9)山田恒彦 |
対戦成績 |
1回戦 | 14-3御所工業 |
法政二 |
|
1 |
1 |
0 |
|
3 |
0 |
4 |
|
0 |
0 |
5 |
|
14 |
御所工業 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
1 |
0 |
|
0 |
0 |
2 |
|
3 |
1回表、的場の左翼線2塁打に続き、幡野が中前打し1点を先制。2回表、先頭打者・是久が左前打で出塁し、西山の犠打で2進。チャンスに山田が中前打し1点を追加。4回表、的場、幕田、高井、幡野、柴田の連打で3点を追加。5回裏、御所工業の中山、石原に連続安打され、続く芳中に四球で満塁。続く樫に左前打を打たれ1点を返される。法政二高4回5打者連続安打を含む全員の19安打。守っては柴田−加地の継投で11三振奪取。相手投手:岡本吉一−筒井義宏。
|
2回戦 | 4-0浪商 |
法政二 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
4 |
0 |
|
4 |
浪商 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
7回まで0-0の投手戦。8回表、先頭打者の是久が左中間を破る2塁打。続く西山の犠打は3塁手の送球を1塁手が逸らし1,3塁のチャンス。続く山田はスクイズで是久を迎え入れ、ようやく1点を先制。さらに1,2塁から的場が左翼線への3塁打で貴重な2点を追加。さらに幡野の安打で的場も帰り、集中打で一挙4点を挙げる。柴田は浪商を3安打9奪三振で完封。怪童・尾崎行雄との3番勝負の始まり。相手投手:尾崎行雄(1年、東映)。 |
準々決勝 | 8-0早実 |
早稲田実業 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
法政二 |
|
2 |
0 |
0 |
|
0 |
1 |
0 |
|
0 |
5 |
X |
|
8 |
1回裏、2死1,3塁から1塁走者が盗塁を試みる。捕手の送球が逸れる間に、3走がホームインし1点を先制。さらに柴田の右前打で1点を挙げ、初回から2点を先制する。5回裏にも西山の中前打から幕田の右翼線2塁打と続き1点を追加。さらに8回裏には3安打、3四球、3失策を絡め、大量5点を追加。法政は11安打で8点。投げては柴田が11奪三振で完封。相手投手:森山欣映(法大→全府中→向山建設)−渡義克。
|
準決勝 | 6-0鹿島 |
法政二 |
|
0 |
2 |
0 |
|
0 |
0 |
1 |
|
3 |
0 |
0 |
|
6 |
鹿島 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
2回表、先頭の幡野が左前打で出塁。田中が送って1死2塁から、奈良の左翼線2塁打で1点を先制し、さらに是久の左越え2塁打で2点目を挙げる。6回表、先頭の的場が左中間を破る2塁打。幕田が送って1死3塁となった後、打者・高井に対しスクイズを外したボールが暴投となり1点を追加。7回表、田中が右越え2塁打で出塁。奈良の犠打は内野安打となり無死1,3塁のチャンス。是久は三振に倒れるが、西山の1ゴロがエラーを誘い田中が生還。さらに1死1,2塁から代打・寺門が中前打し満塁。続く的場は右前タイムリーで1点を追加。さらに幕田の遊ゴロの間に西山が帰ってこの回、ダメ押しの3点を挙げる。加地−柴田の継投で毎回の14三振で完封。打っては10安打で6点を取り完勝。相手投手:宮崎昭。
|
決 勝 | 3-0静岡 |
