神奈川県勢・年度別戦績表(1966年)

1966年春 (参加無し)

対戦成績 ---
甲子園決勝戦中京商1-0土佐土佐は部員僅か12人。3回、中京のテキサス安打が決勝点に。投手:加藤英夫(近鉄)−上岡誠二(慶大→日本鋼管)。
《中京商業の戦績》中京商業5-2PL学園/中京商業6-5高鍋/中京商業11-2米子東/中京商業5-4宇部商業/中京商業1-0土佐
出来事中京商、7年ぶり春4度目の優勝。NHKカラー放映スタート。土佐高校・秋田学(四国銀行)が市和歌山商業・藤田平(阪神)に並ぶ20塁打の大会タイ記録。中京商−宇部商が延長15回、4時間35分の最長時間試合を記録。準々決勝の育英−小倉戦は、延長13回の末、育英・吹抜賢一のサヨナラ本塁打により9-8で育英が勝利。
主な選手 ◇PL学園:加藤英司(松下電器→阪急→広島→近鉄→巨人→南海)・野口善男(法大→大洋)・久保善久(明大)・岡崎芳樹(日大)・河野有道(PL学園監督)◇育英:中田勇(近鉄)・島邑茂義・平内英隆・吉川博・山本博俊・吹抜賢一・後藤進・本勝一・若松正一・小村義郎◇宇部商業:玉国光男(鐘淵化学→協和発酵→宇部商業監督)・三原義昭(松下電器)
◇宮崎商業:小田和典・森山寛・寺岡正人(立大)・鈴木守・名嘉真実・籾木国武・井上清美・古森徹・川崎俊郎・田尻晴久◇金沢:沖順次・西出満・福田洋一・羽場進・矢地吉郎・坂忠・吉田外志夫・柏木善博・山下和男・九里田清◇御所工業:忍全功(大洋→太平洋)・尾崎洋明・矢部正広・奈須道夫・松尾良信・柏本明・吉川公徳・植田正之・中谷昇・俵本彰◇佼成学園:平野明治(明治学院大→ティアック→キャタピラー三菱)・行田文雄(駒大→鷺宮製作所)◇高知:三宮芳広(福岡工大→電電四国)・弘田澄男(2年、四国銀行→ロッテ→阪神)・有沢直広(法大→四国銀行)・横田幸一(同大→大倉工業)・水元茂(近大)・森沢康夫(四国銀行)・北岡健男(高知相互銀行)・岡本満寿(高知相互銀行)◇高鍋:都原和則(日本生命)・西原幸則・宮田和武・菅原途次・徳山健一郎・海老原純夫・黒木政次・井上幹雄・松崎長生・石田初穂◇高野山:横山博治・島田尚之・前田洋三・戸田守・芋生政己・小畑光・小畑耕造・上垣内民生・加藤一男・南盛久◇三重:水谷孝(阪急→巨人→阪急)・榎本直樹(中京大→拓殖銀行→ヤクルト→広島)・水野英生(中京大→日本石油)・菊田雄二(中京大→日本鋼管)・水谷清仁(中京大→拓殖銀行)・多賀正文(日本軽金属→ホンダ鈴鹿)・田中憲二(東海理化)・山本進洋(東海理化)◇室蘭工業:木村昭夫(富士鉄室蘭)・友原英雄・藤吉伸一・永井健則・宮野光利・高木俊行・水木正行・金子正昭・竹内寛義・赤川和友◇小倉:佐藤茂広・門川純(立大→新日鉄八幡)・八田武明(立大→明治生命)・磯崎章二(慶大)・池田千秋(慶大)
◇盛岡商業:城内正(ホンダ→ホンダ鈴鹿)・松尾常治(ホンダ→ホンダ鈴鹿)・吉岡昭男(盛岡鉄道管理局)・鈴木康記(盛岡鉄道管理局)◇前橋工業:高見沢正樹・太刀川博行・横堀章・桜井豊・栃窪保・山田輝男・清水二三昭・高橋政夫・高橋幸男・秋山孝◇大宮:石塚幸治・野口積・田辺潔・千葉俊秀・金子勝美(2年、早大→中日)・市川文男・小島光男・森茂雄・横山保・吉田誠(2年、東映→太平洋)◇中京商業:加藤英夫(近鉄)・矢沢正(巨人)・井熊博一(中日)・平林二郎(阪急)・西脇昭次(中京大→電電信越)・光岡俊郎(中京大→トヨタ)・片野正人(中京大)・芝田政博(全鐘紡→トヨタ)◇土佐:上岡誠二(慶大→日本鋼管)・秋田学(四国銀行)・鎌田扶紀夫(三菱自動車)◇徳島商業:小西克善(明大→日鉱日立→日鉱佐賀関)・広野充(早大→住友金属)・福井将夫(同大→全大丸)・岡正博(三菱重工神戸)・西村孝(阿波銀行)◇富士宮北:下村定義・望月茂男・佐野志農夫・勝亦敏明・三浦正・一ノ瀬憲司・吉川武・木川信明・望月秀志・太田精一◇兵庫:勝順一・森川行信・志水孝司・柳瀬正信・前畑良雄・岸本薫・藤田誠・大野俊三・武蔵健児・江本明◇平安:畑矢敬治(全大丸)・門野利治(近鉄)・杉政忠雄(関大→西川物産)・伊藤博昭(法大→大昭和製紙北海道)・江島巧(2年、中日→ロッテ)・荒木宣雄(京都産業大)・北山安夫(京都産業大)◇米子東:勝部敬一(早大→住友金属)・山根良弘(亜大→電電中国)・木村喜一(富士鉄広畑)
◇邇摩:岡田光雄(2年、松下電器→近鉄)・弓場繁雄・田辺武志・橋板博美・三上敏郎・宮崎敬介・林正巳・松村孝・藤井英博・大野正博

1966年夏 横浜一商

出場回数初出場
主な選手(1)佐々木正雄(日大→日大明誠監督→横浜商大監督)、(2)米長賢一(日本石油)、(3)有賀信一(日本石油)、(4)内藤博(日本コロムビア→日本鋼管)、(5)和田唯志、(6)工藤好明(関東学院大→電電信越)、(7)正木清一、(8)井上泰司、(9)波多正人
対戦成績 1回戦13-3駒大苫小牧
横浜一商 0 0 0 0 3 3 1 2 4 13
駒大苫小牧 1 0 0 0 0 0 0 2 0 3
1966n1.bmp 初回裏、苫小牧に2死から四球と浦重の3塁打で1点を先制される。5回表1死から井上が四球、正木がショートエラーで1・2塁とし、波多・内藤の連続タイムリーで3点を挙げ、逆転に成功。6回にも4長短打で3点。7回中前打で出塁の今井がボークで1点。8回裏には、連続エラーと連続ヒットで2点を奪われるが、苫小牧のリリーフ・中陳と藤谷に襲いかかり、8回・9回で6点を追加、全員安打の17安打で圧勝。全員安打は44回・西条−日大三の西条高校以来4年ぶり12度目。相手投手:今井貞夫−中陳隆史−藤谷修三。
2回戦6-2郡山(延長10回)
横浜一商 0 0 0 0 0 0 1 1 0 4 6
郡山 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2
1966n2.bmp 6回裏、郡山・木村の右中間2塁打などにより1死満塁とされ、宮井のレフト前安打で1点、さらに押し出しで2点を先行される。一商は7回表、有賀の安打とサードエラーから1死1・3塁とし、井上のスクイズで1点を返す。さらに8回にも2死から和田がバントヒット、工藤がエンドランを決め、有賀の中前打で同点に追いつく。延長10回の表1死から、内藤がセンターオーバーの3塁打。続く和田に対して敬遠のボールが暴投になり1点を勝ち越し、以降、リズムの崩れた郡山から計4点を奪い、勝利を決定づける。相手投手:植村秀明(2年、広島)。
準々決勝2-4松山商業
横浜一商 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2
松山商業 0 1 0 0 0 3 0 0 X 4
1966n3.bmp 2回裏、松山商業・西本のホームランで1点を先制される。6回裏、松山商業の3番・幸田を四球で歩かせ、2死から坂本の中前打で1・2塁とされた後、平岡の平凡なショートゴロを工藤がトンネルし、1点を追加される。さらに気落ちした佐々木から、岡田が走者一掃の3塁打を放ち、計3点を奪われる。最終回1死から和田が1塁エラーで出塁。工藤のサードゴロも1塁悪送球となり1・3塁。続く有賀のショートゴロで1人が帰り、さらに米長の右翼線2塁打で計2点を返すが、後続を絶たれそのまま敗れる。相手投手:西本明和(広島)。