法政二 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
1 |
2 |
|
0 |
0 |
0 |
|
3 |
静岡 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
5回表、先頭・是久が中前打で出塁。西山が送り、山田が1飛で2死2塁となった後、的場の左中間2塁打で先制。6回表には、高井・幡野が連続で左前に運び、柴田が送って1死2,3塁のチャンス。続く奈良は走者一掃の左中間3塁打を放ち2点を追加。勝利を決定づける。2年柴田、3塁を踏ませず3安打に抑える。相手投手:石田勝広(早大→大昭和製紙北海道) |
甲子園 | 決勝戦 | 法政二3-0静岡 | 投手:柴田勲(2年、巨人)−石田勝広(早大→大昭和製紙北海道) |
出来事 | 法政二・昭和24年湘南以来の神奈川県勢全国制覇。剛球・柴田−カーブ・加地の継投で2回戦以降をすべてシャットアウト。合計得点は5試合で35点。鹿児島県が単独出場となり30代表校に。 |
主な選手 |
◇旭川北:杉山允孝・武田健二・木林勝・盛田久夫・秋月弘志・小野寺修・佐林勲明・福井耕三・村田勝弘・金成日出夫◇盈進商業:赤池義則(三井造船玉野)・小田徹也(日大→日本鋼管)・河内佳征(富士鉄釜石)◇享栄商業:辻恭彦(西濃運輸→阪神→大洋→国際総合伊勢原クラブ監督)・岩月宏之(日大→日本石油→西濃運輸→中日)・吉山智久(日鉄二瀬→中日)・大脇幾夫(三菱重工名古屋)・市橋進(西濃運輸)・大沢光昭(電電東海)・加藤文靖(日本通運名古屋)・生田欣溢(日本通運名古屋)◇桐生工業:前原昭一郎・鹿山高男・大島正義・石島美智雄・萩原浩・清水博史・岩崎雅人・森田征雄・石川和孝・下山克己◇金沢市立工業:中島外志男・荒谷洋武・清水剋順・村瀬雄二・西田武・中谷忠義・佐々木裕一・正来克己・上野英俊・小森隆◇熊本商業:川田敏郎・高橋義治・古財浩次郎・蒲生光昭・村田国博・吉丸輝雄・二宮和民・豊永幸雄・田中義弘・丹部謙譲◇県岐阜商業:近藤精吾(三菱重工名古屋)・山本勇(2年、三菱重工名古屋)・杉山元英(2年)・船見幸夫・河村茂(2年)・吉田明弘(2年)・西松征雄(2年、明大→電電東海)・宮川健・宮嶋忠(早大)・戸崎幸雄◇戸畑:井戸崎泉・藤津靖雄(熊谷組)・出雲勝洋(日大→拓殖銀行)◇御所工業:岡本吉一・筒井義宏 ◇高岡商業:渡辺正雄・土尾章・梅木務・中原通輔(2年、富士鉄広畑)・越後常久・進藤洋一・吉田洋・宮田進・吉田茂・山口哲範◇鹿島:宮崎昭二(2年、東映→阪神)・亀飼良知・真崎博・荒井大勝・織田征洋・小野原宏・石橋孝治・古賀竜郎・宮崎司郎・中村文人◇秋田商業:今川敬三(2年、早大→秋田商業監督)・成田光弘(大毎→阪急)◇出水商業:堤田正治・西渡・柿本則幸・坂口昭夫・祝井忠・松永吉弘・沖牟田忠義・井上邦利・西川昭太郎・池上守◇水戸商業:阿部功(石川島播磨重工)・桜井紀夫・今泉正明・佐々木?起・小野瀬与志雄・磯前弘・鈴石忠彦・森田静夫(2年、大昭和製紙)・皆川武士・新井隆◇西条:森本潔(立大中退→三協精機→阪急→中日)・長井栄二(電電四国)・長井征一(電電近畿)・薦田久審(芝浦工大→日本楽器)・松浦毅(法大→日鉱日立)・岩本美昭(全鐘紡→三協精機)◇青森:工藤浩二・永井満・小山内良一・長内肇・佐治健夫・吉町良晴・平尾洋介・三上晋二・三上満紀夫・福沢勝◇静岡:石田勝広(早大→大昭和製紙北海道)・石山建一(早大→日本石油→プリンスホテル監督)・渡辺尚(立大→金指造船所)・大塚恭弘(立大→トヨタ)・花城政夫(立大)・古畑博之(中大)・横山弘(東芝)◇赤穂:武村修・細萱修・伊藤武・柴田光・竹上憲彦・玉木輝幸・肥野武彦・浦野重雄・赤須幸夫・川端洋二◇早稲田実業:森山欣映(法大→全府中→向山建設)・高橋基(早大→林建設)・逸見英輔(日大)・山崎博昭(電電関東)・渡義克 ◇大宮:大塚良夫・山本廸人・加藤健一・河野茂夫・横山勝・武井勲・高橋淳之・武田弘司・青木一孝・外山哲也◇大社:若月宏之(2年、立大→京都大丸)・千家敬麿(2年、慶大→鐘淵化学)◇大淀:斎藤六生・江藤博文・黒木英夫・真方政照・熊瀬川真信・矢野忠昭・永友健男・高島清次・児玉徹・川畑洋平◇東北:伊藤勲(大洋→南海→大洋→NTT東日本)・細谷靖(仙台鉄道管理局)・川島寅松(太平洋セメント)・杉山恒夫(日鉱日立)◇徳島商業:広野功(2年、慶大→中日→西鉄→巨人→中日)・矢野義明(住友金属)・小川晃義(大協石油)・中村健(大協石油)◇平安:大崎隆雄(大洋→近鉄)・石丸弘幸(法大→鐘淵化学)・堤光二(日大→日本通運)・谷川勲(関大)・浅井勝(龍谷大)・間瀬雄一(龍谷大)・山本隆(東洋レーヨン)◇米子東:宮本洋二郎(早大→巨人→広島→南海)・直江輝昭(早大→住友金属)・矢滝伸高(2年、関大→米子東監督)・清水賢(東映)・荒松稔雄(亜大)・松本勝彦(日本軽金属)・井畑彰(大協石油)・常藤幸治(電電近畿)・市岡三年(2年、大協石油→三重海星監督→四日市大学監督)◇北海:佐藤進(富士鉄室蘭→国鉄→中日)・高屋敷日出夫(富士鉄室蘭)◇明石:金山巧(東洋レーヨン)・藤村一三(川崎製鉄神戸)◇浪商:除信山(早大)・向川勝海(法大)・福本正憲(積水化学)・藤高(天王寺鉄道管理局)・上田茂宏(羽幌炭鉱→電電北海道)・米谷竜猛(大阪鉄道管理局吹田→全常磐)・尾崎行雄(1年、東映)
|
県大会 | 決勝戦 | 法政二6-2慶応 |
法政二 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
2 |
0 |
|
4 |
|
6 |
慶応 |
|
0 |
0 |
1 |
|
0 |
1 |
0 |
|
0 |
0 |
0 |
|
0 |
|
2 |
慶応が3回と5回に1点ずつを挙げ、2点を先行。8回、法政が疲れの見えた慶応・渡辺から2点を奪い、同点に。慶応は、9回に1死満塁と詰め寄るが、強攻策がダブルプレーとなり、チャンスを逸す。延長10回、法政は疲れの見えた慶応・渡辺を幕田らが打ち崩し、4点を挙げて4年連続の甲子園出場を決める。投手:柴田勲(2年、巨人)・加地−渡辺泰輔(慶大→南海)。 |
出来事 | 2回戦で県川崎が優勝候補の慶応と延長11回の熱戦をくりひろげ、0-1で敗れる大健闘。準々決勝の法政二−相洋戦で法政二・柴田がノーヒットノーランを達成(9-0)。決勝戦は、史上最高の緊張感溢れる試合と呼び声が高い。準決勝の鎌倉学園−慶応戦は、延長10回表、慶応・丸山が鎌倉学園・菱沼を救援した梅田から決勝のタイムリーを放ち、3-1で鎌倉学園を振り切る。
《準々決勝以上の結果》
[準決勝]慶応3-1鎌倉学園/法政二6-0横浜
[準々決勝]横浜3-2横浜商業/鎌倉学園3-2桜丘/慶応5-1浅野/法政二9-0相洋
|
主な選手 |
◇法政二:柴田勲(2年、巨人)・奈良正治(法大→八幡製鉄→日大藤沢監督)・高井準一(近鉄)・是久幸彦(2年、東映)・幕田正力(2年、日本石油)・的場裕剛(2年、大洋)・幡野和男(阪神)・西山量夫(全藤倉→立花高校監督)・寺門朗(三菱重工川崎→三菱重工横浜)・加地孝博◇鎌倉学園:菱沼勇(いすゞ自動車)・柳田英弘(慶大→日本鋼管)◇慶応:渡辺泰輔(慶大→南海)・松方正範・宮川保弘・須々木邦彦・保坂清和・山本剛資・木南一也・加藤達郎・丸山武三・村上勝成◇日大:船山稔雄(中日)
|