《松山商業のその後》準決勝○1-0小倉工業/決勝●1-3中京商業
甲子園決勝戦中京商3-1松山商業序盤に1点ずつを奪い合い、迎えた5回表、中京商業が川口の2塁打と交野の安打で1点を勝ち越し。さらに7回にも1点を加点。投手:加藤英夫(近鉄)−西本明和(広島)
《中京商業の戦績》中京商業2-0秋田/中京商業5-4岡山東商業/中京商業4-2桐生/中京商業2-1報徳学園/中京商業3-1松山商業
出来事44回大会の作新学院に続き、中京商は史上2校目の春夏連覇。
主な選手 ◇岡山東商業:青井泉(新日鉄広畑)・岩久保時久(国士舘大→三菱自動車水島)・池田栄治(熊谷組)・佐藤直信(日本石油)・小野田和幸(鐘淵化学→三菱重工水島)・小橋輝也(三菱重工水島)・松本義則(三菱重工水島)◇花巻北:千田伸生・小瀬川勇孝・小原繁・姉帯昇次・高橋照美・奥山基・伊藤憲秀・掘田泉・安藤信義・沢田成耕◇興南:山川幸雄(亜大)・大城春吉・瑞慶山良武・渡口政二・津波清・池村英世・佐久川紀明・本若正次・下池恒逸・瀬長清◇桐生:前野和博(芝浦工大→東芝)・園田正司(東洋大→電電関東)◇金沢商業:庄田富男・西川康男・杉本秀夫・土橋博司・黒田道夫・高田秀次・口田敏雄・丸銭穣・松村宅治・川村外志夫◇駒大苫小牧:今井貞夫・中陳隆史・藤谷修三◇釧路江南:平山英雄(阪神)・立花寿幸・小森修・江口英夫・八田純一・石動和裕・佐々木清美・高松博美・岡部勝行・中塚進◇郡山:植村秀明(2年、広島)・宮井信雄(松下電器)・白滝政孝(関大→新日鉄広畑→中日→近鉄)◇広島商業:山本和行(2年、亜大→阪神)・三村敏之(広島)・山下茂樹(関大→電電中国)・両祖康典(神奈川大→河合楽器)・永山貞義(法大)
◇甲府工業:井上正巳・深沢修一(巨人→広島)・西村公一(阪神)◇三重:水谷孝(阪急→巨人→阪急)・榎本直樹(中京大→拓殖銀行→ヤクルト→広島)・水野英生(中京大→日本石油)・菊田雄二(中京大→日本鋼管)・水谷清仁(中京大→拓殖銀行)・多賀正文(日本軽金属→ホンダ鈴鹿)・田中憲二(東海理化)・山本進洋(東海理化)◇鹿児島実業:川畑和人(東京→中日→広島→阪急)・揚村孝二(関東学院大→ティアック→三菱自動車川崎)・榊悦次(関東学院大)・畠中秀己(富士鉄名古屋)・森園真一・筏達男(2年)・満園信一・白川常男・田上修・倉津時和◇修徳:辻正孝(いすゞ自動車→東京ドラゴンズ→中日→東映→日拓)・森二郎(駒大→電電東北→電電東京→熊谷組)◇秋田:斎藤正人(秋田相互銀行)・大久保正樹・加藤秀盈・成田剛史・工藤真悟・角崎敏雄・菅原広悦・工藤茂丸・渡辺健一・一関房雄◇小千谷:田中実・田中俊雄(2年)◇小倉工業:小形利文(新日鉄八幡→東映)・丸本信吾・横山晴久(法大→東映)◇松山商業:西本明和(広島)・沢田悟(駒大→伊予銀行)・水中良博(駒大→丸善石油)・森達朗(東洋大→伊予銀行)・岡田聖二(東洋大)・窪田欣也(亜大→丸喜石油→丸善石油監督→松山商業監督)◇静岡商業:繁田久雄(金指造船所)・千頭和顕二(静甲いすゞ)・奥柿幸雄(産経)・杉本淳治・鈴木章文・長橋真樹・安田幸四郎(静甲いすゞ)・野田英二(日本軽金属)・市川豊次郎・長辺高広◇早鞆:村上利春(東芝)・坂本義雄(阪神)・大小瀬和夫(日本石油)
◇中京商業:加藤英夫(近鉄)・矢沢正(巨人)・井熊博一(中日)・平林二郎(阪急)・西脇昭次(中京大→電電信越)・光岡俊郎(中京大→トヨタ)・片野正人(中京大)・芝田政博(全鐘紡→トヨタ)◇長崎海星:高比良隆幸・橋本逸夫・芦塚啓二(2年)・鳥井正臣(2年)・橋本五郎(2年)・浜口司朗(2年)・島孝幸・橋口保志・内野泰寛(2年)・下田定道(2年)◇津久見:岩崎忠義(東京→日ハム)・三浦保雄・石井康信・安部康広・矢野敏明(2年、日鉱佐賀関)・土岐厚・山本哲夫・佐々木茂幸・竹長幸男◇塚原:吉江喜一(産経)・武田憲明・中田行則・青柳邦夫・川口正勝・西沢信次・風間建治・宮坂忠夫・中切猛・恩田誉男◇福島商業:郷家元信・片平政泰・引地健二(2年、駒大)・守山正人・伊藤俊一・歌川善介・高橋正之・伊深昭司・高橋一朗・斎藤常二郎◇平安:畑矢敬治(全大丸)・門野利治(近鉄)・杉政忠雄(関大→西川物産)・伊藤博昭(法大→大昭和製紙北海道)・江島巧(2年、中日→ロッテ)・荒木宣雄(京都産業大)・北山安夫(京都産業大)◇報徳学園:荒武康博(西鉄→プロゴルファー)・前田正広(中大→新日鉄広畑)・伊藤隆司(青学大→鐘淵化学)・藤田透(関大→クラレ岡山)・小畠光一(日大)◇北陽:園田喜則(東京)・橋本和行・庄田新一(龍谷大→電電近畿)・新城健吉(松下電器)◇鳴門:森進・山本雅彦・出口貴士・秋田卓蔵・赤松貴右・浜田恭司・豊久英一・山下憲三・斉田耕二・坂東順司(2年、巨人)◇竜ヶ崎一:持丸修一(国学院大→竜ヶ崎一監督→藤代監督→常総学院監督→専大松戸監督)・北沢節男・大和田広・田代治夫・倉持透・石橋辰夫・斎藤照男・榎本哲夫・山崎満・佐藤繁

県大会決勝戦一商1-0武相
武相 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
横浜一商 0 0 0 0 1 0 0 0 X 1
1966k.bmp 平和球場初の満員札止め。4回表、武相がエラーと川村の中越2塁打で無死2・3塁の好機を迎えるが、一商・佐々木−米長のバッテリーにスクイズを見破られ3塁ランナー・香坂がタッチアウト。5回裏、横浜一商は井上の3塁強襲と武相3塁手の悪送球で無死2塁のチャンス。正木のバントで3進した後、8番・波多がレフト前にタイムリー打を放ち、決勝点となる。投手:田丸−佐々木。
出来事一商が武相の3連覇を阻む。以後、昭和50年に横浜商大に改称。津久井が投手・高梨を擁し、準決勝進出の大健闘(1-5武相)。1回戦、神奈川工業−法政二戦で神奈川工業・角井が名門・法政二をノーヒットノーランに抑え、7-0で降す快挙。
《準々決勝以上の結果》
[準決勝]横浜一商4-2慶応/武相5-1津久井
[準々決勝]横浜一商5-0逗子開成/慶応5-0横浜/津久井5-2幾徳工専/武相10-4南
主な選手 ◇横浜一商:佐々木正雄(日大→日大明誠監督→横浜商大監督)・内藤博(日本コロムビア→日本鋼管)・有賀信一(日本石油)・米長賢一(日本石油)・正木清一・工藤好明(関東学院大→電電信越)・和田唯志・波多正人・井上泰司◇横浜:米山哲夫(浜田産業→東芝→西鉄→広島)・熊沢・加藤泰夫(2年、神奈川大→東芝)・藤本・山口富雄(神奈川大→三協精機→太平洋)・山重芳雄(専大→ホンダ鈴鹿)◇慶応:長谷川裕展(慶大→日本石油)◇桜丘:荒木清志(立大)◇神奈川工業:角井功◇浅野:板東(立大)・伊藤(慶大)・菅野・盛(明治学院大)◇藤沢商業:陽田浅吉(神奈川大→河合楽器→近鉄)◇武相:宇田・島野修(1年、巨人→阪急)・田丸・板倉丈二(駒大→日本通運)・岩崎・川村政男(法大)・佐伯隆文(神奈川大)◇淵野辺:高木由一(相模原市役所→横浜)




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